最近、「お金のかからない寄付」というものが広まっています。
これは、お金を寄付するのではなく、使わなくなったものなどをほかの人に譲る、というシステムです。
集まった寄付は、世界中の貧困に悩んでいたりする子供たちの教育に役立てられます。
毎年12月は、「寄付月間」です。
これは、NPO法人や企業が協力して、お金儲けを目的とせずに寄付を呼び掛けています。
ある人は、5年間ひたすら髪を伸ばしてきました。
なぜそんなことをしていたのかというと、切った髪を寄付する「ヘアドネーション」をしようとしていたからです。
集まった髪は、病気のせいで髪が抜けた子供たちのウィッグ(かつら)に使われます。
ところで、日本ファンドレイ協会が発表した「寄付白書」によると、昨年、アメリカ人が寄付した総額は約30兆6664億円です。
その一方で、日本は約7756億円です。日本とアメリカでは人口の差はありますが、それでも少し少なすぎるのでは、と僕は思います。
また、イギリスが発表した情報によると、寄付総額ランキングで、日本は139か国中111位でした。こう見ると、日本は寄付に関してあまり積極的ではないことがわかります。
最近広まっている「お金のかからない寄付」を利用して、困っている人の役に立とうとする人が増えるかもしれません。