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妄想最終処分場

好きなジャンルの二次創作ブログです。
現在はス/キ/ビメインです。
ちょいちょい過去活動ジャンルも投入予定。

*出版者様、作者様とは一切関係ございません。
*禁:無断転載、二次加工、二次利用

メロキュン企画第9弾!

☆蓮キョ!バレンタイン&ホワイトデー連動企画☆
テーマお題『メロキュンカフェバー☆オープン!』
タイトルで『メロキュンカフェバー』のスィーツとカクテルのメニューを作るのが今回のお題です。

バレンタインネタがスイーツ、ホワイトデーネタがカクテルです。

バレンタインは乗り遅れてしまいましたので、ホワイトデーネタにはチャレンジしようと思います!

メロキュンカフェバーのご案内はこちら→ (ピコ様の案内になります)


こちらは同じくメロキュンカフェバーに提出した『シンデレラ 』の対になります。



*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆


誕生日に初めてお酒をいただいて、恥ずかしながら醜態をさらした私。


本当はとても楽しみにしていた。

ゆっくりグラスを傾けてお酒を飲むあなたの仕草が好き。

ハタチになってお酒も飲めて、ちょっとは大人のお付き合いもしてみたい。


ホワイトデーのお返しに貰ったのは手作りカクテルのシンデレラ。

ノンアルコールカクテルにこめられた気遣いがうれしくて。

でも、ちょっぴり子ども扱いされた気がしていじける私は、やっぱり子供なんでしょうね?



スクリュードライバー~殺されたのはどっち?~



敦賀さんが作るものを口にするなんて、マウイオムライス以来?

作られたカクテルはとても美味しくて、作る過程もきれいでなんだか壊滅的な料理を作る人とは思えない。そんなギャップに少し笑みがこぼれた。


0時を回った深夜で2人、空になったカクテルグラス。

何かお作りしましょうか?と今宵バーテンダーを独り占めできるのはなんて贅沢なんだろう。


「…私、敦賀さんとお酒飲みたかったんです」


こんな素敵なプレゼントをもらっておいて、ちょっと失礼な言い草かもしれないけれど、一緒に飲むのを楽しいしみにしてくれてたと思ったら彼の思い込みを訂正したくなって。


「うん」

「…実は、ちょっとずつお酒飲めるように練習してました」

「え?」


お酒を練習なんて、それこそ子供らしいかしら?


「敦賀さん、ウォッカってありますか?」

「え…?あるけど、まさか飲むの?」


ええそりゃあ、びっくりするでしょうね?何せ飲めないと思っていた相手が度数のキツイ蒸留酒なんて。


誕生日に失態を晒した私。

お酒も飲めないなんてどこまでも子供で意地になっていたのもあると思う。

お酒が飲めるようになりたいと相談したモー子さんが、ちょっとずつ飲みやすくして慣らしていったら?と教えてくれた。

癖が無くて飲みやすいウォッカをジュースで割って飲むだけ。量だってお酒は少量だけ。

ふわっとあったかくなって心地よいアルコールの効果を知ったのは最近のこと。

お酒は強くはないけど、自分の限度を知ればちゃんと楽しめると思う。


「一緒にお酒を飲んで楽しみたかったんです。…自宅で少し飲むようになって、ジュースで割ってなら」

「練習って…」

「…だって、憧れてたんだもん…」


大人な付き合いに憧れて『練習』するなんて、ますます子供っぽいかしら?

