健康にいい食品の筆頭に挙げられる大豆。
しかしながら大豆が私たちの身体にどのような作用をもたらすのか
知らずにいると、健康のために意識して摂っていたはずの大豆が
かえって逆効果になることがあるのです。
江戸時代の文献に、
「米はその性、温なり。小麦はその性、微寒なり。大豆はその性、寒なり。」
と書かれています。
寒というのは、身体を冷やす作用があるということ。
大豆の組成をみてみると、
ナトリウムとカリウムの比率が1対560。
身体を温める元素ナトリウムに対して、
身体を冷やす元素カリウムが圧倒的に多いことが分かります。
特に妊娠中のあ母さんが豆乳や大豆製品を頻繁に飲んだりしていると、
お腹の中のこどもが虚弱になって低体温で血の気のない状態で
弱々しく生まれてくる傾向があると言います。
豆腐を食べるときは、身体を冷やす陰性の食品だと認識したうえで、
湯豆腐にして身体を温める薬味と一緒に食べたり、
味噌汁の具にして食べるなど工夫すればOKです。
ではなぜ同じ大豆を原料としていうのに、
味噌やしょう油が身体に良いのかというと、
時間をかけて発酵・熟成させているからです。
これらによって、カリウム元素がナトリウム元素に原子転換していくのです。
広告の煽りに流されて何でも入ってきた情報を「良い」と思うのではなく、
自分の身体にどんな影響を与えるのか考え、自分の状態に合った
食べ物を摂っていくようにしましょう^_^