監督:松居大悟
脚本:上田誠(ヨーロッパ企画)
原作:法条遥
上映時間:127分
昨年「舟を編む」を見て
映画版・龍平ちゃんのリメイクだと思ったら
現代版にされ 毎回感動させられた
それから池田エライザのファンになったので
タイムリープものだという事だけで観に行ったが
何にも知らずに観て 大正解
今も めっちゃ面白かったし大興奮状態ですね
観終わってからポスターを見て
「私だけの物語」のはずだった。
と 知らなくって良かった
兎に角 何も知らなっかたら めっちゃあがりますよ
って≪ネタバレ≫もありますけどね
舞台は どこ?まさかの尾道
(原作は静岡)
大林監督の「時をかける少女」のオマージュ満載
担任役でまぁさんこと尾美としのりも嬉しい
「時を・翔ける・少女」&ラベンダー
300年先の未来から来た未来人(阿達慶)が
とある本を書いた人に逢う為にここに来た
エライザは未来人から 10年後にちょっとだけ行ける薬を貰う
未来では「小説家になりなさい」と
頑張って10年後に小説家になって ギリギリ出版(見本版)
過去の自分を待つ10年後の自分
ところが
過去の自分は来なかった・・・
ここで タイトル 圧巻!
(ラストにタイトルが出るのは愚作です なのでこんだけ遅く出るのは圧巻)
見本・小説が出来上がるが ここで盗作問題が起こる
どう考えても今までの地味なクラスメートで 橋本愛の仕業としか思えないよね
10年後に全員参加の同窓会
地元に戻った訳
4~5回ほど
無音から真っ黒なカットになる
これがとっても不気味でビクッてするんだけど
これがミステリー要素なんだね
唯一の疑問
花火大会は一回じゃん?
テキヤが「またお前か!」と 何となく理解はしたんですけどねぇ
≪ネタバレ≫
未来人は未来に戻れず
タイムループしていた苦悩(笑)
現在の橋本愛が 10年前の橋本愛に
『これをリライトしなさい』と
あぁ これがタイトルなんだと痛感するシーンだったね
すべての功労者は茂くん(倉悠貴)
未来人から相談されて 協力するクラスメートの配置
※「舟を編む」共演の前田旺志郎だと思ったら
既に事故死して部外者でした
未来人の二股・三股?との展開が・・・
実は クラスメート33人との共有という展開!
まさかの33人!!のタイムリープか!
どうりで未来人のセリフがぎこちないのは
同じセリフを言わないと 小説に反映されないからなんだと
花火の共有は すべて茂クンの努力には感服
橋本愛が10年後では無く 10年前にタイムスリップ?
(あれ?薬は10年前に出来てたの?の矛盾があるんだけど?)
ここで エライザのタイムリープの遅さのカラクリが明かされる
結局は エライザ著書をリライトしたものが出版される
この図書室でのタネ明かし
橋本愛が赤髪・オンザ眉毛で立ちすくす 結構怖いよ
ホント ラスボス感
最高なセリフとこの映画で感動したのは
『風鈴のトコ 失くしちゃったんだ』
と
橋本愛が『キスはしてくれないんだ』と嫉妬心があがる思いで
風呂場が部屋なのは同情するが この人には共感できない
結局は
『茂は選びたくなかったんだよ』と33人目の理由も解るし
結局 誰にも干渉されず愛されてない疎外感しか思えないよ
未来人は結局未来に戻れなかったのか?
橋本愛に捕まって 戻れなかったのか?
それは どっちでもいいかな
未来人 最低人しか思えないんでね
原作の殺人事件って何だろうね



