どこ鉄 〜ガソリンの前で燃える | 菅野貴夫の野球電鉄

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俳優・菅野貴夫のブログです。
「どこ鉄」とは、友人から送られてきた鉄道写真を、それがどこで撮られたものかを推理・検索・悪戦苦闘しながら解いていくシリーズです。

こんにちは。


最近はすっかりスマホの写真フォルダが鉄道写真まみれになってきて、どれが記事にしたもので、どれが今から書くものか、こんがらがって参りました。




皆様お元気でしょうか。



さあ今回もやっていきましょう。



まずは(ガサゴソ)、、、これだ、こちらから!
またまた大学の後輩・フェロモンさんからの1枚です。前回のエプロンさんとは同期ですね。
「廃線です!」と、ご親切な紹介もしてくれましたが、そんな事は見ればわかります(笑)


草ボーボーだし、なにしろタイガーロープが線路を塞いでますからね、タイガーロープが。知ってるんだから!



この時点で、答えには95%近づいています。




事前情報として、彼女の地元は神奈川県の大和とか藤沢のあたり。


あの辺で有名な廃線といえば、相鉄線(相模鉄道)から米軍厚木基地へ、燃料を輸送していた引き込み線に違いない。
(僕は廃線もそこそこ好きなので、各地の廃線の記事を読んだり、Googleマップで痕跡を見つけて微笑んだりしています)



というわけで、この写真が来るずっと前からマップで眺めていた路線を今回は鋭い目で捜索、
一丁あがり。


やりとりはこちら↓
時間帯的に酩酊も進んでいたので、調子に乗った発言をしていますね。気をつけなければなりません。




お次は、こちらもお馴染みになってきた加瀬さんからの都市鉄道シリーズ。
お!!サフィール踊り子ですね。

バブル期に走り始めた「スーパービュー踊り子」の引退にともない誕生した、高級路線を引き継ぐ車両です。


なお普通の「踊り子」は、僕と同い年くらいの185系という国鉄の古い車両をいまだに使っています。最近ようやく置き換えも進んできましたが、185系にはすごく愛着があるので、最後まで頑張って欲しいと思います。


さて能書きが多くなりましたが、写真で隣にいるのは京浜東北線の車両ですね。


そこで、京浜東北線の走行区間(大宮〜大船)と、
サフィールの運用区間(東京〜伊豆急下田)の中で、この両者が並ぶ駅をあたっていきます。

オレンジ色のラインカラーに5番線の表記。
たいへん貴重な栄養素です。


品川、川崎、横浜、大船と捜索し、写真上のガードだったり、番線が違ったりして該当なし。(東京駅は上にガードが無いので除外)



ううむ、次なる手は。


サフィール踊り子の所属を調べます。


所属というのは、この車両がどこの車両基地で休むか、どこで管理されているか、という事です。



調べてみると、大宮とのこと。



ほほう、大宮か……。


走っている場所とは逆方向ですね。


これは少し前に話題になった高輪なんちゃらかんちゃらウェイ駅の開発と関連していて、
ここにあった車両基地を廃止して跡地を再開発しているので、もともと居た車両たちは周辺の基地へお引越ししたのです。
踊り子が大宮所属になったので、サフィールも同じくという事ですね。


という訳で、大宮まで区間を広げて捜索。

ほどなく。

元の写真↓

探し出した写真↓
上のガードにある穴も一致。ホームの赤いラインが無いのは時期の違いです。


上野駅、到着!!


営業運転の区間から外してくるとは、油断のならない問題でしたね。


お次はこちら。
加瀬さんは一度に写真をくださるのではなく、解くたびに「じゃ次これは?」と繰り出してこられるので、スパーリングとか修行をしている気持ちになります。


さて、貨物ですね。


まず注目したのは、写真左側にある「4」とオレンジ色のラインカラー。


先ほどの続きというのと、夜勤に行く前に解いてドヤってやろうという気持ちから、少し探したところで「大宮」と答えてハズレ。


加瀬さんから「やっぱムリか〜」と言われ、ムリだと!?この俺が!?と、燃えない僕ではありません。



休憩中に、改めて見直してみました。


東京でオレンジ色のラインカラーを使用している路線はいくつかありますね。


先ほどは上野東京ラインの色と勘違いしましたが、オレンジ色と言えば、なんと言っても中央線。


そしてこの貨物。タキ。


電車にクハとかモハがあるように、貨物にも形式があります。
この車両は、ガソリンを輸送するタンク車でボギー台車を履いている「タキ」です。


中央本線を長野県方面まで走っていることが多いイメージ。長野駅の近く、篠ノ井とかにゴロゴロいます。



そうか、中央線か…!!



