仲代達也ではなく、「楽々精算」のCMの俳優さんの方が似ているかも。
どっちでもいいか……
手術室に入ると、なぜか60年代、70年代のアメリカのフォークミュージックが流れていて、「なんで?」って、思ってしまって、笑うのをこらえていたのですが、すぐにそれどころではなくなりました。
結構痛かったのです。
私は麻酔の効きが悪いようです。
昨年、大腸の内視鏡検査でポリープを取ったときも、痛かったのです。
大腸検査は、普通は寝ているうちに終わるらしいのですが、看護師さんが私が起きているのに気づいて、「あれ? 寝てない」って、驚いていました。
そのときは、麻酔を追加しても効果なかったのですが、その原因をパイプ仲代先生が教えてくれました。
電気を使うと、麻酔の効いていない部分の神経が反応して、痛む人がいるのです
そういう人には、麻酔を追加しても無駄なんですよ
電気メスで切ったり焼いたりするとき、局所麻酔の範囲外の神経に電気が伝わって反応してしまうことが原因だったのです。
確かに私が痛いと感じたのは、膀胱だったり、肛門の近くだったりして、実際に手術をしている箇所とは違う場所でした。
チクチクする痛みではなく、鈍痛なので我慢はできたのですが、いつ終わるのかわからないのが辛かったです。
私の精管は人よりも奥にあるらしくて、結局手術に40分かかったのですが、仲代先生は慣れているのか、雑談しながら手術するのです。
他の医院も検索しましたか?
ええ、ネットで検索しまくりました
当院に決めた理由はなんでしたか?
そうですね。口コミの評判ですかね。
それと、経験がありそうだったのと、あとは……顔ですかね
顔ですか!?
仲代先生が初めて笑いました。なんだか勝ったような気分になりました。
営業スマイルが一切ないところが決め手でした
そうですかw
営業スマイルが出来たら、YouTubeにアップしてどうのこうの、 営業スマイルの若い医師はどうのこうの。
仲代達也、執刀中なのに話が止まりません。
(大丈夫かな、俺のパイプ……)
先生は饒舌ですが、そこそこ痛いし、手術はなかなか終わらないし、私の陳さんがダメになったりしないだろうかと心配になってきました。
こんな書き方をすると、やぶ医者じゃないかとの印象を与えてしまうかもしれませんが、先生に焦ったところが全くないので、多分大丈夫だろうと思ってました。
逆に、営業スマイルの若僧に任せなくてよかったと思いました。
手術は無事に終わりました。
すでに術後7時間ですが、特に問題はありません。
術後の注意事項については、次の回で報告します。


