★★★⭐︎⭐︎

結果が悪いと、兎にも角にも叩かれてしまう。

社員には優秀な人も多いだろうし、良い取り組みも沢山あると思われるが、やはり戦略の誤りは戦術では補えない、ということか。

解体にはどう進んでいくのか、はたまた起死回生となるのか、いずれにしても注目していきたい。


コンビニエンスストアについての特集も興味深かった。

大手3社の戦略が垣間見れ、こちらも今後の動向を見ていきたい。

セブンが「何を売るか」という従来の土俵で勝負しているのに対し、ファミマとローソンは「どう売るか」という別の競争軸を立て、経営資源をシフトしているという。

それは、セブンが商社系列に属さないのに対し、ファミマは伊藤忠、ローソンは三菱商事との提携を活かし、更には、コンビニは日販で測られていたものを、見方を変えて広告事業やネット販売へシフトさせていく動きに現れているようだ。

最近、コンビニの中をゆっくり観察することもなくなっていたが、久しぶりにサラリーマンの目で眺めてみよう。



★★★★⭐︎

司馬遼太郎さんを代表する作品のひとつとして、前々から読みたいと思っていたが、漸く…。

忍の世界はもとより、後の「燃えよ剣」などにも繋がっていくであろう剣撃の描写などスピーディで迫力があり、今井宗久や前田玄以などの歴史的人物描写も含めて、引き込まれた。

★4つに留めたのは、司馬さんの最初の長編ということもあるかもしれないが、小難しい言葉が色々と使われていて、後に続く作品群と比べると読み難く、言葉が頭に入ってこない感じがあったから。

そのうちまた読み返そう。


★★★★★

これまでのシリーズの想い出、鞭、洞窟、ヘビ(?)、虫なども出てきて楽しめた。

アルキメデスに絡め、最後は戦国自衛隊か⁉︎な展開も、前作の宇宙人に比べれば許せる…か(笑)


子どもの頃から観てきたインディ・シリーズもついに幕かと、もうインディのテーマ曲を映画館で聴けないのかと思うと寂しいが、ハリソン・フォードもよくここまで頑張ってくれた。

インディ・シリーズでどれだけ楽しませてもらい、元気をもらったことか。

素直にありがとうと言いたい。


★★★★★

どう展開していくのだろう、と早く先を知りたくて一気に読んでいった。

途中の病院での「卵」のところでは、ちょっと胡散臭い感じもしたが、後半の女王との対決に向けては必要だったことも理解できた。

最後は、たぶんそうかなと思っていた通りだったが、ベクターが誰なのかや、ヨモツイクサの「心」などにうまく惑わされて、最後までわからないようになっていたのは流石というべきか。


ひとつ物足りないとすれば、自然界に対する人間の驕りや愚かさが、熊やヨモツイクサの餌食となることだけではなく、(うまく言えないが)共生のようなことも絡めていたら、物語にもっと厚みが出たのではないだろうか。


★★★★★

上巻のレビューの中で、
「物語を紡ぐ「己」が誰なのかも見えてきた」
などと書いていたが、おもいっきりハズレていた。

考えていた人物は屋島で息を引き取ってしまった … 知盛から琵琶を頂いていたのに。

今村さんにしてやられたなぁ。


いちばん泣けたのは、一の谷での知章の場面。
良き息子と良き父の場面だった。

・まるでこちらの心を見透かしたかのように、知章が叱咤した。一瞬、その顔が父清盛と重なって見える。この極限の状況で、知章の秘められた将才が、その器の中で暴れ狂い、内側から突き破り竜の如く昇ろうとしている。この長子は必ず己を超える。平家の新時代を創る男になると確信した。

・「父上には生き残り、全てを見届けて頂く必要があります。」


そして、源平の戦いは壇ノ浦で終わってはいなかった。

・…その記の中では、生きるものは皆、頼朝の都合のよいように塗り替えられているはず。
 それを止める。善きも悪きもそのままに、この激動の中を生きた者の姿を後世に伝える。それが知盛より託された希子の、平家最後の戦いであった。


とても面白かった。
文庫本が出たら、購入してもう一度読もう。