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イギリスから自宅に戻った翌日、人生で初めての「タトゥー」を入れました。
といっても、ファッション的なものではなく、医療タトゥー。
2年前から始まった一連の乳房再建手術の一環です。
まず、胸自体を再建する手術を受け（これが、１年半前）、
その一年後に乳頭の形を作る手術。
そして今回は、そこに色を入れる段階。
こんなにも色々な段階を経るのか…とそれを受ける当事者でありながら、驚くこともたくさんありました。
ちなみに、この段階は人により異なります。
というのも、再建手術時に乳頭を温存できた人は、乳頭の再建や色を入れるタトゥーは不要。
また、イギリスで再建手術を受けた場合は、乳頭の再建はなくタトゥーで色入れをするのみという人も多くいます。
私は、ファッション的なタトゥーを入れることに全く興味を持ったことがないのですが、なぜか子供の頃から他人事ではない気がしていて。そのため、タトゥーを入れることが決まった時には、「こういう形での刺青だったかー」と何だか感慨深位気持ちに。
苦笑
今回お世話になったのは、いつもの病院ではなく、小さめのクリニックの形成外科。いつもの病院（がんセンター）の先生の紹介です。
今回お世話になったクリニック（形成外科）と、タトゥーアーティストの方を紹介されました。
それぞれに違いがあり、自分に合った方を選ぶ方式。
クリニックでのタトゥーは、医療タトゥーと言ってインクもアレルギーなどが出にくく金属の含有量が少ないものが使わるとのこと。また、病院での処置となるので、不安などがある場合にはすぐに対処もしてもらえます。
タトゥーアーティストにお願いする場合は、それを本職とされている方なのでより色の入れ方などがきれい。場所は病院ではなく、街のタトゥースタジオで行われます。
値段には結構差があり、タトゥースタジオの方がお安め。
紹介してくださった先生が直接それぞれのクリニックやスタジオに足を運び、見学をし言葉をかわし、安心してお任せできるという方々。
私は今回は、その後のケアや通いやすさを考えて、クリニックを選びました。
実際の施術時間は15−20分ほど。
その間、先生がいろいろお話しをしてくださっていたので、気が紛れました。
その後２回ほど検診に伺い、経過は順調。
今回入れた色は、個人差があるものの大体5年ほどでだいぶ薄くなっていくとのこと。
その後また色を入れ直す人もいれば、そのままの方もいらっしゃるそうで、色の変化や自身の思いも含めて変遷をゆるゆると眺めていこうと思います。
追記：
ちなみに、タトゥーの痛みについてですが、病院での施術だったので先に麻酔を打地ました。胸の手術をしているため、そもそもまだ麻痺が残っている状態なので麻酔の注射自体も痛みを感じなかったのは幸いでした。
また、施術後は一応痛み止めを処方してもらいましたが、痛みはありませんでした（多分麻痺しているから）。
その２日後に発熱があり、初めはタトゥーの影響かと思いましたが、おそらくインフルエンザでした…。
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