ちょっと情けなくて、視線をそらすとふっとため息に笑みが交ざるのを感じて敦賀さんの顔をみた。

敦賀さんは困ったように照れたような笑顔でちょっと安心した。


「いいよ。何と合わせようか?」

「じゃあ、オレンジジュースと」


今日買い物した材料を思い浮かべて、そう言うと敦賀さんの手が止まった。

ちょっと考え込むようなしぐさの後に、敦賀さんはロングタンブラーを取り出してテーブルにおいた。


「…ウォッカとオレンジジュースで作るカクテル、知ってるの?」

「いえ?名前があるんですか?」


いつも自宅では少しウォッカを入れたグラスにオレンジジュースかグレープフルーツジュースを注ぐだけ。

敦賀さんの指先がメジャーでウォッカを計り取って、氷を入れたタンブラーに入れる。

オレンジジュースを注いで、バースプーンで二回転。


作るなんて言えないくらい簡単な工程のはずなのに、敦賀さんの手で作られたそれはきっちりとカクテルの顔をしていた。


「どうぞ。このカクテルはスクリュードライバーっていうんだ」

「スクリュードライバー?」


さっきのシンデレラとは違って、無機質な名前。

スクリュードライバーって、ねじ回しのこと?

メルヘンな名前とのギャップに、自宅で練習していた自分もなんだか素っ気なくかわいらしさのかけらもなかったかなんてこっそり思ったのは顔に出さない。


おずおずとタンブラーに手を伸ばすと、少し困ったような敦賀さんと目が合った。


「これ、外で飲んじゃ駄目だよ?」

「?」

「特に男から勧められたら絶対ダメ」


首をかしげた私に、ちょっと強まった口調。何か悪いところでもあったかしら?


「なんでですか?」

「飲んでごらん?」


訳が分からず、言われるがままに口をつける。

自分で作るよりもアルコールがちょっと強いかしら?それでもあまり気にならずオレンジジのさわやかな味が印象に残った。

美味しいと感じるのは敦賀さんが作ったから?材料が違うから?


「美味しいです。自分で作るのよりずっと…」

「そう。でもそれ、アルコール日本酒並みだよ?」

「ええ!?」


日本酒って事は10%以上?飲んだ印象からはそんなに強いなんて思わなかった。


「別名レディーキラー。飲み口がいいだろう?女性を簡単に酔わせられることから付いた別名だよ」


たしかに日本酒と同じくらいのアルコール度数なのに、すいっと飲めてしまうこのカクテル。

簡単に自分の限度を超えてしまいそうだった。

驚いたのと、自分が頼んだカクテルの異名と、複雑そうな敦賀さんの顔。

かーっと顔が熱くなったのはこのお酒のせいだと思いたい。


「ほらね、もうそんな顔して。このカクテルは俺以外の前じゃ飲んじゃ駄目だよ?」


頬に大きな敦賀さんの手が触れた。冷たくて気持ちいいと感じるのは私の顔が熱いから?

覗きこむ表情は夜の帝王のそれになっているのに、不思議と焦る気持ちも起きなかった。


甘い柑橘に隠されたアルコール。

女殺しの異名をもつ無機質な名前のカクテルは女性を落とすために使われるんだろうか?

そんなカクテルを私に勧めるのは、妖しい空気を纏った目の前の貴方。


「敦賀さんは私を殺したいんですか?」


ふわっとした浮遊感はお酒のせいかなんなのか。

近づいた距離に自然と目を閉じれば、唇にキスがふってきた。



「…まいったな。殺されそうなのは俺の方だ」



物騒なセリフの応酬なのに、甘いと感じるのはどうしてかしら。

レディーキラー…殺されたのはどっち?


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<カクテルレシピ>

~スクリュードライバー~

アメリカの油田の労働者がウォッカとオレンジ・ジュースをねじ回しでかき混ぜたのが始まりとされる。

レディーキラーの異名で呼ばれることもある。これは、たとえアルコール度数の高いウォッカをベースにした場合でも口当たりが良いとされることから、女性を無自覚なまま酔わせるのに適したカクテルだと言われているため。


ベース:ウォッカ

材料:ウォッカ 45ml、オレンジジュース 105ml (適量でアルコール度数の調節可)

