かの女は、学校でいちばん成績がよかった
それにくらべて、かの女の実の弟は いつもびりから2番めだった
「おねえさんはあんなに成績がいいのに、弟さんはどうしてこんなに成績がわるいのでしょうか」
とせんせい
弟とも血のつながっていないまま母はほほえみ、
「姉は成績はいいが、根性は曲がっている。将来は嫁のもらい手もないかもしれない」
「弟は学校の成績がわるいかもしれませんが、心根がいいんです。将来はだいじょうぶだと安心しています」
と、平然とこたえた
子どものいいところしかみつけない
できるようで なかなかできないことを言うまま母は
すなおにすごいと おもう