最近、「孫正義育英財団」という団体が話題になっています。

 

 これは、2017年に、ソフトバンク会長の孫正義さんが立ち上げた、突き抜けた才能を持つ若者を支援する団体です。

 

 初募集では、1100人の募集のうち、96人が選ばれました。

 

 その一期生たちが、先月末に、自分の半年間の成果を発表するプレゼンテーションを行いました。

 

 プレゼンテーションの内容の1つに「僕はドラえもんをつくる男」というものがあったそうです。

 発表したのは慶応大学大学院理工学研究科の大澤正彦さんです。

 

 大澤さんは、ドラえもんを作ることが小学生からの夢で、育英財団に入ってから、約100人の仲間を集めるなど、着々と準備を進めています。

 

 ところで、この財団では、様々な研究者らの協力も得て、若者たちを支援しています。

 

 「素粒子」というものを研究している人は、ハーバード大学の研究者らと一緒に、新たな素粒子を探しているそうです。

 ハーバード大学といえば、アメリカの超名門大学で、よっぽど頭が良くないと入れない学校です。

 

 今話題の孫正義育英財団は、これからの日本を発展させていくのに必要な団体かもしれません。

 

 

 ビーグル犬のスヌーピーや、その飼い主のチャーリー・ブラウンが出てくるまんが、「ピーナッツ」が日本で初めて紹介されてから50年が経ちました。

 

 このまんがは、アメリカのまんが家、チャールズ・M・シュルツさんの新聞連載まんがです。

 主人公は、チャーリー・ブラウンという男の子で、その子が飼っている犬が、人気キャラクターのスヌーピーです。

 

 実は、ピーナッツの登場キャラクターに大人はいません。

 なぜなら、物語が一貫して子供目線で描かれているからです。

 

 子供しかいないからこそ、明るくて人気のでる面白さが出てくるのでしょう。

 

 ところで、最近、東京都港区にある「スヌーピーミュージアム」に入場者が殺到しています。

 

 ここは、2016年に、アメリカのカリフォルニア州にある、チャールズ・M。シュルツ美術館の分館としてオープンしました。

 そして、2017年12月中旬までに合計で約87万人が訪れています。

 

 展示内容は半年ごとに変わるため、何度行っても飽きないようになっているのです。

 

 人気まんが「ピーナッツ」が日本に上陸してから今年で50年なので、ぜひミュージアムなどに行くと楽しいかも知れません。

 

 去年9月に、陸上の桐生祥秀選手が、日本人選手初の100m走9秒台を達成しました。 

 

 桐生選手は、今年、「さらに記録が縮まるのでは」と大きな期待を受けています。 

 

 この記録を達成した大会は、昨年9月に福井市で開かれた「日本学生対校選手権」の100メートル決勝です。

 タイムは、日本新記録の9秒98でした。

 

 

 現在、東洋大学4年生で23歳の桐生選手は、1995年に滋賀県の彦根市で生まれ、中学生のころから陸上を始めました。

 そして、2013年、高校3年生だった桐生選手は100m10秒01を達成し、注目され始めたのです。

 

 その後、16年のリオデジャネイロ・オリンピックの400メートルリレーに出場し、銀メダルを獲得しました。

 

 今後は、大学卒業してからプロになって日本生命に所属します。

 

 ところで、桐生選手は「競争してみたい動物はいますか」というファンの質問に対し、「馬です!とても速そうだし、走ってる姿が迫力があるからです。でも、勝つ自信はないです(笑い)」と答えました。

 

 とある新聞社が実際に、桐生選手と馬が100m走をするというシュミレーションを行った結果、桐生選手の9秒98に対し、馬は6秒でした。

  

 去年、100m走9秒台を達成した桐生祥秀選手には、ぜひ0.01秒でも記録が縮められるよう、頑張ってもらいたいです。

 もうすぐお正月です。

 

 お正月前には、飾りや料理など、たくさんの準備をします。

 

 お正月準備は、基本的に12月13日からと言われています。そして、準備を始めることを「正月事始め」と呼びます。

 ただ、絶対に13日から、というわけではありません。 

 

 お正月準備といえば、大掃除やしめ縄・門松飾り、おせちづくりなどでしょう。

 

 しめ縄を飾るのに最も適しているのは、12月30日の夕方です。

 なぜ、31日ではないのかというと、昔から「一夜飾り」といって、しめ縄を一晩しか飾らずに元旦を迎えることは不吉だ、と言われているからです。

 

