「もう一度、娘を」
先日、87歳の母と兄、息子、私の4人で食事に出かけました。
母は毎月1日に、朝早くから宮島まで出かけるのが習慣でした。何歳になっても、その足取りと気持ちの強さには頼もしさを感じていました。
でも、ここ数年で少しずつ変化が。
歩幅が小さくなり、文字を書くスピードもゆっくりになり、記憶に自信が持てなくなる。
目が見えにくくなり、体力も落ちて、友人と会う機会も減っていく。
「できないことが増えたね」
母自身、そう感じているのかもしれません。
でも、それを受け止めながら、できることを見つけようとしているように見えます。
*ご飯もビールも美味しかった
そんな母が、家族が集まると、いつものように可愛らしい憎まれ口をたたく。
「今度、入社式で俺、挨拶するんよ」
「まぁ、あんたができるんね?これから厳しいよ〜」
「やるよ!」
昨年入社した息子と母の会話。
息子は、新入社員の前で話すのは1年先輩として。
あれ? どこかちょっと変だぞ……と思ったら、母は少し間を置いて言いました。
「そうか、今年入社じゃないね。1年経ったんじゃね」
時間の流れの認識が、少しずつ曖昧になってきている。
そうか、私の中にいる母は、ずっと“これまでの母”のままなんだ。
ふと、一田憲子さんの本で読んだ【出会い直し】という言葉がよぎりました。
これまでの母ではなく、今の母と、もう一度出会い直す。
できることが減っていくけれど、それでも母は母。
孫に会うと嬉しそうな顔をする母を見ると、それだけで元気が出るのが伝わってくる。
「ごはん取りに行くけー、作っといて」と息子が頼むと、
「好き嫌い、言いなさんなよ」と、なんだか嬉しそう。
頼られることも、母にとっては嬉しいことなんだな。
今回、食事を企画してくれた兄の気遣い。
さりげなく声をかける息子の成長。
そして、それを受けて、ちょっとだけシャキッとする母。
私は母に何ができるだろう。
考えさせられました。
桜が咲き始めたので、母の生まれた街へ行こうと思います。
神社にお参りして、ドライブを楽しんで。
いつまでもできることじゃないから。
大切なことは、後回しにしない。
今の時間を、まずは大切に。
「もう一度、娘を。」
母と、今の母と、改めて向き合ってみようと思います。
会食終えて、息子と途中まで歩きながら。。。
ここでは、もう一度母を、笑
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