作り方:氷を入れたタンブラーにウォッカを入れ、オレンジジュースを注ぎステアする。


~~~~~

スミマセン、副題が全く持ってメロキュンじゃない…orz

メロキュン企画第9弾!


☆蓮キョ!バレンタイン&ホワイトデー連動企画☆

テーマお題『メロキュンカフェバー☆オープン!』

タイトルで『メロキュンカフェバー』のスィーツとカクテルのメニューを作るのが今回のお題です。


バレンタインネタがスイーツ、ホワイトデーネタがカクテルです。




メロキュンカフェバーのご案内はこちら→
(ピコ様の案内になります)


バレンタインは乗り遅れてしまいましたので、ホワイトデーネタにはチャレンジしようと思います!


超ベタで有名どころのカクテルになりますので、タイトルだけでネタバレ気味ですが気にしない~








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二十歳を迎えた君と一緒と、クリスマスにお酒を飲んだ。

こんなに弱いとは知らなくて、1杯でほろ酔いを通り越して眠り込んでしまった君。

じれったい距離に我慢の限界だった俺は、この日に気持ちを打ち明けようと覚悟していたのに酔った君に出鼻をくじかれ、君の誕生日のクリスマスを一緒に過ごせた事実だけで安堵していた。


その後に恐縮した様子で「二度とお酒でご迷惑をかけません!」と涙目で謝ってきたね。


2月の俺の誕生日。一緒にいて欲しくて仕事をダシに夕食を共にした。おめでとうとはにかんで渡してくれたプレゼントは洋酒。洋酒なら悪くならないし消えモノだからと選んだ理由を教えてくれた。


そのすぐ後のバレンタイン、俺は君の先輩以上になる資格をもらえて有頂天だった。

おずおずと差し出されたプレゼントはチョコレート。

誕生日にくれた洋酒と合うようにと考えられたレシピのトリュフ。


食べてもらえないかもしれない、と不安を口にしてもしっかりと気持ちを伝えてくれた君に返事はもちろん即答だった。


返事は一ヶ月も待たせることなんてできなくて。



彼女としてホワイトデーは一緒に過ごしてくれとお願いした。

嬉しそうに応えてくれたことに安堵して。


君はスキャンダルを恐れてあまり外に出たがらないから、ゆっくり過ごせるように自宅で過ごそうと誘った。

すこし遅くなったけれど、夕食は一緒に作ろうと、買い物に行って一緒に料理を作った(もちろん手伝いメインだけど)


今日はホワイトデー。

食後にカクテルはいかがですか?お嬢さん。

俺にもプレゼントをさせてね?



シンデレラ ~零時の鐘で魔法は解けない~



「なんか不思議ですね?」

「そう?」

「それで今日はフルーツとかジュースとか買ってたんですね」


遅い時間だったけど夕食を済ませてくつろぎモード。

時計は23:00を回っていた。

カットしたフルーツやシェイカーを並べているとキョーコはクスクスと笑っていた。


「へん?」

「いいえ?敦賀さんに何かをつっくってもらえるなんて、オムライス以来?」

「…あれと一緒にしないでほしいな」


いつも手作りでプレゼントをくれるから、既製品ではなくて同じようにお返しがしたかった。

きっと何かプレゼントをあげても、高価だとか遠慮するだろうし最悪使ってもらえないかもしれない。

かといって、料理の腕は壊滅的な俺だ。

知識があって何とかなりそうなもの…簡単なカクテルなら、と安直に思いついた。


シェイカーに氷を入れて、レモンを絞る。オレンジはジュースとフレッシュと両方あるけど、飾り用のオレンジも欲しかったのでカットしたオレンジを絞ってフレッシュジュースをつくるパイナップルジュースは市販のものだけど。


作る過程が面白いのか、キョーコは目を輝かせてじぃっと見つめていた。


シェイカーとグラスに氷を入れて冷やす間にスタンダードのメジャーカップに3種類を2杯分、同量ずつ計り取る。分量を用意したら、シェイカーの余計な水とグラスの氷を捨てて、3種のジュースをシェイカーに入れて蓋をする。


シェイカーを振ると、中の氷が軽やかな音で鳴った。


冷えたショートグラスに中身を注いで輪切りにしたオレンジを飾る。