 また、大掃除の時に畳の部屋を掃き掃除するときは、お茶っ葉の出がらしを使うのがお勧めです。

 なぜかというと、出がらしに含まれる水分が、畳の目にあるほこりを吸い取ってくれるからです。

 

 ところで、お正月の定番といってもよい、年賀状がありますが、なぜ迎春と書くのでしょう。

 1月は春ではなくて冬なのにです。

 

 これは、今の1月が昔の暦で春だったからです。 

 なので、「春を迎えたねおめでとう」という意味で「迎春」と書きます。

 

 まもなく、お正月がやってきますが、初詣に行ったりおせちを食べたりして、日本の文化を味わうとよいかなと思います。

 これからの世界では、支払いなどに硬貨や紙幣を使わなくなるかもしれません。

 

 なぜなら、スマホや電子マネーでの支払いが増えてきているからです。

 

 北ヨーロッパにあるスウェーデンでは、硬貨や紙幣などの「見えるお金」を使っていません。

 国内生産(GDP)に対し、出回る現金の割合(現金流通比率)は1.7%ととても低いです。そのため、日本の19.4%と比べると、大きな差があります。

 

 つまり、この割合が小さいほど、電子マネーなどでの支払いが多い国だ、ということになります。

 

 また、スウェーデンにある一部の店では、「現金の支払いお断り」というところもあります。

 それもあってか、昨年、スウェーデンに住んでいる人の5人に1人が1か月間で1度も現金を使わなかったそうです。これは、スウェーデン中央銀行の調査結果です。

 

 ところで、同じお札でも、国によって形式はいろいろあります。

 

 例えば、スイスの紙幣である1000フランは、縦型です。 

 ちなみに、1000フランを日本円に直すと、11万円の価値になります。世界中のお札の中でも特に高額なものです。

 

 今後は、世界中で硬貨や紙幣が使われなくなっていくはずなので、電子マネーなどに慣れていればいいかもしれません。

 今年のJリーグ(日本のプロサッカーリーグ)の優勝チームは、川崎フロンターレでした。

 

 今回、川崎フロンターレは初優勝です。

 

 このチームは、1996年に設立されました。

 そして、翌年に現在の名前に代わり、2005年からはずっJ1(J2というものもあり、1のほうが強いチームが集まっている)で戦っています。

 

 今年のキャプテンは、中村憲剛選手でした。

 中村選手は身長が175センチ、体重が66キロで、2003年から川崎フロンターレに所属しています。

 多彩なパスとミドルシュートを持ち味として活躍してきました。

 

 日本代表に選ばれたこともあり、68試合に出場し6得点という成績を挙げました。

 

 中村選手は、優勝したときのことを「見渡す限り笑顔があり、とにかく幸せでした!」と話します。

 

 ところで、フロンターレの選手は、優勝を機に、子供たちの質問にも答えたそうです。

 

 質問の1つに「負けそうになったら何を考えればいいですか?仲間にどんな言葉をかければいいですか?」というものがありました。

 それに対しての答えは「最後まで勝ちを目指す、ゴールを目指す、という気持ちを持ってください。」です。最後まであきらめない、というのが大事だということでしょう。

 

 今年のJリーグでは川崎フロンターレが優勝しましたが、来年のJリーグにも注目です。

 

 

 

 

 ここ数か月で、さらに人工知能(AI)が発達してきました。

 

 その例が、ペット型ロボットやスピーカーなどです。

 

 まず1つ目が、来年の1月に発売する予定の犬型ロボット「アイボ」です。

 アイボは、人間と会話ができるロボットで、「お手して」などというと、人の手を認識して前足を乗せます。また、頭を撫でれば尻尾を振ってよろこぶなど、とてもリアルです。

 

 2つ目は、「スマートスピーカー」です。

 これは、今年の秋に、LINEとグーグル、アマゾンの三社からそれぞれ発売されました。

 

 特に話題になっているのが、グーグル発売の「グーグルホーム」です。

 グーグルホームは、インターネットと連動して、使う人の問いかけに応じ、天気やニュースを教えてくれます。時には、電気を付けたり音楽を流してくれます。

 

 ところで、AIで有名なのが、「アルファ碁」です。

 

 アルファ碁とは、囲碁を指す人工知能のことで、様々な強い棋士に勝ってきたことで有名です。

 その強さを利用して、自分の練習に使う棋士もいるそうです。

 

