どこ鉄181 〜地球の裏側で | 菅野貴夫の野球電鉄

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俳優・菅野貴夫のブログです。
「どこ鉄」とは、友人から送られてきた鉄道写真を、それがどこで撮られたものかを推理・検索・悪戦苦闘しながら解いていくシリーズです。

こんにちは。どこ野鉄夫です。



出演する舞台・テッピン『ゼツボーのエンゲキ』いよいよ18日(水)から始まります!

6人の強力なおじさんたちによる壮絶な汗だくバトル推理劇(?)ぜひぜひお越しください!




そんな忙しい時期に何をやってんだという感じですが、本番前に書き上げたかったボス級編をお送りします。




それはワッティさんからの1枚。

ほぼ1年、手をつけられずにいた海外の路面電車。

前回の闘いで勢いがついたので、思い切って捜索開始。



海外編の基本・まずは言語チェック。

このosde 50……広告?

Sの下に見慣れない線。


とりあえず線は無視して検索、ホームページ発見。

……グラシアス?スペインか?


ハンバーガーの「PINCHE」は、店名かどうか分からないけどやはりスペイン語のスラングのよう。



スペインは確か、いろんな都市に路面電車が走っていたような……




飛び立つ前に他の要素はないか?

奥のほうに見えるのは車両か??

赤系統の車両に見える。



さらに写真左端。

車のナンバー。黒地にアルファベットと数字。

これを確認してみよう。



「スペイン 車 ナンバー」で検索。

あれ、スペインは白地で水色が入ってるのか。。


画面を進めると。

あった!黒地に白文字。

アルゼンチン!

うむ。

そしてアルゼンチンの公用語はスペイン語。



よし国がわかったぞ!!



お次は「アルゼンチン トラム」検索。

赤系統の電車!!

首都ブエノスアイレスを通ってるんだな。



(Wikipediaより)


なるほど、2系統の路面電車と。

もはや時間の問題だな。



いざブエノスアイレスへ。

さすが首都、路線網が充実!



 (なお日本とは違い、一般的な路線=長距離の列車が走る路線もカラーで出てくることは後から分かった事)



とりあえずメイン通りっぽい所を探し。

大通りの真ん中に駅っぽいもの!


どうだ?

バス停だったか!

専用道路で整備されてるから路面電車かと思ったよ!



マップで直接「tram」入力。

おっ、クラシックな車両が出てきた!


すぐさま現地へ。

単線だな。。

調べてみると、昔の車両を保存(観光)鉄道として走らせている路線のよう。

(昔は路線がいっぱいあったらしい)



いま一度問題写真。

日本とは逆の右側通行道路の真ん中に、路面電車が通っている。

並木とその向こうにビルも見えるから、やはり都市部だろう。そして現役の路線ぽい。



現役で営業している区間をちゃんと調べよう。

最初に出てきた路線は2012年に休止、というか5年しか運行してなかったって事?かなり新しそうなのに?どゆこと?



2つ目。

これはちゃんと路面電車。



3つ目は、

ちょっと最初のほう何言ってるかわからないけど、最後の一文が気になる。。



2路線と言いながら3路線あって、いちばん新しそうな路線が真っ先に出てきてしかも「廃止」と言われている、よく分からない状況。

これだから海外編は困る。



とにかく赤い車両が走ってそうだったのは、「最新なのに廃止されている」路線だったので、そこから着手。


うむ、赤系統の車両。

プエルト・マデーロとインディペンデンシア?というと所を走っていたと。


このあたりか?

既に線路がないのか、間違った場所を見ているのかも分からない。



モヤモヤしながら路線があったと思しき通りを追っかけて。

おおっ似たような建物!!…でもちょっと違うか!



要領を得ないまま2つ目の路線・プレメトロへ。

こちらはちゃんと線路がある!

しかしどうにも雰囲気が。問題のほうだと広告が多い=都市的なイメージ。

いっぽうプレメトロは全線を辿ってものどかな郊外ばかりで中心市街地からは遠い場所を通っている。

あと架線柱の形が違う。



3つ目(トレン・デ・ラ・コスタと言うらしい)は、

こちらも架線柱が違う。昔のスキー場のリフト支柱みたい。

そしてWikipediaの説明文どおり、道路上を走る区間は無し。



うーむ。



ここまで1週間ほど時間をかけて捜索した結果、わかった事。

ブエノスアイレスにある路面電車はこの3つ。


都市名にかぶっているのが廃線となった新しいやつ、

下でうねうねしてるのがプレメトロ(路面電車だけど郊外)、

上のがトレン・デ・ラ・コスタ(路面区間がない)。




行ったこともない、地球の裏側アルゼンチンの首都ブエノスアイレスの路面電車を説明できるくらいの知識は獲得した。



とは言え迷子になっている状態。



どうしたものか。



本当にアルゼンチンなのか?という不安が湧いた日々もありました。

いま一度osde広告を検索、日本語訳にしてみると、

やっぱりアルゼンチンなのは間違いなさそう…!



ずっと心に引っかかっている(赤い車両が走っていた)廃線になった最新の路線を改めて慎重に捜索。

全部の交差点でご丁寧に時間をさかのぼって捜索した結果、この路線は単線だったという事実に到達。




クーッ!!




完全にブエノスアイレスでの捜索は詰んだ!


ひょっとして他の都市にあるのでは…とアルゼンチンの他の大きそうな都市(コルドバ・ロサリオ)を調べても、路面電車は無く。




捜索を開始してから2週間、寝ている時にもこの写真のことが頭をチラつきます。


「モンテビデオ……隣国ウルグアイの首都モンテビデオを調べてみるんだ…もしかしたらアルゼンチンの車も走っている可能性あるし…」そんな風にうなされて起きた朝もありました。



寝起きで調べみたらウルグアイには路面電車なし(というか電化された路線なし)



どこ鉄を始めて180本超の記事を書いてますが、夢の啓示が確保に繋がったことは一度もありません!

ただメンタルをやられているだけです!


一体どこなんだ?この都市は!



今まで積み重ねてきた要素を全てぶん投げるような検索。

もはやこれしか道はない。



とは言え未練たらたらの南米。

えっ……?



ブエノスアイレス以外に路面電車が走っている都市が簡単に出てきた…?今までの捜索は何…


ブエノスアイレス以外の都市を捜索した時にも目に付かなかったような小さい表記…



先ほどのWikipediaで路線を検索。

赤。

この路線を調べるまでもない確信。




いざ街へ降臨。

ここまで散々間違いを重ねてきたからこそ、街をチラッと見ただけでどこに路面電車が走ってるかは一目瞭然。



着陸。

この空気感。この街だったか……やっと着いた。。



ここからは単純作業、全部の交差点を逐一ストリートビューでチェック。

仕留められると分かったら執拗になるのがどこ鉄心。




それでは大変お疲れ様でした、問題の写真↓



ようやく辿り着いた写真↓

よっしゃーーーーっ!!!!



というわけでアルゼンチン・メンドーサ市のメトロトランビアの走る風景、確保っ!!!!!




いやー大変な問題だった!




さんざん苦労した割には簡単な検索で辿り着いてしまう、それもどこ鉄の醍醐味とご容赦ください!



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今回もお読みくださりありがとうございました。



これを読んだ方は自動的にお芝居を観に来てくださいね!



ではまた!