年ほど前の事だ。


僕は、嫁と息子を連れて、僕の実家に泊まっていた。


ちょうど、夜9時からの映画番組を見終わった頃だったから、夜11時頃だったんじゃないかと思う。


居間で映画を見終わった僕は、キッチンの流しのほうを向いてサイダーを飲んだ。


ちょうど、その時である。


背後にある、居間から出るドアの向こうから「声」が聞こえた。






「パパァ・・・」





僕が振り向き。ドアを見ると、ドアがほんの少しだけあいており、その隙間から・・・






「目」がこちらを見ていた。






僕「ん~?どうした~?」


そういいつつ、僕は再び流しのほうへ向き、手にもったコップを置いて・・・・



そのまま動けなくなった。








・・・・誰だ?・・・・今の・・・・?








「目」の高さは、確かに子供くらいの高さだった。


しかし、息子は当時、まだ生まれて六ヶ月くらい。

立ち上がることも、しゃべることもできない。

第一、嫁と息子は、ドアとは反対側の部屋で寝ている。

僕の両親は二階で寝ているので論外。






僕は流しのほうをむいたまま動けない。




首筋に、痺れのような感覚が走る。




背後には、確かに「何か」がいる・・・・




ドアがゆっくりと開くような気配がして・・・・




首筋の痺れがだんだん強くなる。




ヒタ・・・・ヒタ・・・・




近づいてくる・・・・








その時、近所の犬がけたたましく吠えはじめた。



瞬間、フッと「気配」が消え、首筋の痺れも治まった。


意を決して振り向くと、そこには何もおらず、ドアは最初に見たときと同じく、ほんの少しあいた状態だった。




あれはなんだったんだろう・・・・?



「パパァ・・・」と言っていたが・・・・



身に覚えはないです。(たぶん)




あ、そうそう・・・・


久しぶりに書いたんで忘れてましたが・・・・


怖い話が苦手な人はこの日記、スルー推奨だゾ。
最初に書いておきますが・・・

今回は「幽霊の話」ではありません。

今から書くのは、

「なぁ~んだw幽霊かと思ったけど全然違うジャンw」

・・・という「実話」です。



これは、僕が叔父の経営する釣具屋に勤めていた頃の事です。

店に常連客の二人組がやってきました。

その二人はいわゆる「走り屋」(山道や峠道をサーキットに見立てて、車でレースをする人達)で、ちと強面ではありましたが、いつも陽気な楽しい人達でした。

・・・ですが、その日の二人はどうも様子がおかしい。

なんというか・・・顔色が悪いんです。

僕は二人にコーヒーを勧めて、こういいました。


シムテック「どうしたんですか?顔色悪いっすよ?」


常連客A「実はね・・・」



二人の話は、こうでした。



その二人は近くの山(高良山)をメインコースとして走っているチームのメンバーでした。

そしてその頃、二人が入っているチームを初め、その山で走っているいくつかのチームの間で、「ある噂」が流れていました。

その噂とは・・・


「夜中にコースを走っていると、道の脇に白い着物を着た女が立っている」

・・・というものでした。


目撃例も多かったらしく、走り屋達の間では、かなり話題になっていたようでした。

「きっと昔、ここで走り屋にハネられた女の幽霊に違いない」

そんな噂まで流れていたそうです。


そんな中、二人は、おもしろ半分、暇つぶし半分で、その幽霊らしきものがよく目撃されている現場まで、昼間に行ってみたそうです。


そこは山道。

道の横には広い林が広がっています。


そこで車を降りた二人は、道の脇の林の中へ・・・



そこで二人が、ある一本の木に目をやると、その木には・・・・

















一体のワラ人形が、クギで打ち付けられていました。





そのとなりの木にも・・・・


またそのとなりの木にも・・・・



そこらじゅうの木に打ち付けられた、無数の「ワラ人形」・・・・







そう、その「白い着物の女」は、「幽霊」などではなく・・・・























「本当にワラ人形の呪いをかけている、実在の誰か」



だったんです・・・・








と、いうわけで・・・


「なぁ~んだw幽霊かと思ったけど全然違うジャンw」


・・・という「実話」でした。



ね?たまにはこんな話もいいでしょ?




