先日、髭を剃らないまま、白さんと会いました。

 

 理由は割愛しますが、不精髭を生やしたまま会うしか方策がなかったのです。

 

 私は丸顔の童顔ですが、不精髭が生えていると、ちょっとワイルドな感じがして、少しはイケてるように見えるかも、という期待もありました。

 

 え!? イメージ全然違う!

 

 そうですか? ワイルドな感じがしますか?

 

 ちがう。株で破産しちゃった情けないおじさんって感じ

 

 は?

 

 すごくみすぼらしくて、可哀想な感じ

 

 そ、そうですか。すみません……

 

 なんで、この人はこんなにも容赦ないんだろう。

 

 

 容赦ないといえば、正子さん。

 

 私がれもんさんのお眼鏡にかなわなかった原因はどこにあるか、って話になったのです。

 

 ハイスぺでないってのが、一番の問題じゃないでしょうか?

 私がイーロンマスクだったら、結果は違ったはずです

 

 そう私から切り出したところ、

 

 それもあるけど、何といってもビジュアルね

 ビジュアルがまったくイケてないってのが大きいわね

 

 ……

 

 あ、言い過ぎた? 傷ついた?

 

 いえ、全然

 

 私はビジュアルが売りではないので、何を言われてもまったく気にしないのですが、普通の人だったら立ち直れなかったりするんじゃないでしょうか。 

 

 

 そういえば、シンママさんからも言われたことがあります。

 

 麻布台ヒルズのチームラボはカップルで溢れてまして、私とシンママさんも一応カップルに見られるだろうと思ったのです。

 

 でも、なんでこんな綺麗な人がさえないおっさんと一緒にいるのだろうって、周りから不思議がられるんじゃないか、というような話をシンママさんにしました。

 

 すると、シンママさんは私の顔をまじまじと見て、くすっと笑って、私を指さして言いました。

 

 うん、これだもんね

 仕方ないよ

 

 

 男は顔じゃないって思っていたのですが、顔も大事だって話でした。

 パートナーは今まで夢中だった子育てを半ば強制的に取り上げられて、生きる方向性を見失っているように思います。

 

 逆に私は、遊び半分の子育てから、子供と正面から向き合う本当の子育てを強いられて、ストレスマックスの状態でした。

 

 ところが、その問題の娘は、9月から日本の地方の学校で、寮生活を始めることが決まっています。

 

 そうなのです。ようやく私は、地獄の子育てから解放されるのです。

 

 おかげで、気づいたらにやけちゃっているぐらい上機嫌です。

 

 

 このように、精神状態が対極的な2人なのですが、会話の中心は、それぞれの精神状態の原因となっている子育ての話になることが多いです。

 

 現在、娘はイギリスに2週間の短期留学に行っているのですが、パートナーの話すことといったら、娘のことばかり。

 

 私はリモートワークで仕事していることが多くて、正直、うるさくて仕方ありません。

 

 娘が洗濯できているのかとか、ちゃんとご飯食べているのかとか、はっきり言って、どうでもいい話です。

 

 それで、ついつい「そんなこと心配しても仕方ないだろう」って、声を荒げてしまいます。

 

 パートナーに向かって、声を荒げるなんて、そんなことは今まで絶対になかったのに。

 

 最近、パートナーを大切にしていないと心から反省しています。

 

 一番大切にしないといけない人なのに……

 先輩がゴル友を探すためにアプリに登録したそうですが、速攻でやめたそうです。

 

 この私に返信がまったくないって、いったいどうなってるのよ!

 

 えらいお怒りのようでしたが、写真も載せず、年齢40歳と記載しているだけでは、なかなか難しいと思います。

 

 40代女性ゴルファーに対するおっさんたちが持つ勝手なイメージ

 

 ・カサカサの浅黒い肌

 ・白髪交じりの痛んだ金髪

 ・胸ボタン全開のポロシャツ

 ・ミニスカートから伸びる張りのない足

 ・しゃがれた大声

 

 先輩は上品な美人ですので、上記のいずれにも当てはまらないのですが、そんなこと、アプリのおっさんたちにはわからないです。

 

 この界隈の40代女性は、一般人とはかけ離れたピラミッドの頂点に君臨する美貌を持つ人ばかりで、そんな人たちしか見えていない先輩は、自分が世間的に非常にレアな40代だという自覚がまったくないのです。

 

 私がゴルフ場で見る女性は、20代のキャバ嬢か、美しさをどこかに置いて来た人しかいないです。

 正子先輩とはほぼ隔週で会っております。

 

 今回は株の話はほとんどしなくて、ゴルフの話がメインでした。

 

