ありえない状況に戸惑いつつ
私にはどうする事も出来ませんでした
鳴り止まない電話を
フル無視するのは
心が痛みました
声が聞きたい
心配させてごめん
もう優美を悲しませる事はしない
少しでいいから
会いに来てくれないか
そんなメールが毎日送られて来ました
彼の事を嫌いになった訳ではないけれど
もうこれ以上、深入りしてはいけない
困り果てた私は
風俗嬢の悪友に相談しました
風俗ネタはこちら
彼女は何度か業者の彼に会った事があります
過去記事を読むと分かります
彼女は言いました
私が言ったげるよ
番号おしえて
彼女は、自分の携帯から
彼の携帯へ電話をかけました
便利屋さんだった彼は
自身の携帯を
仕事でも使っていました
すぐに悪友の携帯へ折り返しが
私は悪友の隣でハラハラしながら
見守っていました
悪友「あ、もしもしぃ〜
エアコンのクリーニングってされてますか?」
彼「すみません、ちょっと今、怪我をしてしまいまして、仕事はお断りしてる状況でして」
悪友「あの〜、もしかして、〇〇さんですか?」彼の名前を言う
彼「え?」
あ、はい、そうですけど
悪友「いや、私、〇〇です
分かります?」
彼「え?」
悪友「優美の友達の」
彼は理解したようで
え?なんで〇〇ちゃんが?
となりましたが
家のエアコンもお願いしようかなって思って
優美に番号聞いてたんですよー
携帯繋がらないから
番号変わっちゃったかも?って
聞いてたんですけど
繋がったー笑笑
お怪我大丈夫ですかー?
悪友は何も知らないフリをして
話を続けました
優美、今もう携帯変えててー
家も引越してますよー
彼は教えて欲しいと言ったようですが
それは無理ですよー
勝手に教えられなーい!
クリーニングは他に頼みますー
お大事にしてくださいねー!
じゃ!!
あっさり電話を切った
彼が悪友の話を
どこまで信じたかは分からないが
この悪友の1本の電話のおかげで
私への連絡は
ピタリとなくなった
諦めてくれたのだろう
ホッとした
今もなお
彼はどうしているだろうと
思い出す事があります
元気に前を向いて
人生を歩んでいて欲しい
ごめんなさい
ありがとう
あなたをずっと忘れる事はありません
これで一件落着と
安心していた私…
次回、プチ、続きあります