「どうぞ?」


黙ってじっと見ていたキョーコの前に片方のグラスを差し出すと、ほにゃりと口元が緩んで小さく息をついた。


「はぁー。なんか緊張しました!敦賀さん、本当のバーテンダーさんみたいだったから…」

「芝居でやったことあったらね。素人だけど演技でカバーかな?」


自分のグラスを手にして、キョーコのグラスにかちんと合わせる。


「…いただきます」


おずおずと、口をつける様子を見守る。


「おいしいっ!」

「…良かった」


不味くなるような材料は使ってないし、シンプルな作り方だけどそう笑顔で返されると嬉しさが込み上げる。


「見ての通りノンアルコールカクテルだよ」

「…そうですね」


作り方を見ていたのだから、このカクテルに一切アルコールが入っていないことは分かるだろう。

美味しいと言って、もう一口とグラスに口をつける君を見て。


「お酒…どうしても飲みたいわけじゃないけれど、君と一緒に楽しめたらなって思っていたんだ」

「…スミマセン、弱いみたいで」

「責めてる訳じゃないんだ。誤解しないで?アルコールが入ってなくても、ジュースじゃなくてこれはちゃんとカクテルなんだ。どんな人でもお酒を飲む場を楽しめるようにって」


一緒にお酒を楽しめたらいいのにと思っていたのは本当。

でも一度の失敗で、気にしすぎだよね?

俺がお酒をたしなむ場で、少し困ったように視線を彷徨わせていたのも知っている。


「これなら、俺と一緒に楽しんでくれる?」

「よろこんで」


伝わっただろうか?


俺が言いたいのは『一緒に楽しい時間を過ごしたい』って事。


「ねぇ、このカクテルの名前分かる?」


「いえ…」

「シンデレラ」

「え?」

「シンデレラもお金持ちじゃなくても舞踏会に参加して楽しめただろう?このカクテルは万人が楽しむことができるってこと」


君が好きそうなネーミングだよね?童話のお姫様の名前だし。


「カワイイ名前ですね?」


ふふっと笑ってグラスを眺める君はすでにメルヘンの国に旅立っているようだった。


メルヘン好きなお姫様に童話のお姫様の名前のカクテル。

はたから見ればシンデレラストーリーのようにとんとん拍子に実力とともに知名度を上げていく君を隠しておきたいと思うのは贅沢なことで。


「堪能していただけましたか?俺のお姫様」


君は俺のお姫様。

でも0:00の鐘で魔法は解けないよ?




続き→ スクリュードライバー

*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆

<カクテルレシピ>


~シンデレラ~


ノン・アルコール・カクテル。シェークしてつくるのでお酒の飲めない人でも雰囲気を味わうことができる。ノン・アルコールの中でも比較的甘口。


ベース:ノンアルコールカクテル


材料:オレンジジュース 20ml、レモンジュース 20ml パイナップルジュース 20ml


作り方:材料をシェーカーにいれて混ぜる。カクテルグラスに注ぐ。

つぶやきブログです~。

二次しか興味の無い方はバックプリーズ!



絶賛スランプ継続中な霜月です、おはようございます。

こんなの書いてる暇あったら続き書けや~!!って感じですが苦情は受け付けません!


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


コメントとか、二次作品の前後につけるつぶやきで連呼してますが、ほんと調子悪くてダメダメです。

スランプの原因は分かっているんですけどね。出ましたよ、びょーきが。


原因①

上手く書きたい病。

これは、昔の同人活動の時もそうだし、もっとたどれば同人活動以前のオリジナル適当創作時代もそうでしたね。

妄想癖のある子供だったんで、小学校中~高学年時代にはノートに自分設定なへんなストーリーを描いてた気がする…。イラストに関してもなんとな~くそのころから?絵描き要素が強まったのは中学時代で、中学2年のときに先輩から同人誌を渡されたことから(しかもしょっぱなからハードなやおい本だった汗)同人を読み短時間で書く方まで興味を持ったんだったけかな?