あ、そうそう・・・


怖い話が苦手な人は、この日記、スルー推奨だゾw
「茉子ちゃん、こっちは拭き終わったで。そっちは?」

「こっちも拭き終わったよ。流ノ介、千明、この棚、元の位置に戻して」

「わかった。千明、そっち持ってくれ」

「了解……って、やっぱ重いな、これ。二人じゃ無理か?」



年の瀬も迫ったある日。

志葉家では大掃除がおこなわれていた。

屋敷のあちらこちらで忙しく動き回る黒子達の中。

屋敷の片隅にある、物置の倉を掃除する若き侍達。

そしてその中心には……

「俺がこっちの角を持つ。千明と流ノ介はそっち側を持ってくれ」

いつもと変わらぬ表情……だが、どこか楽しげな志葉家当主、丈瑠の姿。

少し前だったら流ノ介が、

「殿!! このような事、我々だけでいたします!!」

と、騒いでいた事だろう。

だが、今では流ノ介も、他の仲間達も、丈瑠のこのような姿を極自然に受け入れていた。

志葉家当主と四人の侍達。

彼らの繋がりは「主従」から、本当の意味での「仲間」へと、姿を変えつつあった。



倉の掃除がほぼ終わり、時刻も昼時にさしかかる頃。

「よ! みんな頑張ってるか? 差し入れ持ってきたぜ!」

源太がオカモチを持って倉の入り口にヒョイと姿を見せる。

「わぁ!! お寿司やぁ!!」

オカモチの中を見て喜びの笑顔を見せることは。

「じゃあ、そろそろ昼にするか?」

言いつつ、汗を拭きながら倉を出る丈瑠。

それに続く侍達。

最後、茉子が倉から出ようとした瞬間。

「ん?」

ある棚の荷物の隙間から何かがハラリと落ちた。

「これは……」

拾い上げてみると、それは写真だった。

やや色あせた写真。

それに写っているのは……






「ふ~食った食った」

満足そうな声をあげる千明。

屋敷内のいつもの部屋。

源太の差し入れた寿司を平らげた侍達は、ゆっくりとくつろいでいた。

そんな中、茉子が、

「あ、そういえば、さっき倉で拾ったんだけど……」

言いつつ先ほど拾った写真を取り出し、丈瑠に渡す。

「この真ん中の男の子……もしかして、丈瑠?」

その言葉に反応した他の面々が、すぐさま丈瑠の背後に集まり、肩越しにその写真をのぞき込む。

その写真には、5人の若者と一人の小学生くらいの少年が写っていた。

「あ!! ホンマや!! 殿様カワイイ!!」

確かに、その少年には丈瑠の面影がある。

その写真を懐かしそうに眺める丈瑠。

「そうか……あんな所にあったのか……」

ふと、流ノ介が問う。

「殿……この5人は一体……?」

少年・丈瑠の後ろで笑顔を見せる4人の青年と1人の女性。

歳は皆、今の丈瑠や流ノ介達と変わらぬくらいのようだが……。

千明がつぶやくように言う。

「先代のシンケンジャー……なわけないよな」

確かに、顔ぶれがそれとは違う。

丈瑠は写真を眺めながら答えた。

「強いて言えば……俺のもうひとつの『家族』……かな?」

「もうひとつの……家族?」

茉子が聞き返す。

「ああ……ほんの少しの間だけだったけどな……」

丈瑠の脳裏に甦る、五人の背中。

そして……

一人の青年からさしのべられた、おおきな手。



そうだ……

俺はあの人達に教わった。




『明日』を……




侍戦隊シンケンジャー番外編 「明日への約束」


---第一幕へと続く---





というわけで。


一週間の漏電期間……もとい、充電期間を終えまして、再び執筆再開です。


今回は丈瑠三部作の第一部にあたる「丈瑠・少年編」!!


写真に写る五人の若者の正体とは?

丈瑠が教わった『明日』とは?


どうぞご期待ください!!