涼しくなってまいりました。
もう秋はすぐそこですね。
さて「モモのお宅の王子さま」視聴終了しました
かわいいドラマでした~。
キャストは下記の通り
陳黙黙(モモ)=楊丞琳(レイニー・ヤン)
荘俊男(MARS)=汪東城(ジロー)
魏加森=胡宇崴(ジョージ・フー)
柯一隻=金勤(キング・チン)
陳楚楚=LINDA
2009年制作 監督は林子平。
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簡単に言っちゃえばオタク娘とナルシストの落ち目アイドルの恋物語なのですが、
最近にはめずらしい直球ど真ん中なラブコメです(笑)
なのに、いわゆる青春ラブストーリーと銘打たれている映画とかを
気恥ずかしくて観れない質のワタクシが、鳥肌もたたず、鼻でせせら笑う事も無く、
可愛いなぁ
と思いながら観れたので、ワタクシ的には嬉しいドラマでした
日本ではいつの頃からか、ドラマに登場する女の子に二次元的な可愛さを求めるようになって
感情表現も漫画的になっていますが、このドラマの主人公のモモはオタク少女ですが、
感情の表現方法は決して漫画的ではありません。
むしろシニカルで、一歩下がって周りをみている冷静さも持ち合わせています。
反対にMARS君のほうは、アイドルという職業柄か非常に漫画ちっくな言動を
オーバーアクション付きで繰り返します。
自分の感情を対極の方法で表現する二人。
そんな二人が出会って、衝突しながらもお互いを理解し合っていく過程は、
観ているワタクシ、母親のような気分になってしまいました(笑)
相手を大切にするという方法を学んでいくモモとMARS。
そして、それを見守る人々。
モモの姉チュチュも、MARSのマネージャーのイーチーも善人ですが、
欠点も弱さも持ち合わせている人物なので、諸々の難しい問題が起こった時に、
逃げたり卑怯な手段を使ったりします。
しかし、主人公二人をとても大切に思っている気持ちはよく伝わってきます。
そして、モモとMARSも彼らをとても大切に思っているので、どんなに苦労しても
恨みごとを言ったりしません。
このあたりの情のやりとりが、とても温かみがありました。
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大切に思っている相手だからこそ、弱さも欠点もまるごと許容する、
実際はとても難しい事ですよね。
家族であっても難しい。
しかし、モモとMARSはそうしようと努力します。
その努力する姿が痛々しいほどですが、とても美しいと感じました。
単に可愛いラブコメと思って観始めたドラマでしたが、なかなか
最後は「こういうエンディングだけはやめて欲しい」と思っていた通りの
ベタなエンディングでしたが・・・。
ともあれ、やっとジロー君のイメージが「金ちゃん」から「アイドル」になりました(笑)