最近、北朝鮮による拉致被害にあった人の家族が、次々と亡くなっています。

 

 12月11日に、被害者の曽我ひとみさんの夫、チャールズ・ジェンキンスさんが亡くなりました。死因は、不整脈でした。

 

 北朝鮮で結婚した曽我さんは、2002年に帰国することができました。

 また、4年にはジェンキンスさんも来日しました。

 

 そのほかにも、1978年に拉致されて、帰国が実現していない増元るみ子さんの母、信子さんも12日に心不全で亡くなったことがわかりました。

 

 このように、様々な拉致被害者が次々に亡くなっていっています。

 

 また、現在特に問題となっているのが、横田めぐみさんに関してです。

 

 横田めぐみさんは、中学生の時に拉致され、それから40年がたっています。

 しかし、未だに帰国は実現しておらず、めぐみさんの両親はたびたび講演会を開いています。

 

 ところで、最近は北朝鮮が落ち着いています。

 

 その理由の1つに、北朝鮮に対する経済的な制裁があります。

 半年ほど前から、国際社会は北朝鮮に物資を輸出しないよう、取り決めをつくりました。

 

 それが影響したのか、石炭や鉄など、ミサイル発射のための物資がなくなり、いったん落ち着いたのでしょう。

 

 北朝鮮の問題は、ミサイルのことだけではなく、拉致問題に関しても知っておくことが大事です。