安心ラインとは、
「これを下回ると不安になる金額」ではなく、
「これがあれば、無理をしなくても暮らしていける状態」のことだと思っている。




以前の私は、安心ラインを高く設定しすぎていた。
理想の暮らし、余裕のある貯金、将来への完璧な備え。
そのラインを守るために、気を張り、頑張り、緩めることができなかった。

でも自分を緩めることを意識し始めて、
安心ラインは「数字」ではなく「構造」だと気づいた。




まず大事なのは、生活費が低く抑えられていること。
家賃、食費、日用品。
ここがシンプルであればあるほど、必要な収入は少なくて済む。
安心ラインは自然と下がる。

次に、体と心が壊れない働き方。
一時的に収入が増えても、疲れ切ってしまえば続かない。
続けられるペースで働けることは、貯金以上の安心につながる。

そして、「減っても立て直せる感覚」。
貯金額よりも、
また働ける
・支出を下げられる
・助けを求められる
この感覚があるかどうかで、不安の大きさは変わる。

私の安心ラインは、
「これ以上頑張らなくてもいい」と思えるライン。
「足りないかもしれないけど、壊れはしない」と思えるライン。

不安をゼロにする金額を探すより、
不安を膨らませない暮らしを整えること。
それが、私にとっての安心ラインの正体だった。

安心ラインは、上げるものではなく、
下げていくことで、心を緩めてくれるものなのかもしれない。