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オリジナル小説つらつらと

オリジナル小説「人の自我と悪魔の理」書いていきまーす

ピピピピピピピピピピッ

午後3時にセットしたアラームが鳴り響く。

もそっと布団からはい出た俺はゆっくりとした動きでアラームを止める。

午後3時とはいえ、太陽はまだまだ自己主張をしていて

カーテンの隙間から日光が入ってくる。かなり眩しい。

俺はうつ伏せになりながら三度寝をしようか考えた。

眠い、かなり眠い、夜更かしが立った。

布団に包まれているから、心地よい眠気が襲ってくる。

この眠気に身をゆだねようか…とか思っていたら

背中に「ぼすっ」と衝撃

なにやら背中が布団越しに踏みつけられる感覚

顔だけで後ろの方を見ると

「…なんだよ、カヨ」

「いい身分ね、と思っただけよ?マスター?」

高校の制服を着たカヨが立っていた。

「私に高校に行かせながらマスターがのんきに寝ているとは、えぇ、わかってます

 わかってますよ?夜中に何をしているのは知っていますが…何故か腹立たしいのです。」

体重を乗せてぐりぐりぐりと背中を踏みつけてくる。

そのせいで俺の背骨が悲鳴をあげそうになったその時、窓を叩く音が聞こえてきた。

カヨが足を離してくれたおかげで動けるようになった俺は立ち上がって窓を開ける。

そこにいたのは一羽のカラス、名前はヤタ、俺の使い魔だ。

空いた窓から部屋の中に入って来て、俺の右腕の上にとまる。

『マスターが調べて来いって言言っていたこと調べてきましたぜ』

心の中に声が聞こえてくる。

ヤタはしゃべれない、そのかわり念話でなら会話が出来る。

『マスターの思っている通り、聖杯戦争は起きているようですぜ?ただ?』

ただ?

『今回はなにやらおかしいようですぜ。
 
 令呪を持っていてもサーヴァントが召喚できないようで

 今夜監督役からなにか話があるようですぜ』

わかった、また何かあった時は頼む

『ラジャ』

ヤタが消える。

ヤタがのっていた俺の右の手のひらに刻まれている令呪を見つめていた。

これが浮かび上がったのはつい先日の事だ。

当初はかなり驚いた。

まだ実家にいる頃両親から聖杯戦争については教えられていた。

その時に聖杯戦争は基本冬月市でしか行われないと教えれらていた。

とはいえ、俺の右手には令呪が浮かび上がったのは事実

令呪を狙う魔術師にいつ襲われるかわからない

だから自分の身を守るための準備をし

つい先日サーヴァント召喚しようとしたが失敗

原因を探っていたところだったのだ。

ヤタを使って調べていた事なのだが…

やはり、この聖杯戦争は何かおかしい。

なぜこの街で聖杯戦争が起きるのか

どこか作為的なものを感じる…


別の場所

彼を同じ考えを持つ者がいた。

彼は構えた自身の工房で自ら調べてまとめた資料を読んでいた。

彼の名前は来須牧彩香(まきさか)時計塔から派遣された魔術師だ。

彼の目的はこの街で起ころうとしている聖杯戦争について調べる事

プロフェッサーによって派遣された彼も先日サーヴァントを召喚しようとして失敗

原因を探っていた。

原因を探っていく中で別な不可解な点が浮かんできたのだ。

調べてわかったことだがこの街は極上の龍脈の上に存在するのだ。

だが、調べてみる限り聖杯戦争の兆候が出る以前にこの街に魔術師の家系は存在せず

魔術師の工房の一個のみ

更にこの街の事はここに来る前資料を呼んだが、この龍脈の事など書かれていた無かった。

という事から誰かがこの街ごと、龍脈の存在をも隠せる規模の隠蔽の結界を

張っていた可能性がでてきた。

一体どこのだれが何の目的でこの街の事について隠していたか

彼の次の目的はそれになった。

彼は一端これまでの事を報告すべくプロフェッサーに連絡を入れた