劇作家女子会×時間堂
「劇作家女子会!」
おかげさまで無事に終演いたしました。
たくさんのお客様のご来場、本当にありがとうございました!
スタッフの皆さま、お手伝いに入ってくれた皆さま、共演者の皆さま、そして劇作家女子の皆さまと演出のせりさん、ありがとうございました。
こちらが四人衆ですね。左からオノマリコさん、坂本鈴さん、黒川陽子さん、モスクワカヌさん。
このような、劇作家と表立って交流するイベントはなかなかないので、とてもいい経験でした。
だれか「モスクワさん」という4コマ漫画を書いてくれないかなあ。こんなに、膝から崩れ落ちるほど面白い(そしてコメントひとつひとつに芯というか鉛が入っている)人は滅多に居ませんよ。
それにしても「女子会」とか言っておいて中身はかなりハードな公演でした。はじめから分かっていたことですがね。
僕がメインで出たリコ先生の「Compassion」。
初めての、いわゆる不条理劇と言うんですか。とにかく手強かったです。同時に役者冥利に尽きる戯曲でした。
僕が痩せたのは、これのおかげです。
今の自分の端っこまで行った気がします。お客さんの感想や意見をこっそり取り入れながら日々味付けを調整していけたのは良かったのと同時に、稽古段階でそこまで行けなかったのは、今後やるべき事でしょう。役者って楽しいね。泣きそうだよ。
相方の新劇団員・阿波屋鮎美は、間違いなく僕より大変な思いをしていました。
ただ稽古のなかでで少しずつ、一つずつ階段を上って、本番では客席を席巻するような破壊力ある女を演じたわけで、これは本当に大したものだと思います。ありがとう。
もうひとつ出演した(というか全員出演)坂本鈴先生の「親指姫」。
この演目は、完全に劇団だるめしあんの逆転サヨナラ勝利です。
稽古初期からの逆風(恥ずかしながら僕もその風の一部でした)に屈せず、自らの世界観を作りあげた鈴さん、そして現場で凛と立ち続けた看板女優・河南由良さんには脱帽です。由良さんはしなやかで可愛らしくて華があるね。ぜひまた一緒にやってみたい俳優さんです。
そして何より初回から代打で登場し試合を支配し続けた木内P。今回の救世主であり、その独特の存在感をたっぷりと魅せつけてくれました。カッコいい場面で、自分で用意した小道具のラムネを食べようとして落とした時には、芝居中にもかかわらず爆笑してしまいました。
僕の軽薄話としてよくあるのが「はじめはブーブー文句を言うくせにやってみると一番楽しんでいる」というもので、今回の親指姫もその例に違いませんでしたね。
コンパッションのほうが40分メインでやってるのに、わずか2回、数秒の出番である有栖川くんへの感想のほうが多かったのは、どうしたもんでしょう。なぜ僕が完全に楽しみにかかっているのがバレたんでしょう。
これが今回もっとも物議を醸した衣装です。
コンパッションあっての親指姫というか、どちらもできて嬉しい、みたいな感じですね結局のところ。
そのほかの役者さんについて書くと、まずは連続共演となった佐々木なふみさん。
この人すげえな、と心から思いました。
演技ももちろんこちらの期待を余裕で上回ってくるし、劇作家女子の先輩としても頼もしすぎる存在でした。
打ち上げでピシャリとダメ出しを頂きましたよ。おねえさん、僕がんばります!!
新劇団員の長瀬みなみ。
今回、いちばん大変だったのは彼女でしょう。4本中3本に出演、ひとつひとつの作品のなかで大きな壁にぶつかりながら、怒涛の日々を乗り切りました。
今後の彼女のさらなる成長を、楽しみにしていて下さい。
そして時間堂中堅になりつつある直江里美。
彼女の成長ぶりは本当にすごいもので、偉そうな言い方かも知れませんが着実に「任せられる」俳優になってきています。
次回の黒澤世莉+直江・あゆみ・みなみで乗り込む利賀では、さらに先輩として頼れる部分を披露してくれることでしょう。
長々と書きました。
ワタクシは明日から、7月24日・下北沢にて開幕の
JACROW「カルデッド」
へ向かいます。
ではまた、会う日まで。
菅野貴夫


