★★★★★

2回目。

子どもにも読んでほしくて、プレゼントしようと購入したが、娘に渡す前に読みたくなった(笑)

ガネーシャの課題をするだけでも、続けるだけでも夢は叶わない。

「今」、一歩を踏み出せ、自分が何をしたいのかと頭を使って考えてるうちはダメだよ、と。


子どもにも読みやすく、面白いだろうと(勝手に)思っているのだが、さて、どうだろうか?

いつか、何かしらのヒントなりキッカケになってくれたら、父親冥利で嬉しいのだが。



★★★⭐︎⭐︎

カリスマ的な経営者たちが、それぞれのターニングポイントでしてきた決断。

ひとつひとつは概要なので、物足りない感じがするが、その分、サラッと読める。

決断のとき以外でも、良い言葉がたくさんある。


・著者の決断の瞬間の3原則
 1. 簡単な道を選ばない
   …ぐしゃぐしゃのアルミホイルのデッサン
 2. 大切な決断は健康なときにする
 3. 本質だけを考える
   …ミケランジェロのダビデ像

・ 槍というのは引き時の早いのが極意だ。
     - 本田宗一郎

・ 何ものかにとらわれるということが好かんのです。ポリシーとか座右の銘とかそんなものはない。    - 佐治敬三

・取引銀行の数が多く、それぞれに担当者が必要だから人を減らせない。 「では、取引銀行の数を減らせばいいのではないか」
      - 金川千尋

・順調なプレーヤーよりも、ケガをしたとか、長くやっているのに出番がなかった選手のことを忘れたことはない。
     - 川淵三郎

・本質的に考える。次に長期的、多面的に考える。    - 大山健太郎
   … 計画するのがリーダーではなく、リスクをとって実行するのが経営者だ。


★★⭐︎⭐︎⭐︎

深海底の巨大地形について、深海研究の第一人者で、「しんかい6500」に乗って幾度も深海に潜ってきた著者が解説してくれる。

でも、言葉を読んでもイマイチだな。
やっぱり図や写真とかで視覚的に見ないと面白くない内容。
中途半端に「地球一周旅行」の添乗員みたいな話を入れるより、ご自身の研究上での経験談をもっと語ってくれたらいいのに…

読む前に楽しみにしていただけに、残念!

★★★★★

2回目。

伊坂さんの小説は独特の世界観だけど、その中でもこの作品は面白かったなーと記憶していた…が、内容はほぼ忘れていた(笑)。

そうしたら先日、本屋でこの本を見かけた後、図書館に行ったら返却棚にあって目に留まったので、これも何かの運命かと借りてきた。

槿、蝉、鯨、スズメバチ、劇団 …  殺し屋たちの業界。

陰湿で、理不尽な事柄の中で、「鈴木」の奥さんの明るさが、この物語を救っているような気もする。

「やるっきゃないじゃない」

「(ホテルのバイキングで「私はこれが食べたいのか」と)一対一の勝負をしてるの」


でも、と読みながら思った。

最近の、街中に防犯カメラが乱立している状況では、彼ら殺し屋たちの存在はスグにバレてしまうよなぁ。

小説にも、その時代にしか書けないものがあるのだな、と。
★★★★★

足利義政、日野富子、東求堂、押板床、違い棚、わび、さび、…

これまでは言葉は聞けども興味なく、素通りしていたものに、興味を持たせてくれた。

いつか京都をゆっくり観光したいが、そのときには銀閣寺へ行って、自分の目で改めて眺め、そして義政の世界を感じてみたい。

文庫本になったら、購入してまた読もう。


・宗派に関係なく、仏という至高究竟の存在は、別名を金人という。しばしば寺の本堂が、金堂と呼ばれるのも、金人をまつるが故の名称なので、建物そのものが金色かどうかは二の次であることは、たとえば法隆寺のそれひとつ見てもあきらかだろう。

・歴史の長い時間においては、勝つのはしばしば政事ではなく文事なのだ。

・人の自由のうち究極のものは、人からの自由にほかならぬ。その自由の価値をつきつめた境地にある人類普遍の価値こそが「わび」

・「何もできぬが、何でもできる」
  事務という専門性よりも汎用性をその本旨とする人間的能力に対しての、これは最大の賛辞だろう。

・寝殿造の建物がおしなべて板敷の巨大な空間をかかえこむのは、… 儀式ができて、そのついでとして、日々の生活ができたのである。… 部屋などは必要に応じて、屏風、衝立などで仕切ればいいのだ。

 空間デザインの面から見れば、平安時代とは、間仕切りの時代にほかならないのだ。いまだ「間取り」の時代ではない。

・銭がなければ、人間は、好きなようにものがつくれる。

・東求堂は、義政ひとりの、孤独のための小堂だ。 孤独とは。 不安、不便、不如意というような側面しか持たぬと通常される。 わびしさ、とも言いかえられる。しかしその孤独にむしろ自由という価値を見て、… 「人からの自由」という至高の価値を見て、その価値を特に名付けて「わび」として、…

・「わび」の先には「さび」がある。
 時の、移り。 或るものが時間の経過のせいで、いっそう複雑な、いっそう微妙なおもむきを帯びるとき、そのおもむきを「錆び」という。

 … 「わび」はただ状態をあらわすのみ。… 「わび」は静的な状態である。しかしただの状態にすぎぬ。それに時間の変化を足したものが、すなわち「さび」にほかならない。歴史を足したもの、とも言えるかもしれぬ。