 強い相手と戦えば、その分、強敵に適した戦術などが見つかるかもしれないので、とてもいいと思います。

 

 最近、人工知能が発達して、様々な分野で活躍していますが、ぜひ今後も期待したいです。

 

 

 

 最近、「クールチョイス」という言葉が話題になっています。

 

 これは、政府が地球温暖化の進行を止めるために推進している、国民運動のことです。

 

 クールチョイスの主な内容は、「温暖化の原因になる二酸化炭素(CO2)を出す量が少ない製品を選ぶ」などです。

 

 ここ100年で、日本の平均気温は約1度上がりました。

 これが悪化すると、世界各地で日照りなどの異常気象が頻繁に起きかねないそうです。

 

 そのために、世界各国が「クールチョイス」のような運動を起こそうとしています。

 先ほど書いた、「二酸化炭素を出す量が少ない製品を選ぶ」ことについてですが、これは主に電化製品に当たります。

 

 例えば、「移動の際は、排ガスを出す自動車の代わりに、排ガスが出にくい公共交通(バスや電車)を使う」などです。

 他にも、「白熱電球をLEDに変える」などという例もあります。

 

 ところで、日本はここ数年で二酸化炭素の排出量を着々と抑えてきています。

 

 2013年度は14億900万tだったのが、、16年には13億2200万tまで減りました。これは、約6.2%減った計算です。

 そして、政府は、2018年度の目標を、「さらに26%と減らす」に設定しました。

 

 現在、各国政府が地球温暖化を止めようと努力していますが、それを成功させるには僕たちの努力も必要です。

 

 先日、世界自然保護基金(WWF)が、「2016年に、115種の新種の生物を発見した」と発表しました。

 

 今回の新種調査対象地域は、東南アジアのメコン川流域でした。 

 

 メコン川流域は、サバンナ(草原)や熱帯雨林などの様々な環境があり、生物が沢山います。

 

 昨年発見された新種の生物の1つに、「ベトナムシナワニトカゲ」がいます。

 このトカゲは、見た目はオレンジと黒色で、肌がごつごつしています。

 

 他にも、とてもたくさん新種が見つかりましたが、大半が、人間による環境破壊や違法取引などで絶滅の危機に瀕しているそうです。

 

 また、この度の調査で、WWFが発見した新種の数は通算2524種となりました。 

 1997年から調査が始められたので、単純計算で1年間に126種見つけられてきたことになります。

 

 ところで、絶滅の危機に瀕している動物は、もちろんメコン川周辺以外にもいます。

 

 主な例が、サイやトラです。

 

 どちらも、角や毛皮のために密猟され、急激に数が減ってきました。

 角を取られたサイは、幸い生き延びたものが多いですが、頭に深い傷を負うため病気になる際も少なくありません。

 

 今年も数多くの新種が見つかりましたが、新種だけではなく絶滅しかけている動物がいることも知っておかないといけないでしょう。

 最近、外来種のアリゲーターガ―が問題になっています。

 

 この生物は、日本各地で発見されており、元々いた在来種たちを脅かしています。

 

 アリゲーターガーは、原産が北アメリカの淡水魚で、大きいものだと2メートルを超えます。

 肉食魚で、ワニのような長い口と歯が特徴のため、アリゲーターという名前が付きました。

 

 初めて発見されたのは今年の5月で、名古屋城の外堀で、体長1.4メートル・体重30キロのものです。

 

 なぜこのような生物が日本の自然にいるのかというと、ペットとして買われていたものが放流されたからです。

 特に、アリゲーターガーなどは大きくて飼育が大変なため、嫌になって身勝手に手放してしまう人が多いのです。

 

 肉食魚ということもあり、放流された河川の生物を次々に食べてしまい、日本に在来する生物の生態系をくずしています。

 

 ところで、外来種で問題になっている生物は他にもたくさんいます。

 

 その例が、カミツキガメやミシシッピアカミミガメです。

  

 カミツキガメは、その名の通りかむ力がとても強く危険なので、知らずに触ってしまうと大ケガをします。

 一方、ミシシッピアカミミガメは、特に危害を加えることはありませんが、同じ場所にいる生物を食い尽くしてしまうので、在来種の生態系に影響を及ぼしていることが問題になっています。

 

 近頃、外来種が在来種を脅かしていますが、このような生物を飼育している人は、飼えなくなったからといって勝手に放すのではなく、適切な施設に引き取ってもらうなどして生態系を崩さないよう、気を付けなければいけません。