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本を読む時。
その本の種類や自分にとっての意味合いによって、私の向き合い方は毎回異なります。
面白いものに出会ったときは、文字通り寝食を忘れてどんどんと読み進めていくことが多いのですが、「面白いを超えるもの」に出会った場合は、逆に読み進めるのを躊躇することがあります。
「面白いを超える」とは、簡単にいうとポイントは2点。
「これからの人生に（良い意味で）影響を及ぼすと思われるもの」
「じっくりと咀嚼し味わいながら、自分の中に浸透させていきたいもの」
また、それを読むタイミングも大事で、興味を持ってからも「今かな」という時期まで読み始めるのを待ったり、いざページを開いても「まだ早かった」という時はさらに寝かせることもあります。
これは映画や漫画でも同じ。
例えば、映画『マトリックス』は20年以上前の映画ですが、気になり始めたのは5、6年前。その後4回程の中断を繰り返し、結局5年くらいかけて観るタイミングにたどり着きました。
（さらに言うと、ちゃんと深く理解しながら見たかったので、ところどころで映画を止め、もう何度も観ている旦那に解説してもらいながら、2時間15分の映画を見終わるのに3時間以上かかった。）
笑
友達にこの話をしたところ彼女も同じタイプだそうで、特に大切な本は寝かしたり、間を開けたりとなかなか読み進められないとのこと。
最近、数年前に読んだ『サレンダー』という本を再び読み始めました。
2度目なのに、全然進まない。笑
それはつまらないということではなく、
しっかり自分に浸透させたいという思いと同時に、根底にうっすらと恐怖心を含むような落ち着かなさや、忘れていたり目を逸らしていたことを「知りたくない」と思う真逆の欲求や、なんだか色々な思いがそこにはあります。
多分それは、それを知ることで自分の思考や感覚が少なからず変化することを知っているからなのでしょう。
変わることって、やっぱりちょっと怖かったりするもんなー。
数ページを読み進めて、
「前回読んだときは、ここに書かれていることの表面しかわかっていなかった」という発見や、
自分の気持ちや体験がそのまま文字になっているような感覚に喜び救われるような想いや、
自分の無意識の部分に触れられて何かに気付かされるという震えるような体験をしたり。
しかしそれがあまりにも強烈で、そのあと数日間は気づきや揺さぶりを受け付けられずページを開くことができなかったり。
多分それは、消化や浸透の時間でもあるのだと思います。
時間が経ってから読み返したり見返したりすることで、「もしかして以前は誤解していたかもしれない」と思う箇所に出会うこともあります。
全てを理解したつもりだったけど、もしかしたらこれはこういう意味だったのかも…、と新たな解釈が自分の中に生まれてきたり。
また、以前は気づかなかった細かな部分から新たに感動したり。
それは、数年前よりも自分の視野が広がったということかもしれないし、感性が変わったということかもしれないし。
実は、昨日から観始めたドラマがあります。
こちらも、数年前に一度観たことがあるものです。
ここにもたくさんの新たな気づきが詰まっていて、こちらも当然ながら一気に最後まで見るにはもったいなくて、少しずつじっくり、時に巻き戻しセリフを何度も聞き返しながら、じっくり味わっています。
なんだかそれは、硬い氷砂糖を少しずつ齧りながら、決して急いで噛み砕かずに、ゆっくりと溶かしていくような作業のようにも感じられます。
こちらについてはまた別の投稿で。
◆ ヒーリングセッション
【遠隔セッション】 60分 80ポンド（12,000円） or 90分 110ポンド（16,500円）
スカイプやZoomを通してのセッションです。
インターネットの環境があれば、世界のどこからでもセッションをお受け頂けます。
【対面セッション】 90分 115ポンド （17,250円） ＊セラピールーム利用の場合は＋10ポンド
ロンドン市内のセラピールーム、カフェなどでの対面セッションです。
小さなお子様がいらっしゃる方でも、ご自宅にお伺いできますのでお気軽にご相談ください。
◆ 「心の壁」を取るセッション
古い感情が折り重なって心を覆うように作る「心の壁」。これをリリースすることで、ご自身の心の声がより聞き取りやすくなります。上記のエモーションコード・セッションの中でお受け頂けます。
◆お得な回数券や長期サポートセッションもご用意ししています！