【第2回】
「魅力は“できること”じゃなく、“在ること”」
～無意識に放つあなたの光～
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■ 「なにもしていないのに、ありがとう」と言われたこと、ありませんか？
誰かに「ありがとう」と言われたのに、
「え？そんな大したことしてないのに…」と戸惑った経験はありますか？
僕はあります。
たとえば、通路でちょっとだけ道を譲ったとき。
講演会の待合室で、ふと自然に交わした会話。
SNSで発信した、何気ない日常の言葉。
自分ではまったく意識していなかった行動や存在が、
誰かの心を癒し、あたためていたということが、確かにありました。
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■ クオリアと存在感：「言葉にならない魅力」に、私たちは癒されている
“クオリア”という言葉があります。
これは「感覚の質」とも言われますが、たとえば――
・春風のような、やわらかい安心感
・言葉にできないけど、ただそばにいるだけでホッとする感じ
・沈黙すら優しく包んでくれるような空気感
あなたのまとう雰囲気にも、そんな“言葉にならない魅力”があるのです。
誰かと一緒にいて「安心する」と言われたこと、僕にもあります。
その人は、僕のことを「自分と似た感覚の人」と言ってくれました。
僕はただそこにいただけ。だけど、その時間はかけがえのないものになった。
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■ ワンネスの視点：「あなたがいること」が、誰かの人生を支えている
時々、SNSで「障害のことを発信してくれてありがとう」と言われることがあります。
僕は特別なことを言っているつもりはない。
むしろ、うまくいかないこと、苦しいこと、頑張れない自分をさらけ出しているだけ。
でも、そんな投稿を見て、「わたしも同じです」と共感してくれる人がいる。
「生きてるだけでいいんだ」と涙してくれる人がいる。
つまり――
「頑張っているあなた」だけじゃなく、「頑張れないあなた」にも魅力がある。
何もしていなくても、立ち尽くしていても、
ただそこに“在る”だけで、誰かの支えになっている。
それが、ワンネスの視点で見たときの、真実の魅力なのだと思います。
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■ 「在る自分」への信頼。
誰かの心を開く“空気”は、あなたの存在から生まれている
僕は、いろんな混乱や試練を経験してきました。
だからこそ、SNSではたくさんの人が、悩みを打ち明けてくれるようになりました。
「何をしゃべっても大丈夫」
「この人なら受け止めてくれる」
そう感じてもらえる空気が、もしかしたら僕の中にあるのかもしれません。
なぜなら、僕の根底には**「すべてを肯定したい」という想い**があるから。
否定ではなく、理解。
判断ではなく、共感。
正しさよりも、つながり。
それが、僕という“在る”存在のまとう、あたたかさなのだと思います。
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■ 魅力とは、“何かをする”ことで証明するものではない
魅力とは、誰かに認められるために“頑張る”ものではなく、
すでに在るあなたの中から、静かにあふれているもの。
障害があっても、うまくできなくても、言葉に詰まっても、
あなたのまなざし、姿勢、呼吸、生きるリズムすべてに、
きっとあなただけの光がある。
その光は、誰かを照らしています。
あなたが気づいていなくても、確実に、優しく。
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【今日の問いかけ】
あなたが“ただそこに居るだけ”で、安心している人はいませんか？
その人の目を通して、自分の“存在の光”を、感じてみてください。