原作者の尊厳 | 黄昏オヤジの暴発日記

黄昏オヤジの暴発日記

退職後の第二の人生を手探りで進むオヤジのモデルガン+独り言。黄昏に染まりながら気まぐれに発火しつつ、この世の由無し事に毒を吐く(令和4年5月20日・タイトル一部修正)

 ここ数日、日中は穏やかな日差しがある。ありがたい。早く春が欲しい。

 

 「セクシー田中さん」が炎上している。私は原作の漫画を読んだことも実写版のドラマも観たことはない。ただ、少し前からちょっとトラブルっぽくなっているのはネット上の様々な書き込みから知っていた。しかし、原作者(芦原妃名子さん)の方が自殺されるとは思わなかったなあ。

 漫画を原作とした実写ドラマが原作と大きくかけ離れたりすることはよくあること。今回の事件も、そのことを危惧した原作者が出版社を間にはさみ原作に忠実であるよう何度も日テレ側に念押ししていたらしい。しかし出来上がってくる脚本は原作を大幅に改変したものばかりでどうにも埒が明かず、ついには自分で最終話の脚本を執筆。だが、漫画とは勝手が違い満足なものにならず不評を買った。なおかつ、その過程で原作者と脚本家がそれぞれの立場でネットに意見を掲載(最初は脚本家側とのこと)していたから、トラブルは人の知るところになっていた。そして最後が原作者の自殺。しかもである。この脚本家(相沢友子という)が「原作クラッシャー」という異名を持つ原作を大幅に改変することでその筋では有名な人物であったらしい。これからは「原作者クラッシャー」に昇格でしょう。更には、同じ脚本家仲間の何人かが漫画家原作者を見下すような「上から目線」な書き込みをしていたことも発覚(界隈では「集団イジメ」と言われている)。そこへもってきて日テレが木で鼻をくくったような「ぼく達、何も悪いことしてないもん」って感じのコメント出すもんだから爆発大炎上。くだんの相沢という女性脚本家は報道が始まったとたんアカウントを消し逃亡中とか。

 不謹慎ですが、

 漫画家殺人事件か?自殺を偽装した犯人は逃亡中。脚本家?

凶器は「改変」

 沈黙する出版社、狼狽する制作会社、嘆き悲しむ愛読者たち

 真実はいずこ

 

 以下はネットでの意見のごく一部

・日テレ公式が最終回(原作者のみの脚本)批判コメントばかりにイイネしてるのヤバすぎん?脚本家は原作者に手直しされた1~8話を自分の手柄だと吹聴するし9、10話は素人の脚本だと降ろされた恨みマシマシだしテレビはその件一切伝えないし、日テレマジで何なの?怖いよ

・日テレは芦原先生が何度も脚本が原作から大きくズレていると訴えていた事をスルーしていた事や脚本家がInstagramで先生を攻撃していた事には全く触れないんですね

・日テレが今日「脚本家を個人攻撃で叩かないで」と言っていたが、脚本家がネットで原作者を集団イジメした件にはだんまりなんだな

・現在出てきてる経緯まとめ
→9、10話あたりの相沢友子の脚本がひどい改悪で、芦原先生は修正を頼んだ(指定もちゃんと細かく入れて)
→でも相沢友子は4週間も、何も仕上げずダンマリで、芦原先生と現場の時間を奪った。
→制作リミットが迫り、結局やむを得ず脚本自体を芦原先生が書くはめに(相沢がギリギリまで時間を奪っていたため、極限状態での執筆になった)
→放映後、相沢友子が「原作者が書きたいと言い出して困惑した。苦い経験」と悪口をSNSに投稿
→相沢友子の仲間が「9、10話は残念な出来」「相沢さんの尊厳が傷つけられた」などとSNSで酷評


 

 以下は原作の愛読者の方のものと思われる書き込み

心が裂け血が迸るような叫びに私は聞こえます

 

 

ねぇ、芦原先生を返してよ  
セクシー田中さん、ラスト読んでないの
ずっとセクシー田中さんを読んできたの
テレビは3話で、違和感感じて見るの辞めたくらい、

原作が好きなの、漫画が一番なのよ 
自分の見識だけで追い詰めた人達、芦原先生を返して 

 

漫画の方は未完

原作者の方も愛読者の方も無念と思います

 

ご冥福をお祈りします