煎茶道を楽しみました | 創業145年【下総屋茶舗】5代目、茶の匠 金久保俊也が伝える◆美味しくて安心な食と健康の関心を見つめ直す【医食同源ブログ】

煎茶道を楽しみました


皆様、こんにちは


おいしいお茶で癒しと健康をお届けする【下総屋茶舗】五代目の金久保です。



毎日蒸し暑いですね


お元気にお過ごしですか?



私は、先日赤坂の日枝神社に参詣してきました


ここは、日本の首都東京(江戸)の守り神です



7日から17日の山王まつりの行事が催されるのですが


ご縁があって15日の例祭奉幣にお招きいただきました

私の地元所蔵の蘭陵王山車(指定文化財)が

江戸時代には日枝神社の21番山車として活躍していたご縁です

...
お料理も築地「植むら」

境内でご自由にと振舞われていたのは「とらや」の和菓子

昨年は石原慎太郎氏も参拝されていたとか
 

さすが昔は将軍家も氏子だった神様はすごいです


今年の山王祭は本祭

15時ころから日本橋に各町内の神輿が結集!

祭りのクライマックスを観ました

 

日本人は、古来から国家と江戸の街の平和を

ずっと護ってくださっている神々を大切にし


感謝をしながら暮らしていたんですね





さて、その山王まつりの行事の一環で


10日には表千家家元の献茶式


16日には煎茶道日泉流の献茶式


17日には裏千家家元による献茶式があるんです


その煎茶礼道日泉流献茶式に参列させていただきました



神前で家元の献茶お点前を拝見し

境内野点で煎茶を頂きました(^o^)

暑かったので玉露の冷茶が振る舞われました

上品な白磁の茶碗に鮮やかな翠に輝く新茶

一口含むと爽やかなほの甘い旨みが広がります

本当に心が安らぎますね

ほとんど渋味は感じませんが

飲んだ後は清涼感いっぱいです




暑い中、接茶でお忙しい先生にご挨拶させて頂きました

五感で本当の煎茶の美味しさを

知って頂きたいとおっしゃってました



味覚は経験で育つものですから


本物の味わいを知ることはとても大切です


若いお母さん方には、お子さんに本物を味わう機会を増やして欲しいですね


ペットボトルのお茶の味しか知らなかったら寂しいですよ


また、そういう経験が興味を広げてくれたり


人生の豊かさに繋がることは間違い無いと思います。



昔、中国では一流品(工業製品など)は作れないと欧米で評されていたそうです。


それは、彼らが一流品を知らないからだと


「本物」を知らないと違いが判らないから、そこに到達できないということです。




だから、私もお茶や和の食文化のすばらしさを

沢山の人に誇りを持ってお伝えしたいと思います


皆さんもこういう機会があったらぜひ体験してみるといいですよ



また、昨日は和菓子の日でしたね

これも山王まつりの祭事「嘉祥祭」が起源だそうです

平安時代に仁明天皇が疫病退散を祈願して菓子を

神前に供えたのが始まりだとか


食いしん坊な私は、こちらにも参列させていただいちゃいました


祝詞や神楽「悠久の舞」に次いで和菓子と共に煎茶も奉納されます


参列者にはおいしい和菓子のおすそ分けもありましたよ

こうして平和に菓子やお茶を楽しめるのも

神様のご加護があればこそ

感謝(^o^)/