傷ついた心に愛という花は咲いたのか?「私も、花」視聴終了 | ドラマ三昧

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私も花!」全15話、視聴終了しました。



違和感を払拭してくれる事を期待しつつ視聴してましたが・・・

ダメでした(^^ゞ


そして、まさかの1話短縮!


これって不人気打ち切りでしょうか?





うーーーん、つくづくついてないドラマでしたねあせる




ワタクシはドラマ視聴開始前に、あまり詳しく情報を仕入れるほうではありません。

「あのドラマ、面白かったよ~」という先輩諸氏の感想はある程度参考にしますが、韓国での視聴率やら評価やらは、ほとんど知らずに視聴開始します。




視聴が終った後で色々と情報を探すほうなのですが、この「私も花!」については例外的に視聴途中で情報を探しました。




前にも書きましたが 、腑に落ちないことがあったので・・・。



そうしてようやく納得できたのですが、ワタクシの疑問を聞きつけたかのように、最終話でジェヒ君の年齢をはっきりさせてくれました(笑)



17才で事故を起こして、アインが8才。

ということは、単純計算で25才~26才。

ユン・シユン君の実年齢と同じ年頃ですね・・・。





・・・いや、こじつけたでしょ?(笑)

キャストが入れ替わった時点で絶対年齢を引き下げたはず。

あからさまですよ~~にひひ


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http://www.imbc.com/broad/tv/drama/meflower/photo/

さて、ジェヒ君の年齢はさておき、このドラマを観ていたら、

しきりに三原順先生の名作「はみだしっ子」が脳裏に浮かんできました。



物心ついた時から庇護してくれる親はなく、

世間の人々と敵対しながら生きてきたジェヒとボンソン。


世間の人々に対し、全身をハリネズミのように尖らせながら

自分を守っていたボンソン。


人と自分の間に距離を置き、対岸の火事のように

世間を眺めていたジェヒ。





「はみだしっ子」の中でグレアムがつぶやきます。


「敵対するものにはどれほどでも

 かたくなになれる心も

 いる事をいる所を認めてくれる者には

 それが難しい事を―」


まさしく、ジェヒとボンソンが求めていたのはそういう者なのでしょう。



そうしてお互いに出会い、お互いにそういう者になることを望んだわけですが、この辺の脚本がちょっとブレていて、

不必要な誤解やすれ違いが相次ぎ、見ているワタクシ、

ちょっとイライラしてしまいました。



劇的なドラマを重視するのか、

主人公達の心情を重視するのか、

どっちかにして?!

って思いました(笑)





最終話で、よもやと思ったダル×パク・テファ先生の

ラブラインに関連して、このあたりが説明されているのですが、

ちょっと遅過ぎるし、説明的過ぎる気がしてしまいました。



やっぱり打ち切りが響いてますね(笑)



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撮影スケジュールがタイトだと噂に聞く韓国ドラマ制作現場で、

撮影が開始されてからの主演俳優の交代は相当痛手だったと思われますが、キム・ジェウォン氏の代わりにユン・シユン君をキャスティングした時点で、失敗への坂道を転がり始めたような気がします(笑)



イメージと年齢が違いすぎますからね(笑)





キャスト交代、不人気打ち切りで、スタッフも力尽きたのか、

チャ・ボンソンのモノローグで説明して終りというラスト(笑)



説明しなきゃいけない脚本と演出もどうかと思ってしまうのですが、説明してくれたほうが

「なるほど、そうか!」

と納得できるという考えもあります。




物語のテーマを主人公のセリフなどで説明するやり方は

近年のアニメでよく使われますが、ワタクシとしては、

制作側の伝えたいテーマを視聴者に説明して押し付けるよりも、

視聴者がそれぞれの感受性で受け止めるドラマのほうが

好ましいと思うので、あまりやって欲しくありません。




物語を膨らますだけ膨らませ、人間関係も複雑にして、

どう集収つけるんだ?

と思わせながら最後は説明で落とす、って・・・。


手抜き感は否めませんね(笑)




心に傷を負った人たちにとって、愛は薬であるというテーマは早くから出てきていたのだから、もう少し早い時点から癒されていく登場人物達の姿を描いて欲しかったなぁ。


っと、観終わった後残念に思いました。