。+°:*.氷花.*:°+。 -HiKa- -10ページ目

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あなたにどうか、
とどいてほしい、
わたしのこころ。


「髪をほどいてみたり とつぜん泣きだしたり」…
「わくわくするよな おどろきをかかえながら」…


冬になると このを おもいだすよね

まいにちが わくわく どきどきしていたら いいね
そうまいにちが きらきら ぴかぴか しているの

あなたを 油断させないためじゃない
わたしが きのうのわたしをぬりかえてゆく

わたし自身もおどろくような わたしに そう
なってゆきたい

胸に じかにとどけ
この念い。

じかにとどいてとどいてくるくるまわれ
まわれこの念い。


熱い氷のようにこころをわしづかみにするのよ


さあわたしのこころよ踊れ
こころよくるくる踊れ。

あなたに
うらみごといっぱい

だけどあなたに
あやまりたいこといっぱい

どちらもあるの

でももうつたえられない

もどかしい、おもい。

これは実話。

失恋した だいすきだったひとに それはまるで この世が終わったかのよう
けれど 招待されたともだちの結婚式 行かなくちゃいけない
「失恋」と 「結婚式」 これほどかなしいくみあわせも ないのに

そこで 写真係をしていた新婦の弟さんと出逢う
写真を撮るがわと 撮られるがわ
それは とてもしぜんな出逢い

それから… 季節がひとつ めぐって

図書館で出逢う
「やあ」 「まあ」
おたがい読書ずきだったのだろう 話を ぽつり ぽつり する

もちろんそれだけで 恋心がめばえるわけがない
ふいと 再会した それで きっと終わったにちがいない

けれど…

プールにあそびに行ったとき
こまかいお金がなくてこまった どうしよう… そう、おもった
「どなたか、こまかいお金、もってませんか?」
列のうしろをふり返った。そこに 
彼がいた…

ふたりはお茶をしたという
「年下だったから…」 気がねなく話ができたの…
緊張することもなく 気がるに 話ができたの…

偶然だけど… 偶然じゃ…もうない

ときをかさね… 想いをかさね…


のちに2人は、結婚した

小学生のとき…
うちの犬と、ともだちの犬、なかよしだった

なにをするのもいっしょ。
あそぶときも、帰るときも、リードにつながれるときも。

だけど、うちはひっこした

わたしとともだちは覚悟で、最後の日をすごしたけれど、
犬たちがそれをしるよしもない。…

その後、うちの犬は、環境の変化についていくことにせいいっぱい。

ともだちの犬は…

ともだちのおにいさんがさんぽしようと、鎖からリードに変えようとしたとたん、
脱走した

もしや…?

予感は的中。

もと、わたしの家に行っていて、玄関にすわって、「逢わせて」って、しっぽをふっていたという


いまは もう どちらの犬も 亡くなっている

どうかあの世で 出逢って たわむれてほしい
おとなの勝手で 引き離した 犬たちよ

は3年まえにすがたをけした

彼は3年まえにこつぜんとすがたをけした


…… きみにあいたいよ。 ……


わたしはまちつづけてる

どんなに月日が経とうとも

わたしはまちつづけてる

どんなにあたらしくねこを飼おうとも。

しましまもようの、
勝手でやんちゃで放浪癖があっていつも困らせてばかりで
そのくせたのしくておもしろくてひとなつっこくてどこか人間くさくて
とても

いとしき彼を。

「別離れよう」、あなたが言った

わたしは…

ただ だまって うなずいた
おとこのひとは いちど決めたことを翻さないって みぢかで経験したひとがいて そして自分でもそうおもっていて しっていたから

理由は すべて うちの両親が越えられてきたもので 理由になんかならなかったけれど
あなたがそう決めたのなら、わたしはなにも言うことはなかった

うなずいた…

ただ


うなずいた。

わたしに血縁が できました
10月に 甥が 生まれました

姉の子どもです


ちいさな ちいさな子は
とても とても なつかしい感覚を呼びおこして…

わたしのこころも あたらしく

生まれかわります

ずっと あなたといっしょに生きていくって決めたから
ずっと あなたの半歩後ろを歩いていくって決めたから

だから
つないだこの手を離さないで

わたしにはあなたしかいないから
あなたしか、人生最強の味方はいないから
でも なにかが わたしたちを ひきはがしてしまいそうで


…こわいの。…


…だから…

この手を離さないで

あなた

信じたい
信じるしかない

どちらももってるこのきもち

けれどきっぱりと


「信じてる」


そう胸はって言える
胸はって言うことのできる
権利あるうつくしい女性に

いまなりたい