今日着てた スパーズのジャージ


白くて 黒い文字の



あのときに着てた服

私がまだ 大きく開かれた運命に その輝いた明日に

心を躍らせていたあの日に


着ていた服


偶然にも 二人で初めてツーショットを撮ったときにもその服だったね



そのあと 子どもたちとのアクティビティで絵の具が付いてしまって


洗っても取れなくて


結局 子どものカラフルな手形で埋め尽くされた


あの服


私が顔をうずめたところにも

子どもの手形が押されて


私は それはそれは うれしかったんだよ



あの 大切な思い出が

何か特別なものになった気がして




あなたは あの日に着ていた服なんて覚えていないと思った

私だけがいつまでも あなたの着ていた服や つけていたバンドの色を覚えているんだと


それはそれで 自分だけの思い出で よかったのだけれど


私があの日に着ていた ピンクのポロシャツ

真ッピンクで

あの日二人で見た サンシャインによく映えた

あのポロシャツをあなたは



覚えててくれたね



声を掛けてくれたとき

そのうつむくような笑顔を見て



私は



あなたが好きだと思ったの



スパーズの白い服 ピンクのポロシャツ 真っ赤なトラック 湖の青 水鳥の緑 



あの日 あのExit 9の思い出は



きれいな きれいな 色でいっぱい



ねぇ、あなたは どれだけ覚えてる?



あまりに久しぶりで

喜ぶよりも先に 動揺してしまった


「日本では、彼氏しか私を呼び捨てできないの。」


こう言った日から 私を英語名で呼ばずに

ファーストネームを呼び捨てするようになったね



あなたのイントネーションがあまりにかわいくて

その響きはまるで 私の名前とは違う

何か魔法のように響いて



大好きだった



あなたが私を呼び捨てするたびに

私はあなたの気持ちを汲んでいた



今日 久しぶりにそう呼ばれて

やっぱり魔法のように響いた私の名前は



遠く

遠く


秋の空に。



久しぶりに触れたあなたの手は

私を触っていたときのように緊張していなくて


乾いたその手を

ただ ハイタッチで


嗚呼、あの、私の、大好きな、手



大好きな声




助けて




大声で

大声を出して泣けたら


どんなに楽だろう


あなたと出会ったことを悔やんで

あなたに恋したことを悔やんで

あなたとの思い出を忘れるために


大声で泣けたら


私は泣かない


泣きたいときも泣けない


泣いている自分の声を聞くのが嫌でたまらないから



大声で

大声で泣けたら


少しはあなたの

こぼれそうな笑顔を忘れられた?


who the hell is he?


the guy who brought to the bed and held me


who the hell is he?


the guy whom i bit his tits.


who the hell is he?


the guy whose thing was touching on my thigh.


who the hell? who the hell is the guy i saw in my dream?


who the hell?



just tell me he is the one on the way to me.


near future...

near future...

どうして男って

約束守れないんだろう


どうして男って

守れない約束をするんだろう


どうして男って

期待させてうらぎるんだろう


どうして男って

そのたびに私が泣いていることに気がつかないんだろう



何もしたくない

何もしたくない

何もしたくない

何もしたくない



私の原動力を

私の目指していたものを

私の力を



かえして