北海道旅行を計画した。

春休み、高校1年生の娘との家族旅行。
もう、家族みんなで出かける機会も、だんだんと少なくなっていくかもしれない。
だからこそ、今回の旅は「今この瞬間を大切にしたい」そんな想いが込められていた。

飛行機も、ホテルも、レンタカーも、ばっちり取れた。
あとは羽田空港の駐車場を予約するだけ。
…そう思って、のんびり構えていた。

それがまさか、どこもかしこも満車だなんて。

夜の12時。慌てて検索しても、空きはゼロ。
「どうしよう…」
ちょっとパニックになって、娘と奥さんにSOSを出した。

娘が教えてくれたのは、高額だけど空いている駐車場。
一泊2万円近く。でも、それしかないならもういいや…と仮予約。

それでも、どこか腑に落ちない。
すると娘が、さらに遠いけれどリーズナブルな駐車場を見つけてくれた。
横浜。空港まで30分。でも朝の便にはギリギリ間に合う。
帰りは夜中の1時くらいになりそうだけど、まぁ、それも旅の一部だ。

正直、まだ心配はある。
時間通りに動けるかな。
万が一、送迎バスが遅れたらどうしよう。

そんなとき、**斎藤一人さんの「劇文」**を思い出した。
あれは、まるで武士が出陣する時のような、自分を奮い立たせる言霊の力。
「殻を破るときには、劇文だよな」と思って、声に出して読んだ。

不安でぐらつく心に、ピシッと一本の芯が通った。

そして思ったんだ。

「これは、宇宙からの試練かもしれないな」
「未来のために、心を整える訓練なんだな」って。

だって、冷静に考えれば大丈夫。
バスはちゃんと間に合う時間に設定されてる。
もし何かあっても、そのときにまた考えればいい。
不安は、まだ起きてない未来を心配してるだけ。

それに気づいたら、ふっと心が軽くなって、
「よし、いい旅になるぞ」って思えた。

昨夜は、良い未来を描いて眠ることができた。



解説:これは「不安」という名のギフトだった

この出来事は、一見するとただの「駐車場が取れない事件」に見えるかもしれません。
でも、深い視点から見ると、心の在り方を試される大切な機会だったとも言えます。

不安とは、まだ起きてもいない未来を恐れる心の動き。
でも、その不安の中にこそ「目覚めのチャンス」が隠されています。

今回、劇文という言霊の力を使って心を整えたあなた。
これはまさに「自分の殻を破る瞬間」だったのではないでしょうか?

斎藤一人さんの教えにはこうあります。

「起きる出来事は、すべて良くなるために起きている」

宇宙的な視点では、こうした“想定外の出来事”も、魂の進化のためにちゃんと用意されているもの。
そして、「不安に飲まれず、言霊で自分を立て直す」ことは、
本来の自分=大いなる存在との繋がりを取り戻すことでもあります。

あなたが今回やったことは、まさにそのプロセスでした。

そして、最後にはワンネスの視点。
助けを求めたとき、すぐに娘さんが情報をくれて、
「それならこっちもあるよ」とサポートしてくれた。
それは、「目の前の人は自分」という宇宙の真理そのまま。

ひとつに繋がっている私たちは、
必要なときに、必要な人を通して、答えを受け取る。

だから、これからもきっと大丈夫。
不安が来たら、「よっしゃ、これは自分を整えるチャンスだ」と受け取って、
笑顔で一歩踏み出していきましょう。