勢いのままに書いたはいいけど、その次はもっと上手く書きたいと思うんですよ。

そうすると、途端にこんな構成じゃ駄目だとか、設定はあってもストーリーがいろんな方向に派生してまとまらないとか、そういう状態。

どっちかっていうと、萌え要素が強いのでストーリーよりその外枠の設定が先に組み上がったり、設定だけ深まったりするんですよね。これも昔からの癖。

設定はあるんだけど、書くとイマイチ上手に書けない、きぃ~~~!!!!っとなって落ち込む。以下無限ループ。


いろんな作家さんの所に読み漁りに行って癒してもらってますが、ステキ作品を拝読する度に勝手に自分と比較して落ち込むということを繰り返していたのも事実で。

なら読まなきゃいいじゃんとか思うでしょうけど、面白すぎて読むのがやめられないんです~!

自分での萌えの自家発電ができなくなったらよそから電気(萌え)をもらわなきゃ動けないんです。


そんなわけで、ACT196妄想は完全に勢い。そこから意地の連続更新の間も勢い。

案の定止まってしまったら、ループ発生。

勢いで妄想が広がった時の方が自分的には上手く書けてると思えるんですよね。いただく感想で人気があるものと自分的にはOKな奴は一致したりしなかったりですが個人的に文章の展開や起伏的にOKなのは「Call my mame」かなぁ。

絶不調あたりは『薔薇の女王』かな。書いてみたものの、起伏が無くてorzってかんじ。


個人的には起承転結がはっきりしているのがいいお話って基準があるのが一番なのかな?


原因②

桃脳。


もうね、いま頭の中がエロなんですよ、ぶっちゃけ。

死にかけの脳みそ使ってストーリーを考えてみても最終的にソコに行っちゃうので、ストーリーのへったくれもないんです。

成立以前とか告白シーン中心のキュンキュンする展開の素敵な作品を拝読して回ってときめいてるくせに、そっちも欲しいなんてね、腐った大人です。



ようやく、それでも書いていくしかない…というか書く状態に上向いたので少しは改善したのかなぁ。

迷いながらMondlandshaftを描いてますが、ここ数日は毎日更新になってきたので1月後半あたりの調子に近づいてきたかも。浮いたり沈んだり忙しく変化するかもしれませんが気長にやっていこうと思います。

なにせこっちのネタ、ビックリするくらいみなさん喰いつくんですもの。読まれてるんだな~…とか思うと、また上手く書きたい病で停止しそうですがへこたれず頑張りたいと思います。



・・・とか言っといて、3/5の本誌でまた妄想大爆発するかもしれませんけどね。どうなることやら。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


そうそう、ちょろっとMondlandshaftについて補足をこんなところで書いてみたり。

こちら、同タイトルでポップンミュージックでコピー誌を出したことがあります。3部作構成だったのですが1部を描いてそのまま放置→同人もフェードアウト。

当初はその時の設定でキャラを入れ替えて妄想してみましたが、結局今書いているお話は設定は1/3くらい利用して、ストーリー別ものに変わってます。


「Mondlandshaft」という、タイトルですがこちらは英語ではございません。

タイトルに関しては「???」と思った方は多いと思います。1はヴァンパイア設定がはっきり分かるようには書いてませんので余計に??だったでしょうね。


種明かしとしてはこちらはドイツ語です。日本語訳すると「月下の光景」

…ね?ヴァンプモノっぽいでしょ?w

元ネタのポップンのMondlandshaftは吸血鬼・人狼・透明人間の3者でBL。人狼×吸血鬼←チャチャいれ透明人間だったので、どっちかっていうとヤッシーは透明人間のポジションだったんですがイメージと好みから人狼にしてみました。スキビでのお話の設定上蓮さんと同族は無かったし。

私の脳内ではこんな変換が行われてましたとさ。


あ、ヴァンパイアネタだと私の至上の吸血鬼さまは平野耕太先生のヘルシングのアーカード様だったりします。

