
24のとき、26の女性と会った
年齢じゃなく、「美少女」と呼ぶにふさわしい容貌だった
染めていないだろう栗色の髪。男性から見てほどよいだろう高さの身長。スタイル。こぢんまりまとまったパーツが配置された顔だち。
その愛らしいくちびるからは、小鳥のように澄んだここちよい声。
これまでたくさんの美人に出会ったけれど、彼女いじょうになにもかももっているひとはいない
けれど話しているうち、こんなにも恵まれた容姿なのにもかかわらず、かの女はいましあわせではないかもしれないとおもった
小学生のうちから受けつづけたセクハラ。
美容院に行くと、男性の美容師から「もっと早く来てほしかったなあ。待ってたのに」と、じょうだんに聞こえない口調で言われる。
かの女とふたりで歩いていると、ポケットティッシュを配っている男のひとに、いらないというしぐさをするのに、「そんなこと言わずに、ねえねえ」と言われる…
近寄りがたい美人ではなく、むしろ近寄りたくなる、庇護欲をそそられる、美少女…
男性たちは彼女の容姿で近寄ってくる
彼女はそれを知っていて、うっとうしいとおもっいる
ちゃんと彼女のこころを視てくれる男性はいるのだろうか
その後彼女はそんな男性に出逢っただろうか
いまも彼女のことが、わすれられない








