葬儀返礼品のお茶 | 創業145年【下総屋茶舗】5代目、茶の匠 金久保俊也が伝える◆美味しくて安心な食と健康の関心を見つめ直す【医食同源ブログ】

葬儀返礼品のお茶


皆様、こんにちは


おいしいお茶で癒しと健康をお届けする【下総屋茶舗】五代目の金久保です。





一雨ごとに寒さが厳しくなりますね。


冬になると関東平野の裾野に位置する埼玉県の北東部は


「赤城降ろし」といって日本海側からの群馬県の雪山を超えた


冷たい北西風が強く吹きます。


びゅうびゅうという風の音だけでも寒さが増し、空気は冷たく乾きます。



体力の弱っている方達には厳しいですね。


先日も近所で不幸がありました。



日頃のお付き合いがあるので


お香典返しの返礼品に、弊社のお茶を使ってくれました。


地域によっても風習が異なりますが、この地域では「その場返し」で


一律にお香典のお返しを参列者に持ち帰ってもらいます。


弊社でも納品、袋詰めをし、お通夜・告別式での返礼品引き換えから


返品搬出やアフターフォローまで無償でお手伝いをさせていただいています。


だから、大忙しなのです。


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そういえば先週、葬儀返礼品のお茶は粗悪品が多いので


店頭でブレンドサービスをしていると書いたばかりでした。

 

先週も書きましたが、返礼品のお茶に粗悪品が多いのは


葬儀業者さんの中間マージンが高いからです。


平均40~50%ってところでしょうか。


35%のマージンの他に手伝いの人員を1~2名つけるので


実質かなり高い負担になるわけです。


うちも以前は地元の葬儀屋さんと提携がありました。


その頃は20%のマージンでしたから店頭と同じ品質のお茶を使い


お客様からも満足をいただいていました。


ところが、ギフト業者などが間に入り高いマージンで


葬儀屋さんに売り込み合戦をはじめたのです。


そして、いつの間にか高マージンになってしまったのです。


安い茶葉を高く売る訳ですから、お客様には不評なんですが


葬家にとっては、急な不幸に見舞われ、よく考える間もなく


葬儀屋さんのサービスに任せる方が安心なので


わかっていても、そちらに注文が行ってしまうのです。



昔は、近所が助け合って葬式を出したのですが


今はお付き合いが薄く、そういったことを仕切れる長老がいなくなった事もあるでしょう。


何をどうしていいかわからないので、やはり葬儀のプロに任せることになるのです。


もちろん、これは正解なんですが…



賢いお宅では、返礼品は自分で選んで葬儀屋さんの割高なギフトを避けていますね。


そういう方は、「自分が貰って嫌な思いをしたから家はちゃんとしたい」とおっしゃいます。


私共も、直接のご注文の場合は中間マージンを取られないので値引きやサービスができます。


(葬祭業者さんの私設葬儀場は、持ち込み料を取られます)



私は、本当においしいお茶で、心のこもったお弔いをお手伝いしたいと思います。


なので、このような賢い消費者が増えてくれるよう望んでいます。


茶業会の健全な発展のためにも必要なことだと思います。



一時は茶業界でも、あまり高マージンの粗悪なギフトは出さないという


自主規制のような協定ができたこともありましたが


結局、葬儀業者と組んで大量に売りさばいた方が売り上げになるので


こういった業者は後を絶ちません。


進物だから、発注者と消費する人が違うので


仕方ないことですが「まずかったよ」っていうクレームになりにくいんですね。


要は、売りっぱなしの荒っぽい商売が横行している訳です。


何もわからない消費者は、任せるしかない訳ですね。


これは、私達茶業界の努力不足もあるので自業自得でもありますが…



もらったお茶がまずいと、「ギフトのお茶はあまりおいしくない」という


イメージが定着してしまいますから、ますます業界の首を絞めることになります。


品質の高い茶葉が売れ残り、安いものばかりが流通して利益を圧迫されることで


苦労して愛情を込めて茶作りをしている善良な茶農家さんや


まじめな問屋さん達が次々に廃業していくのは悲しいことです。



将来、おいしいお茶を作る人が居なくなってしまわないようにしたいものです。


そうでなくても、日本の農業は後継者難なのですから


将来の安心・安全な日本の食を支えられるようになって欲しいと心から願っています。




そのためにも、流通のあり方を見直し是正して


適正利潤でおいしいお茶をたくさんの方に味わっていただきたいと切に望むのです。



皆さん、ご身内で万一の時は葬祭業者に任せきりにしないで


ご自身で直接、信用ある業者から返礼品を手配しましょうね。
















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