私は、つい先日まで今の生活に、どんなに無理をしても慣れていかなければならないと思っていた。
ここで言う「慣れる」とは、病気・障害・介護に慣れた生活を送るという事を指している。これらに慣れていかないと精神面で非常に厳しい状態が続く。確かにそうかもしれない。
突然、今までの生活とは、百八十度近く変わったものとなる。誰かが常に近くにいる。プライベートなんてものは、存在しない。自由とは何なのか分からなくなっていった。身体の不自由に対し、常にサポートしてくれる方がいて、不自由の”不”が外され自由になるのか。それよりも精神的な自由を求めるか。彷徨い続けて迷走していた。
誰かがいる生活だからこういう環境に慣れていかないとと、いつも考えていた。ただ人間は、すごいもので適応していき、普通の生活のようになってくる。これが慣れるという事だと思っていた。
実際には、慣れる事に、慣れていたように思う。少しずつでも、気持ちに無理をしすぎないで、本当の意味でも慣れていく必要がある。
病気の進行、家族構成など境遇により、異なるが焦って気持ちを置き去りにして、慣れる事に慣れないように、どういう状態であっても自分は、自分らしくいようと思う。
それが、成れる(慣れる)という事であり、すなわち自分らしい生活、自分らしい生き方になるのだと思う。