日本人の携帯電話の普及率は100%を超え、
一人一台は当たり前の時代になりました。
私も14歳の時からかれこれ10年以上ケータイを持ち歩いてきましたが、
そのケータイから発せられる見えない危険性について知ったのは
ここ2,3年のことです。
電磁波の危険性については前回までの記事で挙げてきましたが、
SAR値(人体に吸収される電磁波エネルギー量)の許容値を
先進各国で比較してみると、
日本が許容量2.0W/kgに対し、
アメリカ 1.6W/kg
中国 1.0W/kg
スウェーデン 0.8W/kg
ドイツ 0.6W/kg
と、日本だけ許容値が甘いことが分かります。
また、フランスやロシア、イギリスなどでは
16歳未満の子どもは携帯電話の使用を控え、
イヤホンの使用によって頭部に密着させるのを防ぐように勧告しています。
それに比べ日本は一般市民に対する携帯電話の使用法について、
具体的な指導や勧告はしていません。
むしろ、子供に携帯電話を持たせることを容認しています。
現在iPhoneをお持ちの方、
取扱説明書にこれについての注意が記載されていることを御存知ですか?
ホームページ上やショップ店員からの説明では
ほとんど説明されることはありませんが、
よく探すと説明書には気をつけようと記載されています。
以下、iPhone4の取扱説明書より一部抜粋です。
「iPhoneを持ち運ぶときに暴露レベルを最大レベル以下に保つには、身体から1.5cm以上離すよう
にしてください。金属が含まれるケースの使用は避けてください。高周波エネルギーへの暴露は、時
間および距離と関連しています。
高周波エネルギーへの暴露について不安がある場合は、iPhoneの使用時間を減らし、内蔵スピー
カーフォン、付属のマイク付きヘッドフォン、他社製アクセサリなどのハンズフリー機器を使用するこ
とでiPhoneをできるだけ体から離して持ってください。」
さすが海外企業です。
この勧告をどう捉えるかは消費者一人一人の判断です。
ただ、お子様のいるお父さん・お母さんは特に、
親の無知によって子どもを苦しめることのない様
対策をとって頂く事を願います。