MGC「ベレッタM9」 | 黄昏オヤジの暴発日記

黄昏オヤジの暴発日記

退職後の第二の人生を手探りで進むオヤジのモデルガン+独り言。黄昏に染まりながら気まぐれに発火しつつ、この世の由無し事に毒を吐く(令和4年5月20日・タイトル一部修正)

 唐突にMGCベレッタM9の紹介。

 ご存じのように先日まで、C96で賑わっていた。実はその前に今回の動画を収録していた。機会をうかがっているうちに、はっきり言ってタイミングを逸した。ならば、もうしばらく時間をおいて、ということもあるがそれももやもやする。なので、放出することにした。お楽しみいただければ幸いである。

 

 モデルはMGCのベレッタM9・HWモデル。世の中的にはメジャーでありふれたモデルだが私的に復帰後ベレッタ92系は初めて。もともとマルシンではよく遊んだがMGCのモデルとは縁遠かったので新鮮さを感じている。ネットを通じて3年ほど前に入手したもので、発火の有無ははっきりしないが汚れや傷もなくしっかりしている。

*木製グリップ付きヘビーウエイトモデル

 

 件の「アクション製モーゼルC96レッドナイン」用にと、事前に購入したC‐Tecのマイルドキックカートリッジが使えるということなので、このカートで発火してみることにした次第。

 このカートは初めてなのだが、最近はマルシンの新規X-PFカートといいタナカのパラカートといいすっかりアルミカートが主流になったみたい。確かに軽ければモデル本体にかかる負担も少なくていいと思うが、真鍮で育った身としては少々さびしい。まっ、ジジイの繰り言。

 マルシンに比べるとMGCのM9系の動きは少し重く粘るように感じる。パワーが強いCPカートを使用するので全体的にスプリングが強いのが理由かなと思っている。これに比べるとマルシンの92系の動きはとても軽い。どちらが優れているというのではなく個性のレベルだけれど好き嫌いは分かれるかもね。マルシンのモデルもMGCのモデルも本当によく動くいいモデルガン。いずれを入手しても後悔しない素晴らしい出来なので念のため。

*上はマルシンのCQB、ブリガディアスライドとショートバレルが精悍なモデルです

 ところがちょっとしたトラブルに見舞われた。初めて使うカートということもあり5発火薬をセットして試射したところ2発目で装弾不良が発生。手動で装弾テストした際はフルマガジンっでも大丈夫だったのにおかしいなぁと思いつつ、改めて発火したがやはり同様のトラブル。あっ、これ何処か逝ったかと、マガジンを抜きスライドとフレームに分離すると黒いかけらがポロリ。どうやらブリーチの後部、ちょうどセイフティ軸の通る辺りが割れてしまった。そこにハンマーが引っ掛かりストップしたようだ。

*上が正常なブリーチ、下が今回破損したもの。こんなこともあるんですね。

なお破損個所を見るとざらざらしている。金属には見えないがHW材なのかな、はっきりわからない。

ブリーチを外したスライド内部の状況。通常はしっかり接着されていますので簡単には外れません。

はめ込んだだけでしっかり固定されるような感じだが、念のため接着しました。

 こんなところが割れるなんてちょっと聞いたことがない。しかもセンターファイアモデルにおけるブリーチは基本的に分解不可が建前。まあマルシンはその辺大らか(?)なのでちょちょいと外せるがMGCはがっちり固定(接着)されている。当然どこのメーカもブリーチ単体でのパーツ販売はない。ここが壊れればスライドごと交換が原則。

 これは弱った。もうMGCはないので引き継いだタナカ製M9のスライドを購入するしかないのだが、ちょっとくやしい。そこでネットでジャンクを探したところ、運よくスライドが破損したモデルが出品されていたのでそれをゲット。バレルやフレームパーツにマガジンまで付いていてタナカ製M9の新品スライドより安かった。お買い得でちょっとラッキー。

 で、どうしたかというと、まず壊れた自分のモデルのスライドからブリーチを外す。ちょっと厄介だが、エキストなどのすべてのパーツを外した後、隙間に細いマイナスドライバーを差し込み少しづつ抉るようにして取り外す。

 次にジャンクモデルのスライドから同様にブリーチを外す。こちらはスライド自体が割れて再使用できないので、遠慮なくスライドを叩き割るようにして取り出した。ブリーチ表面に付いた接着剤の残りを綺麗に剥ぎ取り、手持ちのモデルのスライドに合体させる。取り外したパーツを組付け、フレームと組み合わせ手動で動きを確認。動きには何の問題もなく見事に再生完了。

 

 ということで発火である。

 発火は3つのシーン。最初のシーンでは15(?)連射、3回ほど不発がありダブルアクションでリカバー。2つ目は実は2発目で装弾不良が起こったため13連射となっている。最後は万難を排して15連射挑んだのだが、一度不発がありダブルでリカバリーしている。全てMGキャップ+マイルドキックカート。不発の原因は新品カートにあるかも、ちょっとオイルをケチったかもしれない。まあ、こんなもんでしょう。

 

 動画は↓

https://youtu.be/t_p9MlfCTLU

 

 カートの印象だが、CPに比べ発火音は少し甲高い感じかな。そんなに大きいというわけではない。マルシン92系でPFC+爆音プラグの方が大きいかもしれない。カートが軽いので壁や床に落ちてもあまり傷つけないのはいい。アルマイト加工してあるといっても元はアルミで水に弱いからメンテには注意する必要がある。8発セットで約5,000円ほど。1発600円強、昔は1箱600円ほどだったような…。とか何とか言って4セット買ったのは・・・、私(^-^;

 

 そのほかにも昨年末にエラン製「マシンピストル」を調整していただいたので(廣瀬社長いつもありがとうございます!)そちらも紹介したい。カートがないので発火できない(発火すると壊れる?)がタナカ製の金属長物AC556(木ストモデル)も手に入れた。4月になるとマルシンの新カート仕様の92系も出るのでそっちも遊びたい。いずれ、いずれ…。

 あぁそうだ、マルシンさん、S&WのM39センターファイア、まだ?