 上手くなったら、一緒に行きましょうってお誘いしたのですが、じゃあ、女性3人と私でって、みたいな話になりました。

 

 嫌です

 

 即答でした。

 

 私にメリットがないですって、言っちゃいました。

 

 

 実は事前にそういうシミュレーションをしていたのです。

 

 1人1人、お迎えに上がって、ゴルフのプレー代、昼食代、お足代を出すところまでは、全く問題ありません。

 

 きれいな人たちですし、話も面白いので、その楽しさはプライスレスですから。

 

 

 問題はその後です。

 

 18ホール、ずっと3人のキャディ役を務める必要があります。

 

 先日、ゴルフしたとき、1人初心者がいて、炎天下の中、毎回彼のボール探しを手伝い、グリーンを行ったり来たりを我慢強く見守り、何打打ったのかを数えてあげて、心底疲れました。

 

 私ともう1人の2人で初心者1人をケアしてもこの有り様です。

 

 ってことは、あれの6倍かよ、って思うと、お金を払ってまですることじゃないな、って思っちゃいました。

 

 

 とりあえず、私の友人のおっさんたちのパーティに、正子さんに紅一点で参加してもらうところから始めたいと思います。

 

 3人で1人のキャディをするのであれば、全然問題ないですから。

 

 

 お姫様のように接待させていただきますので、楽しみにしていてください。

 数年ぶりにゴルフをしたのは、知り合いから誘われたからです。

 

 知り合いというのは、いくつかの基幹システム導入プロジェクトで、いっしょに働いたことのあるドラゴン君です。

 

 今年50歳になる彼が、私のプロジェクトに出入りするようになったのは、彼が新卒のときからですので、もう30年近くの付き合いになります。

 

 システムエンジニアで優秀だと私が思う人はあまり多くはないのですが、彼は間違いなく優秀です。

 

 そんな彼が、AIを使ってシステム構築していると話してくれたのですが、その内容は、私の想像をはるかに超えていました。

 

 まず、AIのエージェントに役割を与えるそうです。

 

 コーディングするAI、テストをするAI、それらをマネージメントするAI、といった具合です。

 

 ドラゴン君が要件を入力し、いくつかの指令を与えると、AIが役割に沿って、システムを構築し始めます。

 

 マネージメントするAIに1時間ごとに進捗状況を報告するよう命令を与えると、律義に1時間に1回、報告を入れて来るらしいです。

 

 すげえな!

 

 私はただただ感嘆するしかありませんでした。

 

 シュガースさんだったら、絶対に夢中になると思いますよ

 自分のアイデアがすぐに実物になって動くのですから

 

 使い方がわからなくて、どう質問していいのかもわからないのだけど

 

 それもAIに聞けば教えてくれます

 

 マジで?

 AIがそんなに凄いと、会社にいるぼんくらって、要らなくなるんじゃないの?

 

 そうですね

 

 

 家について、さっそくAIに、業務システムを作るにはどうすればいいかを聞いてみました。

 

 いろいろとやり取りした結果、数人がかりで数か月はかかるシステムを1日で作れそうです。

 

 しかも、くそ出来の悪いプログラマーに指示するよりも、ずっといいです。

 

(これはマジですごいな……)

 

 とはいえ、ドラゴン君も列挙していたのですが、いくつか問題はあります。

 

 しかしながら、ぼんくら共と一緒にやるよりは、はるかに効率よく、かつ、ストレスなく、システム構築できそうです。

 

 

 ただ、夢中にはならなかったです。

 

 なんだかやたらと面倒に感じるのです。

 

 どうやら、システム開発は完全に飽きてしまったようです。

 

 若いころ、プログラミングにあんなに夢中になっていたのに……

 

 ゴルフもそうです。ゴルフを始めて数年は、事故でゴルフが出来なくなったら人生終わりだと不安になるほど好きでした。

 

 それが、数年に1回やる程度になり、ハーフ回ったところで、まだ9ホールもやるの? ってうんざりしてしまう程度になってしまいました。

 

 

 つい最近まで夢中だった株式投資もそろそろ危なくて、最近はデイトレしていないです。

 

 

 では、恋愛はどうでしょうか?

 

 私はもう新しい恋愛はしないと思います。

 

 仲良くなるまでは、人が変わるだけで、毎回同じパターンのような気がします。

 

 私の場合、ある程度仲良くなってからの深い付き合いの方を面白く感じるみたいです。

 

 10人と浅い恋愛をするよりも、数人と深い心の関係を築くほうが、楽しいのです。

 

 1人ではなく、数人ってところが残念だって言われそうですが、1人だけだと飽きてしまうので。