最近、「お金のかからない寄付」というものが広まっています。

 

 これは、お金を寄付するのではなく、使わなくなったものなどをほかの人に譲る、というシステムです。

 集まった寄付は、世界中の貧困に悩んでいたりする子供たちの教育に役立てられます。

 

 毎年12月は、「寄付月間」です。

 これは、NPO法人や企業が協力して、お金儲けを目的とせずに寄付を呼び掛けています。

 

 ある人は、5年間ひたすら髪を伸ばしてきました。

 なぜそんなことをしていたのかというと、切った髪を寄付する「ヘアドネーション」をしようとしていたからです。

 

 集まった髪は、病気のせいで髪が抜けた子供たちのウィッグ(かつら)に使われます。

 

 ところで、日本ファンドレイ協会が発表した「寄付白書」によると、昨年、アメリカ人が寄付した総額は約30兆6664億円です。

 

 その一方で、日本は約7756億円です。日本とアメリカでは人口の差はありますが、それでも少し少なすぎるのでは、と僕は思います。

 

 また、イギリスが発表した情報によると、寄付総額ランキングで、日本は139か国中111位でした。こう見ると、日本は寄付に関してあまり積極的ではないことがわかります。

 

 最近広まっている「お金のかからない寄付」を利用して、困っている人の役に立とうとする人が増えるかもしれません。

 最近、お城めぐりの楽しみ方が広がっています。

 

 その例として、先端技術のバーチャルリアリティー(VR)などがおおく使われたお城めぐりが挙げられます。

 

 佐賀県唐津市には、以前名護屋城がありました。

 豊臣秀吉が、昔、朝鮮出兵のときに造らせた城です。

 

 現在、天守閣などはありませんが、観光客が増えています。

 その理由として、去年導入された「バーチャル名護屋城(無料)」が大人気なことが挙げられます。

 

 これは、城内でスマートフォンやタブレットなどでVRアプリを使うと、画面に、自分が今いる場所の「昔の風景」が立体映像で映し出されます。

 タブレットは、無料で貸し出されており、今年度の貸し出し台数は1万7千台を超えたそうです。

 

 ところで、VRとドローンを組み合わせて、空から見た城の映像を楽しめるように計画している自治体もあります。

 

 こうすることで、城が立てられた場所の地形(坂が多かったり、海に面していたり)をよく見ることができます。

 また、坂道を歩くのが困難なお年寄りや障害者にも、気軽にお城の景色を見てもらうことも、自治体の狙いの一つです。

 

  これまでのお城めぐりは、各地を歩き回って資料などを見ていくようなものでしたが、今後は最先端の技術が取り入れられ、さらに面白くなりそうです。

 先日、ユニセフが「世界子供白書2017」を発表しました。

 

 この発表会は、東京都内で開かれました。

 

 今回の白書のテーマは、「デジタル世界の子供たち」です。

 インターネットが広まったことで、子供たちが得たことや、安全に活用するために必要なことが発表されました。 

 

 発表では、「インターネットや情報通信技術(ICT)の発達が子供たちの生活を変えた」ということが挙げられました。

 現在は、なんどネット利用者の3人に1人が18歳未満だそうです。

 

 これまで、世界各国の過疎地では、貧困などの厳しい状況により、教育を受けたりすることが困難でした。

 ですが、最近はネットの発達で、勉強や、情報の入手が楽になったのです。

 

 ところで、ネットは、使い方を間違えると、大変な目にあいます。

 

 その主な例が、誘拐です。

 

 ネットの出会い系サイトで、知り合った人と会うことになり、実際に行ってみると相手は犯罪者で、連れ去られるという可能性があります。

 つまり、ネットで知り合った人とは絶対に会わない、ということを覚えておかないといけません。

 

 今年の世界子供白書では、ネットについて取り上げられましたが、ネットを使う人は、きちんと使い方を理解しなければいけません。

 

 

 

 

 

 

 上野動物園の赤ちゃんパンダ、シャンシャンが12月19日から一般公開されます。

 

 パンダは、体の模様や仕草がとても人気ですが、原産国の中国では絶滅が心配されています。

 

 そんな中公開されたシャンシャンですが、混雑を防ぐため、抽選で選ばれた人のみが見られる方式です。

 1日約400組(1組最大5人)に対し、応募総数は24万7083組でした。

 

