毎日暑いですね。
体調などお気をつけくださいませ。
8月のお芝居の稽古がフル回転になってきておりますが、こちらではお先に、9月に出演する作品のご案内をさせていただきます。
こちらも初めての参加というか、一発目になる[ハッカ]。
作・演出の小栗さんはキコ qui-co.でご一緒してまして、この人の紡ぎ出す言葉と世界とリズムがとても好きです。
初めて共演させていただく皆様も、それぞれとても鮮やかな色合いを持っている方々で、合わせるのが楽しみです。
そしてもちろん、観に来てくださる皆様に、お腹の底からワクワクするような、それでいてガーンとやっちまうような、そんな作品をご用意してお待ちしております。
9月上旬、西荻窪、ぜひぜひお越しくださいませ!
わたしたち。
わたしたちは、街で暮らしている。スマートフォンで通信する。これは凄まじい科学力。凄まじいわたしたちは、いつしか死なないカラダを手に入れた。それは奇跡でも魔法でもなく、単純な医学の進化によって。わたしたちは機種変更をするような手軽さで、命を更新する。
老いないカラダが死なないまま過ごした、
この街の1000年におよぶ日常。
白々しい太陽がアスファルトを焦がし、笑っている内に煌々と浮かぶ月。
全てが満たされ、誰も泣かなくなってしまった。泣くことを忘れてしまった。
だから彼女は、涙を思い出す冒険に出る。
物語は、いつかの津波のように1000年を遡上する。そこには、可愛らしくも残酷な人類の秘密が隠されていた。
ひとりぼっちの彼女が泣いている頃、わたしたちの背中にはいつまでもいつまでも、おつきさまがついてくる。さあ、暗闇の中はしゃごう。この内の誰かが泣いてしまうまで。
謎が謎を呼ぶサスペンス的な緻密構成でスリリングに展開する物語を、会話劇と生演奏で紡ぎます。ハイボルテージにメーターを振り切ったまま、ラストシーンまで疾走します。やがてステージに残るのは、ひとつの雑音や一滴の汗の動きだけでも消えてしまう程繊細な、誰の胸にも去来するノスタルジィ。


