最近、ネットでワクチンのロットごとの違い(副反応割合など)についての記事を目にするようになった。この点に関して、私の今年の4月14日の書き込みでは、厚労省のデータに基づきファイザー社製のワクチン「コミナティ筋注」のロットごとの死者数割合などに触れた。そこで、前回の書き込みから半年経っているので改めて調べてみた。元データは、11月11日に開催された「第88回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第18回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会」(役人らしい無駄な長さですね)の資料の1-2-1の111,112ページである。
それによれば以下のとおりである。なお、すべてファイザー社のものであり、今の二価ワクや小児用は含まれていない。
ロットの種類は10月9日現在で89種類。
総回数(接種可能回数)は、248,333,670回分であり、ロットにより最小79,560回から最大5,756,400回まである。
副反応報告件数は21,084件、内死亡報告件数は1,609回であり、死亡報告件数は、ロットにより0件から72件まである。ロットにより接種回数が異なるので絶対値だけで危険度は測れない。報告件数とともにロットごとの報告頻度(そのロットにおける報告件数/そのロットの回数)も計算されており、こちらによる判断が妥当。いわば致死率ともいえよう。
では、目につくロットをいくつか紹介する。
〇最大接種回数
ロット№「FP9647」2022年4月22日出荷分で接種回数5,756,400回、副反応件数61件で副反応率0.0011%、死亡件数8件で致死率0.0001%
〇最大副反応件数
ロット№「EP9605」2021年3月5日出荷分で接種回数907,920回、副反応件数987件で副反応率0.1087%、死亡件数5件で致死率0.0006%。なお、このロットは副反応率でもトップである。
〇最大死亡件数
ロット№「EX3617」2021年4月29日出荷分で接種回数4,055,220回、副反応件数485件で副反応率0.0120%、死亡件数72件で致死率0.0018%。
〇最大致死率
ロット№「ET9096」2021年4月16日出荷分で接種回数347,490回、副反応件数178回で副反応和率0.0512%、死亡件数8件で致死率0.0023%。
全体を通じて言えるのは、副反応率、致死率とも接種が始まったばかりの前半のロットが高い。つまり危険であるということ。
皆さんもよくご存じのように、当初は医療従事者や高齢者に優先して接種されたが、まさしく実験台としてお亡くなりになったり後遺症で苦しめられているということがはっきりと分かる。気になるのは、最大致死率のロット「ET9096」いわば最恐最凶ロットの接種回数が347,490回と極端に低いこと。もしかすると厚労省もその危険度に気づき、このロットの使用を途中で止めたのではないだろうか。そこでいったん立ち止まっていれば、犠牲になられた方々も浮かばれたかもしれない。しかし、現状を見る限り無駄死にであったようだ。
*ささやかなご連絡
これまでワクチン関係の事柄は「由無し事」として書き込んできましたが、相当のウエイトをなってまいりました。そこで自分の資料整理の意味も込め「禍々しき事々」として別建てすることにしましたのでご了承ください。