 シャンシャンの観覧の抽選は1月31日までで、チケットぴあなどのサイトや、電話での申し込みが受け付けられています。

 

 現在、シャンシャンは上手に木登りもできるようになり、とても活発です。

 いつも元気で、1日のうち十数時間は寝ていますが、起きているときは良く動くそうです。

 

 ところで、パンダはもともと、中国の四川省など、標高3000メートルほどの地域に生息しています。

 

 しかし、生息数は1800頭余りと、とても少ない状況です。

 そのため、国際自然保護連合は絶滅危惧種にも指定しています。数が減った理由の1つに、地球温暖化の影響でパンダの餌である竹が減った、ということが挙げられます。

 

 今日、上野動物園で赤ちゃんパンダのシャンシャンが公開されましたが、中国ではパンダが絶滅の危機にある、ということも知っておかなければいけないでしょう。

 

 

 

 

 

 

 最近、北朝鮮による拉致被害にあった人の家族が、次々と亡くなっています。

 

 12月11日に、被害者の曽我ひとみさんの夫、チャールズ・ジェンキンスさんが亡くなりました。死因は、不整脈でした。

 

 北朝鮮で結婚した曽我さんは、2002年に帰国することができました。

 また、4年にはジェンキンスさんも来日しました。

 

 そのほかにも、1978年に拉致されて、帰国が実現していない増元るみ子さんの母、信子さんも12日に心不全で亡くなったことがわかりました。

 

 このように、様々な拉致被害者が次々に亡くなっていっています。

 

 また、現在特に問題となっているのが、横田めぐみさんに関してです。

 

 横田めぐみさんは、中学生の時に拉致され、それから40年がたっています。

 しかし、未だに帰国は実現しておらず、めぐみさんの両親はたびたび講演会を開いています。

 

 ところで、最近は北朝鮮が落ち着いています。

 

 その理由の1つに、北朝鮮に対する経済的な制裁があります。

 半年ほど前から、国際社会は北朝鮮に物資を輸出しないよう、取り決めをつくりました。

 

 それが影響したのか、石炭や鉄など、ミサイル発射のための物資がなくなり、いったん落ち着いたのでしょう。

 

 北朝鮮の問題は、ミサイルのことだけではなく、拉致問題に関しても知っておくことが大事です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 12月17日に、宇宙飛行士の金井宣茂さんが宇宙に旅立ちます。

 

 金井さんは、国際宇宙ステーション(ISS)に約4か月間滞在し、様々な実験をする予定です。

  

 大体の予定は、まず、日本時間17日の午後4時21分に、カザフスタンにあるバイコヌール宇宙基地から宇宙船に乗って打ち上げられます。

 

 その後、ISSに移ったのち、有人実験施設「きぼう」を使って、人間の健康やロボット技術などに関する32個のミッションを行います。

 このことに関して金井さんは「昔、海上自衛隊の医師だったので、その経験を生かして医学的な問題などのミッションを担当したい」と話します。

 

 例えば、「地球よりも重力が小さい宇宙では、環境が違うため人体に負担がかかる。そのストレスを抑えることはできないか。」というミッションです。

 

 ところで、金井さんは防衛医科大学校を卒業したのち、海上自衛隊に入隊しました。

 その後、2011年に宇宙飛行士に選ばれたのです。 

 

 また、金井さんの高校生時代の先生は、金井さんの印象を「物静かで口数の少ない子供でした。ですが、熱い気持ちを心の中に秘めていた」と話します。

 さらに、几帳面な性格で、部室が散らかっていると片づけていたそうです。

 

 金井さんには、せっかくなので良い研究成果を残して、無事に帰ってきてほしいです。

 囲碁で2回目の七冠を達成した井山雄太さんが、国民栄誉賞の候補になっていることがわかりました。

 

 井山さんは、このことに対し「七冠を取った時とは比べ物にならないぐらい驚きました」とコメントしています。

 

 井山さんは、1989年に大阪府で生まれ、5歳の時から囲碁を始めました。 

 そして、中学一年生の4月にプロ棋士としてデビューし、活躍を納めています。

 

 2009年には、史上最年少の20歳4か月で名人のタイトルを獲得し、2016年と17年に続けて七冠を達成しました。

 

 井山さんは、囲碁の魅力について「その人の性格や気分によっても打ち方が変わることが面白く、はまりました。小さい子供でも大人に勝つことができ、男女も関係ありません。」と話します。

