やきとり王子 -9ページ目

消費増税の前に


昨今、野田総理になってから、あっという間に話が進みつつある消費増税。
みんな世の中的に既に受け入れ態勢を取っているような感じがとても気になる。
4年間は消費増税しないと言って始まった政権であり、マニフェストに向かうべき日本像を提示した政権だったはず。
伊藤敦夫が「日本はマニフェストに振り回されている」と言うが、本来4年かけてその真価を問うものであり、その間マニフェスト通りの政策実現を目指す事が役割のはず。
消費増税を「いつかはやらなきゃいけないこと」なんてしれっと言っている人が結構いるようだけど、景気が悪いと言っている時に消費増税はやはり逆進性が強すぎる。

ところでボクは以前は消費増税に条件付で賛成だった。ベーシックインカム導入を条件にしてその財源としての消費税なら良しと思った。消費税は「消費」に対して掛かる税金なので、慎ましやかに生きる人からは取れない仕組みと思った。そういう意味で条件付の賛成だったのだ。

しかし今進んでいる消費増税は、消費増税そのものが目的化しているような報道の仕方である。増税の話ばかりで社会保障のあり方が全く議論されていない。もしかしたら国会議員レヴェルでは話されているのかもしれないが情報が降りて来ない。というか庶民レヴェルで社会保障の話なんて議論していないんだから当然だよな、とも思う。

ところで消費税のあり方で一つとても気になっている事がある。
というか完全に悪法だと思う条項がある。
それは2004年から始まった「総額表示の義務化」である。

そもそも消費税というのは消費者が購入する時に店舗が代理で税金を徴収する仕組みである。商品本体の値段とは「別」に税金が掛かってくるという情報が本来必要なのだ。

しかし総額表示になってからどれだけの人がスーパーのレジで「税金」を支払っているという感覚を持っているか。ボクもそうであるように9割以上の人は無意識の中で支払わされている事になる。

「結局支払っているんだから同じじゃん」という意見はあると思うし、そこが「総額表示」導入の根拠なんだろうけどそれでは全くダメなんだ。税金てのは「支払っている」という意識を持たなきゃやっぱりマズイのである。

しかも今回の増税でも分かるように税率というのは変化する。しかし総額表示だとそれも含めて価格設定をせざるを得ず、商品の値上げ感が出てしまう。もしくは不当に「企業努力」を求められる事も考えられる。外税なら本体価格と税金が別である事が一目両全になるではないか。

だからなし崩し的に増税に向かう前に、総額表示制度を廃止し「租税しとるぞ!」という意識を消費者に持たせる事を望む。そして社会保障の方向性を先に議論してから、それに必要な財源として増税するのか否かを議論するのが順番ではなかろうか。

本当に「増税」を納得させたいなら、ボクだったらそういう順序で話を進めるけどね。

ちなみに現政府は「お金足りないから税金上げます」って言っている。文字に起すとなんとまあおバカな発言。世界一公務員給与の高い日本は、世界平均の2.3倍公務員に支払っている。世界2位でも平均の1.7倍程度なのに。それだけの税金からの給与を貰っている公務員(経済産業省)がこの前インサイダー取引で告発されている。弁護士は「情報は出た後だからインサイダーではない」と言っているが、そもそも情報を取れる経済産業省にいて、「税金からの給与」で株式投資をしている事に驚くわ。

こういう話を見ると、まだまだ壊せる腐敗箇所はあるように思える。

子供手当てや農家の個別保証制度、高速道路無料化などは、実は中間層に向けた給付の意味があって、成熟社会が向かう福祉国家の方向性を打ち出していたことを忘れてはいけない。

少なくともボクはその方向性は間違いではなかった、と思っている。

未来の為に今を犠牲にしない。

ふと思う事がある。

「現実を見る」て何だろう。現実というのは正にすぐ目の前にある事、起きている事である訳で、それを「見なさい」という。それをどう見てどう判断しても良い訳なんだけど、「現実を見ろ」という言葉を投げかける人には確実に意図がある。それがどうやら「現状を見て悲観しろ」という事らしい。それ以外の文脈が読み取れない程にこの命令形の言葉には「悲観」を提示して、今やっていることを「止めろ」と言っているのだ。

 しかし件の「現実」なんてものは、ただそこにある状況でそれを悲観したところで良くなる事はない。せめて何かにチャレンジする人へのエールであって欲しいが、足を引っ張る言葉でしか存在していない。

 「現実」は「理想」へ向かう為の物差しである必要はあるが、それを「悲観」する事はない。しかもその妄想的な「現実」観に人生を委ねてしまってはもったいない。

 人はいつ、どんなタイミングでその命を終えるか分からない。もし命を終えた時に「王子は不幸な人間でした」なんて言われたくない。それなら毎日元気溌剌に、何度失敗しても新しい事にチャレンジしていく姿を通じて、仮に若く命を終えたとしても「王子は素晴らしい人生を送ったなぁ」って思われるような人生にしたい。

 人生に無駄にする時間はない。「つまらない」「苦痛である」事に時間なんて本来無い。やっぱり「楽しい」と思えることに全力を向けられる社会にする事が、ボクの理想であり仕事だと思う。

 誰が言ったか忘れたけど最近はこの言葉が気に入っている。

「未来の為に今を犠牲にしてはいけない」

 自分の人生を犠牲にしない。犠牲にするとそのしわ寄せは後世に残る。後世の人間に悲観的な事を言って足を引っ張る。そういうものにはなってはいけない。

 「今を大事にする」というのは「自由奔放に生きろ」というのとはちょっと違う。今を大事に「楽しく」生きることが未来を作るんだから。

2012年の音楽活動

昨日の話。
昨年の8月以降、主だった音楽活動して来なかったけど、新年明けて動き出してみようかと思い、新年会がてら竹宮30年の相方宮川直己と打ち合わせしてきた。

とりあえず決まった事は次回ライブの日程。近日公開しますが、私のホームグラウンド東長崎で開催するのである。ヨロシク!