★★★★★
大前さんの著作、久しぶりに面白かった。
内容に新鮮味が感じられた。
コロナが収束してきたことや、ウクライナ情勢をはじめとした世の中の動向が影響したのかな。
様々な論点があったが、電力会社各社の原発部門の統合は必然の流れになっていく気がする。
人口が減少していく中で優秀な人材をどう確保し育てていくかは、原子力に限らず、全ての分野での最重要の課題であり、その一つのモデルになるかもしれないと感じた。
・建築、医療のほかにも、役所の規制や抵抗によって、DXが進まない分野は数多くある。今、日本政府がなすべきことは、計画経済的な「賃上げ」などではなく、21世紀の経済に合った規制撤廃・緩和なのだ。
・原子力分野の人材確保、効率性、安全性などを考えれば、以下が絶対条件である。
①電力会社各社の原発部門の統合
②原発関連メーカーの統合
③全国的な高圧伝送網会社の設立
・農産品は肥沃な土地が生み出すものだから、天然資源の一つと捉えたほうがいい。
・脱炭素の話には、全国で必要とされる灯油やLPGへの具体的な対策がない。
・「構想力の原点」ー 最初に図書館に行けば思考範囲がぐっと狭くなる。「ゼロから考える」
・ウクライナ侵攻は、過去の経緯をたどれば、ゼレンスキー大統領が自身の支持率回復のために行った行為が原因の1つであったと言える側面もある。… 多面的な見方をする必要がある。
・「ノブレス・オブリージュ」(高貴さには義務が伴う)… 独 メルケルの率先した難民受け入れ
・MaaS (Mobility as a Service) 革命の勝者になれるかどうかを決めるのは、(EV化ではなく)もう一つの軸である自動運転技術だ。
… もし日本が勝つとすれば、データベースに基づかない自動運転システムを開発したときだろう。おそらく、センサー技術が強い日本のメーカーにしかできない領域だ。
・OTA (Over The Air 無線通信)
・グーグルは、これから"検索即購買"の eコマース(グーグル)と、自動運転(ウェイモ)の2分野でさらに強くなると予想できる。