 

 ところで、井山さんが候補に挙がっている国民栄誉賞ですが、実は棋士という面ではもう一人候補になっている人がいます。

 

 それは、将棋の羽生善治永世七冠です。

 先日、永世七冠を達成した羽生さんは、「今まで受賞された方は、各界で非常に活躍されているので、とても驚いた」とコメントしました。

 

 今回の国民栄誉賞には、ぜひとも井山さんらが選ばれて後世に名を残すようになってほしいです。

 大人気SF映画の、スターウォーズの最新作が、12月15日から全国で公開されます。

 

 今作のタイトルは、「最後のジェダイ」です。

 

 スターウォーズのファンは、子供から大人までとても幅広く、特に、先頭で使う武器やキャラクターが魅力です。

 

 ある小学生は、「武器のライトセーバーや、登場するロボットがとてもかっこいい」といいます。

 また、親の影響を受けてスターウォーズが好きになった人も多いそうです。

 

 さらには、夜空を見上げた時に「宇宙の果てには本当にスターウォーズの世界があるかもしれない」と想像を広げる人もいます。

 

 このように、スターウォーズは、様々な楽しみ方ができるから、人気なのでしょう。

 

 ところで、スターウォーズについて宇宙の専門家が考えると、どうしても宇宙の原理をもとにしてまじめに考えてしまうそうです。

 

 例えば、「真空の宇宙空間では戦闘中の音は出ないはず」や「惑星はそう簡単に爆発しない

などがあります。

 

 そのため、専門家がスターウォーズの監督を務めたら、現実的で面白く無くなるでしょう。

 

 今回公開される、映画スターウォーズの最新作は、スターウォーズ好きの人はぜひ見たい作品です。

 現在、日本で一番高い山は富士山です。

 

 富士山は、実は活火山(いつ噴火してもおかしくない状態の火山)で、専門家たちが噴火した時の被害を予想しています。

 

 富士山は、300年ほど前に大噴火し、関東地方を中心に、膨大な量の火山灰が降り積もりました。

 そのような記録もあるため、政府は首都圏に火山灰が降ったときのことを予測して対策を考えています。

 

 現時点で分かっているのは、300年前に起きたものと同じ規模の噴火が起きた場合、東京都内には、数センチから10センチ、火山灰が積もるということです。また、火山灰は風に乗って遠くまで飛んでいくことがあるため、被害は広範囲に及びます。

 

 また、その際に積もった火山灰の重さは数千万トンを超え、被害総額は2兆5千億円だといいます。

 そのため、火山灰の処理をどうするかも問題となってきます。

 

 ところで、11月下旬には、インドネシアのバリ島でアグン山が噴火しました。

 

 その際に、山から60キロも離れた国際空港にも火山灰が積もり、空港が閉鎖されました。

 結果的に、バリ島の交通は混乱し、大きな被害が出てしまったのです。

 

 いつ噴火するか分からない火山に備えて、日頃から対策をしておくことが大事です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 近年、ユーチューバーを目指す子供たちが続出しています。

 

 ユーチューバーとは、動画サイトのユーチューブに動画を投稿して、お金を稼いでいる人たちのことを言います。

 

 特に有名なのが、「はじめしゃちょー」さんや「HIKAKIN」さんです。

 2人とも、とても知名度が高く、チャンネル登録者が何百万人もいます。チャンネル登録者とは、そのユーチューバーが面白い、と思った人が応援する機能のことです。この数が多いほど、人気ということになります。

 

 もちろん、2人の他にもいろいろなユーチューバーはいて、メイクや美容に関する動画を出している女性ユーチューバーや、商品紹介をする人もいます。

 

 そんな中、子供たちがユーチューバーになるための基礎知識などを学ぶ、ユーチューブアカデミーというものがあります。

 これを開いているのは、「FULMA」という会社で、全部で3人の講師がいるそうです。

 

 ところで、ユーチューブも、1つの社会です。

 

 なので、相手の顔が見えないからといって悪口を言ったりするのは絶対にいけません。

 また、自分の住所や名前、学校名などの個人情報を出すのもダメです。なぜなら、悪用される危険性があるからです。

 

 現在、ユーチューバーを目指している子供が沢山にいますが、しっかりとルールを知ってから活動を開始しないといけません。