確かに、番線表記の◯◯線みたいな文字も、3文字でちょうどピッタリな感じがする…!大宮あたりだと高崎線・宇都宮線とか、もっと長いもんな!


ここからはシンプル、中央線で貨物が一旦停止しそうな大きな駅を見てみます。


ほどなく。
枚数制限から、すぐ隣で比較できませんが、番線も、上の鉄骨の切り替わりも一致。


JR中央線・立川駅、燃えるような気持ちで確保!
元の写真はガソリンを運ぶ貨物なので危険!
むしろ離れていてよかった!



加瀬さんからのスパーリング修行は現在もまだ続いておりますが(笑)、続きはまた次回以降で。




今回ラストはこちら。キコ/qui-co.という劇団で以前共演した、浅倉のアニキ(浅倉洋介さん)からの1枚です。
橋!



踏切系の、また新しいパターン!



これは、どうやって行ったものか…。



まずは要素の確認。
・単線の電化路線
・渡るのは川というより水路
・この角度では線路の幅は分からず
・背景から平野部であろう
・なんか暑そう(北のほうではないかな)


手前の電線のせいで架線柱や電線の状態が絶妙に見えづらいので、すっごくイライラしました。
「……切りたいっ!!」と何度も思いましたが、絶対に切ってはいけません!



そんなわけで、やはり橋をフィーチャーすることになります。



こういう橋の構造は「ガーダー橋」と言うので(鉄道模型からの知識)、画像をいろいろ検索。



おっ?と思ったガーダー橋の写真から、その路線に着目するという方法です。


まず、海に近そうな雰囲気かな、と思って房総半島を当たって(好きだねえ……本当に好きだねえ)挨拶がわりのSUKAを喫し(こんなにSUKIなのに)


次に、九州の西鉄やJR鹿児島本線に目をひかれました。

今年2月、劇団きららの福岡公演が終わった翌日に西鉄乗り鉄を敢行したのですが、柳川市付近とか、筑後川の河口あたりは平野部で水路が縦横無尽に張り巡らされているのです。


俺はあの辺りは知らないわけじゃないぞ……!との経験も備えて意気込みながら手ぶらで帰宅。




お次は群馬県と栃木県にまたがる両毛線に着目するも、芳しくなく。



むむう……橋のイメージだけにこだわり過ぎても、答えに近づける感触がない……。




どうにか気持ちをリセットして、架線柱に絞ってみます。


見づらいけど、どうもシンプルな作りのよう…。



上で調べた路線はどれも違う型をしていたのも、ここに着目するきっかけでした。



こんどは「単線 架線柱」で出てきた路線を探ります。

基本的に鉄道模型の画像ばかりの中、左上の架線柱に「おや?」と反応しました。


ページに進んでみると、秩父鉄道の架線柱とのこと。



………秩父鉄道………!



上に並べた要素、
すなわち単線の電化路線で平野部で、そして熊谷とか暑いところを走っている!(最後の要素は若干こじ付け)



さあ今回も捜査本部に活気が出てきました!!(1人)




元の写真から、少し離れたところを道路が並走して、線路の先に踏切があるような景色を頭に思い描きながら、何と言っても小さな川か水路を渡る場所を丹念に探していきます。


すると。
ピタッ!!



ここだ。



何故、こんな場所で写真を…?




ただアニキは「友人から送られてきた写真」と言っていたので、このあたりに住んでいる方かも知れませんね。もし、どこ鉄用に送ってくださったのなら大変嬉しい話です。


とにかく、ストリートビューなど全く出てこない、この田んぼか畑の中の画像を、探しだしてやります。



合言葉は「秩父鉄道 奈良用水」。(上の航空写真より)



では、元の写真↓


探し出した写真↓
緑の感じ、奥にある家の型もピッタリ。


というわけで秩父鉄道・奈良堰用水橋梁(埼玉県)、関東平野の真ん中で確保!!



〜〜〜〜〜〜

今回は以上です。


いやー、毎回ほんとに疲れるんですが、この作業がお腹のぜい肉に効いてくれたらどれほど嬉しいか、と思います。

スパーリングという文字をスパークリングと空目した方、乾杯しましょう。



最後までお読みくださり、ありがとうございました。



また次回。