生死の理由「うさぎって、かなしいと死んじゃうのよ!」あなたは“うそだ”って言ったじゃあなたしってる?胎児って、うまれること 望まれてないと自分でわかって、へその緒首にまききって、自殺する、ってわたし、胎児のかしこさに尊敬と、なみだをえがいたさみしいからじゃない、生きる場所がないからうさぎも人間も死ぬんだってわかったかなしみをいたいほどしってたあなた、しってた?
魔法の本いつか 古本を買ったなぜか その本は 「なつかしい」かおりがした自分のしらないかおり、けれど なつかしさを たしかにかんじたどうすれば、このかおりがでるんだろう。香水だろうか。それとも、本特有にかける、なにか香水をかけたら、本がよごれる。たぶんちがうじゃあ、なに長年の ふしぎだったさいきんひさしぶりに 自分で買った ふるい 本のページを開けてみたびっくりしたそれは、ふるい紙のにおいではなく さがしもとめていた かおりだったわたしの買った、本なのに…本には魔法がかかっているまだ、原因がわからないけれど本にはなにか わたしがしりえない 魔法がかかっているその魔法に酔いしれ、わたしはまたページを 繰りつづける
生きてる証明わたしがなにをしても笑ってもなみだしてもねこを抱いててもだれかがおぼえててくれなければそれは「なかった」とおなじわたしが笑った顔なみだしてる場面ねことたわむれている瞬間おぼえていてねわたしがたしかに「生きてた」ってこころに縫いとめていてね
愛をしないのならあなたは さいごまで わたしの想いに こたえなかったあなたは さいごまで わたしにキヲクだけを のこした「愛」を応えないならさいしょから 拾わないで愛は 出逢った瞬間に はじまるあなたはしっちゃいなかった「どこに」「はじまりが」あるかなんて。…
独り残されてからあなたとさいごに逢った日わたし ワイン色のビーズの髪どめ つけてたあなたとさいごに逢った日わたし ねむるまえにこんな曲 聴いてたキヲクが痛くて 痛くてもう あの髪どめは つけられないかも しれないあんなにだいすきだった曲なのに胸が ちくちく 痛いちくちくが じくじくになみだに なるまえにこの痛いおもいどこに棄ててきたら いいの
ねこ捕りホイホイ彼はすごくこまっていた おいしそうなにおいがするから ためしに手をつっこんだけど… べたってはりついて とれなくなっちゃった! 歯でかじってみる 手をぶるぶるふってみる バランスくずして床に手つけたら、 よけいとれなくなっちゃったよお! もううごかないほうがいいかもしれない ちかくにいすがあるから、あそこでパソコンつかってるご主人さまにわかるよう のってまってよう ご主人さま、どうにかしてえ!うおおん、うおおん、とまるでおおかみのようにほえるねこがいた「なにをしてるの」言ってちかづいたらごきぶりホイホイが うちのねこを捕まえてた
命のかぎりようやく泣けた なみだのぶんだけ「わたし」がいるひとりぼっちになって泣いた なみだのぶんだけ「わたし」という存在を しってもらえるそう信じていっぱい泣いて それに負けないぶん いっぱい笑って生きて 生きて人生を 生きて。…どこかに どこだろう? もとめる岸辺へたどりつきたい「きょう セントポーリアが いのちいっぱい 咲きました」うれしいな「きょう 食べものが おいしくかんじられました」…うれしいないのちを摂取し こころのかぎり「自分」をせいいっぱいさけんでるわたしはきっと 後悔はすくない。
魔法のスティック京都で買ったかんざしじつはまだ、つかっていないつかいこなせないのだこんな1本の棒で、髪をくるくるまとめられるなんて、むかしのひとは、なんてアイディアに富んでいたのだろうふいと、手にとってみる「あ。…」子どものころの記憶がよみがえる3歳くらいのとき、あめのもち手をくるくるまわし、自分に魔法をかけなかったっけ「おとなにへ~んしん!」とか、やってなかったっけくるくるまわしてみたなんだか、夢がかなうような気がしてきた
銀髪のあなたうつくしき銀髪をあたまに冠している そのひとはこころも とても うつくしい家でじっとしていたらからだがなまけるからたまにまちを バス散策するけれど 歳がいっているから バス代は ただ「きょうはね 4回バスに乗ったから 4回ぶんのバス代をためているんです」…なににつかうのかな「そのぶんを、どこかしらに寄付しているんです」きれいな銀髪のそのひとは こころも とてもきれいでわたしを 感動させるわたしのこころを熱くさせる