緑茶の歴史と魅力 | 創業145年【下総屋茶舗】5代目、茶の匠 金久保俊也が伝える◆美味しくて安心な食と健康の関心を見つめ直す【医食同源ブログ】

緑茶の歴史と魅力



皆様、こんにちは



おいしいお茶で癒しと健康をお届けする【下総屋茶舗】五代目の金久保です。




先日、羽生市の純真短期大学の市民公開講座で



お茶の講習会をやらせていただきました。



受講者は15名ほどでしたが



皆さんに、様々なお茶の違いやいれ方のコツなどをお伝えして



実際に淹れた上煎茶を味わっていただき



グループに分かれてご自身で淹れて飲んでいただきました





最後にはリクエストにお応えして、お抹茶を点てて召し上がっていただきました。



お茶の風味の違いを五感で感じていただき魅力をお伝えできて



本当に良い機会をいただいたと感謝でいっぱいです。



アンケートでは、意外と知らないことだったと喜んでいただけました。



そのときにお配りした資料から緑茶がポピュラーな訳を私なりに解釈したのでご覧ください






まず、日本では麦茶やどくだみ茶、柿の葉茶、ごぼう茶など



身の回りの野草などを乾燥させたり焙煎したり粉砕したり加工して



生活に取り入れていますよね



だから〇〇茶というのが沢山あり、そこに烏龍茶や紅茶さらには



マテ茶やルイボス、ハーブティーまで輸入茶が加わり実に多様です





その中でなぜ緑茶が圧倒的に古来から人気があったのか


私の想像では、緑茶の健康成分が古くから広く知られていたのに加え



緑茶には「歴史とロマンスとステータス」があったのではないかと思います。



煎茶が庶民に飲まれるようになったのは江戸時代中期~末期ころと云われます。



それまでは、皇族や武将、高僧など身分の高い人たちのものでした。



庶民は野草茶や白湯を飲んで暮らしていたわけです。



だから緑茶には大きな憧れがあったんじゃないでしょうか?






緑茶が日本に伝わったのは 約1200年前



遣唐使(最澄など高僧)が健康維持のため薬草として持ち帰り



日吉茶園を開き嵯峨天皇に献上し皇族に広まったといわれます(煎茶)




そして、鎌倉時代に栄西(臨済宗開祖)が宋から栽培技術など輸入



「喫茶養生記」を著し健康に良いことから上層階級に普及しました





室町時代には、足利義正が四畳半・草庵の「茶の湯」を提唱し



武将に茶道が広まり、豊臣秀吉が千利休を使い天下取りの策略にも利用され



茶道・抹茶が広く戦国武将たちを中心に普及しました。






徳川家康(駿府=静岡)もお茶好きで、お茶壺道中などで幕府に茶を献上させたのです。



現在の蒸製煎茶が普及したのは江戸時代中期~末期



それ以前の製法は中国式釜炒り茶か湯煎だったようです


また、幕末の維新においても駿府にいた勝海舟が坂本竜馬の意志を継ぎ



衰退していく武士達の職業を確保するため静岡の牧の原台地を開墾し



大規模茶園を築いたという説があります。



そして商人達により庶民に普及していったのです。





歴史とロマンス!を感じるでしょ?!




飲んでおいしいというのも一番大切な要素ですが



元は薬草ですから、健康にも良く身分の高い人達だけの飲み物であったとなれば



憧れちゃいますよね~




いかがですか? こんな背景を知った上で昔の上層階級と



交わった高貴な気分で味わったら、お茶の風味も格別ではないでしょうか




これからも、食品の由来までも知性的に楽しむ「和の食文化」やお茶の魅力を



多くの人達に伝えられる機会をこれからも増やしていきたいと思います。




人のご縁と先人の英知に感謝(^o^)/









創業145年下総屋の医食同源ブログ