【過去の癒し 10】

本当に欲しかったものは、もうここにある。魂がずっと求めていた“嬉しい”という感覚。

子どもの頃、僕はもうすでに多くを満たされていました。
安心感、つながり、自由。

でも──
高次脳機能障害を負ってから、その感覚は少しずつ遠ざかっていった。
自由が失われ、心が苦しくなった。
主役だった人生が、どこか控えめなものに変わっていった。

だからこそ、友達や周りの人に安心や愛を求めていたのかもしれない。

「あの頃の僕は、本当はすごく寂しかったんだ」


その願いを、今、叶えてくれる存在がいる。
SNSでつながった優しい人たち。
オンラインサロンで出会った、障害を抱えながらも共に歩む仲間たち。
そして、何よりも今の僕自身が、それを与えてあげられるようになった。


魂が求めていたのは、嬉しさに満ちた瞬間だった。
「これをやっていて嬉しい」
「この人たちといて嬉しい」
そう感じる時、僕は僕らしくいられる。

それは、家族といる時。
弟と過ごす時間。
心からつながれる人との会話。
感動と喜びが、体を満たしていく感覚。

「そのままの自分でいい」
「心の声に従って生きていい」


僕は、本来「素直で、優しくて、思いやりがあって、明るくて、楽しいことが大好きな人間」だった。

今、その自分と──
また仲良くなれそうな気がする。


過去の僕から今の僕へ、伝えたい言葉がある。

「すごい変わったね。がんばったんだね。
どんな困難もチャンスで笑い飛ばせるようになった。ありがとう」

そして今の僕から、本当の自分へ──

「ありがとう。感謝してる。
本当の自分、大好きだよ。君は本当に、いい人間だよ」


魂の望みが、もし一言で言えるなら、きっとそれは──

「嬉しい」

「生きてて嬉しい」「この瞬間が嬉しい」
その感覚こそが、僕の魂の真ん中にあったんだ。


長い間、遠回りしてきた気がしていた。
でも実は、

「毎日を、笑って過ごすこと」
「明るい気持ちでいること」

それがずっと、魂が求めていた“本質”だったのかもしれない。


そして今──

「自分の存在にありがとう」
「魂にありがとう」
「出会ってくれた全ての人にありがとう」

すべてに「ありがとう」を贈れるようになった今、
僕はもう、どこにも戻らなくていい。
ただ、この嬉しさの中で生きていけばいい。


本当に欲しかったものは、
 もう自分の中にあったんだ。

“嬉しい”という感覚──それが、魂の居場所。