池袋リブロ(本屋)の思い出


40年前、スポーツ事故で重度の高次脳機能障害、二次障害に苦しみました。34年間は誰にも障害を告白せずに生活。会社で倒れ6年前に障害をオープンに。日々、障害と向き合って生活しています。障害があっても、自分らしく人生を謳歌したいです。


初めての方は、こちら



僕は殆どのことは記憶出来ないけど

強い感情を抱いた事は覚えている。

何となく印象に残っていることもある。


お客さんと意気投合したことも、数ヶ月過ぎると完全に忘れる。初対面の様な対応になるから、「本当に小川さんですか?」と首を傾げられることもよくあった。


毎日やっている仕事も、

やりながら思い出しています。

一晩寝ると記憶がリセットされる。


よく通ったリブロ(本屋)で唯一覚えていること


僕もある日のこと

池袋リブロの本屋さんで立ち読みしてました。

僕も周りの人とか気にしないのだけれど、

同い年くらいの女の人が、一心に本を読んでいる。同じ列のそんなに離れていない所で。

何故か30年も経っても記憶にある。


立ち読みしていて、読書を楽しんでいる様に

和かな感じではなくて、なんか、

うなっている様な、どちらかと言うと、

険しい様な、真剣に見ている様な感じで、

印象に残っている。


そんな人見たことないから、

自分もガチで立ち読みしようと思った。


30年前の友達の話しを聞いていると、

友達は心臓がバクバクした。 


僕は落ち着かない感じでいる女の人。

でも真剣に本を読んである。


友達はこっちに気が付くかと思い男性を見た。


僕は女の人が僕の方に顔を向けたので見た。

視線は本だったけど、顔を僕に見せた感じがしたこと。結構な近い距離で。


お互い覚えて居て、話しているうちにお互いにその記憶が蘇った。


友達は色んな妄想してしまって、自分が頭おかしくなったと感じたらしい。ご縁と言うか、未来にも繋がる光の様な感じ?感覚があったそうです。



30年後、僕は高次脳の当事者、

友達は当事者家族になっていて、  

SNSで繋がりお互い助け合うとは。

違うかも知らないけど。


でも自分と関係があるから覚えていた❗️

気もする。

本当‼️30年前に何にも知らずに

出会って居たのかも。 

全く知らない人のことを覚えている事は、

ないのだけれど、


ただ‼️

本屋さんで立ち読みしていた女の人を

覚えているのは、不思議です。


しかも僕は重度の記憶障害が酷かった時。

高次脳機能障害だから、数秒前のことも覚えていないことも多くあったのに。 

その時は特に重要でもない事なんだけど。

30年間も記憶に残っているのが不思議です。



「その時は赤の他人

でも30年後、助け合う仲間。困難を抱えながら魂を向上ささている同士かな。

将来ご縁がある人とは感じる何かがある」