ここらへんもヤバいですね。鬼畜で血みどろで残忍な吸血鬼さまバンザイ!

一応蓮キョなヴァンパイアなんで内の設定は甘めでしょうけどね。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


3月に入りましたね。

参加させていただいているメロキュン研究所での企画もあるので、ホワイトデーネタは参加予定です!

こちらの企画第9弾はVD&WDの連動企画だったのですが、VDは間に合わず…というかVDネタは別企画の「LME HOTEL 」様に提出してしまいネタ切れとなってメロキュン企画にも自分のブログでもアップするものが無いという失態をしでかしました。(私のVDネタはホテル内に投稿してありますので興味のある方はホテルにどうぞ!)

だって~…蓮誕と4日しか間が無いので1月あたりから用意周到に準備してないとすべてのイベント参加は難しいんですもの。←いいわけ。


そんなわけで、実はWDネタはすでに書き上げてあっていつアップするか迷っています。

でも書いておいてあるのって、アップする前に見返すと「ダメだ~!!」となってしまうんですよね。

ラブレターは翌日読み返すと悶絶するというアレな状態です。ちょくちょく手直ししてるけど、もう少し寝かせると全破棄したくなりそうな予感で危険です…。どうしてくれよう。一応前後編なので13日、14日にアップするかそれとももう少し早くアップするか悩みます。他の作家さんの動向を見つつアップするタイミングを計ろうかと思います。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


時々いろんな作家さんがアップしてますが、アメブロの検索ワードネタ。

結構面白いんですよね~。

自分の所は?と思って時々見てますが、ものすごい変なのが入ってきたりしばらくするとまともなワードだけだったり、良く分かりませんね。


うちの場合はトップは「蓮キョーコ」がトップ。

二月は「ネタバレ 197」とか「スキビ 196」とか、1月~2月頭までACT196妄想で突っ走っていたので「ACT196」は1月はダントツでしたがまだ影響を引きずってますね。


それから「クレパラ 小説」…って、あの?クレパラ好きですけどクレパラ作品は無いですよ??なんでこれでウチがヒットしたの??


もっと謎なのが「息子 リムジン」…リムジンなんて言葉書いたかなぁ?うーん?あ、クーさん出した時??


「蓮キョ どうにかされたいの」…これもどうなのよ?続き妄想では本誌からの引用も多いからそれで??


「蓮キョ 理性 決壊」…桃色スキーさんですね、こんな単語で検索してくるのは!そんでもってそれでヒットするならうちよりもっと有名サイトさんがたくさんあるはずなんですけど!


「スキップビート 二次小説 お仕置き」…こちらも桃色スキーさん?私の所ってそんなに桃色かなぁ?私の頭の中は桃色満載なのは認めるけど、そこまでエロ全面じゃない…と思いたい。ああ、でもそこはかとなく漂う桃臭が好きとか感想でぱらぱらいただくなぁ。やっぱり私の桃脳がにじみ出ているのか…orz


「キョーコ×蓮 マザコン」…これもどうよ。しかもキョーコ×蓮なんですけど!?マザコンな単語は日本語はムズカシイ?で使いましたけどそもそもあれってキョーコ×蓮じゃなくて蓮×キョですけど?


あれ?並べてみると大したことないな??

先月の方が面白いワードがあった気がするけど忘れてしまった。


そういえば、アメブロのアクセス解析ってどうなってるんでしょう?パソ音痴なんでよくわからないんですが、興味本位でつけてみたカウンターとアクセス解析の数字が食い違いすぎててわけわからん。

アメブロの方は各ページに飛ぶとその都度カウント1とされるのかしら?

つけたカウンターは遊びに来てくれた人数と思っていいのかしら??


キリ番リクとかやってみようか考えたんですが、最初からカウンターを付けてなかったのですでに訳わかんないんですよね。

まあそもそも自分にリクを受ける力量があるかどうか不明なんですがね。もしかしたらそのうちリク受付なり、アメンバー人数でやるなら、○○人目の方にメッセージを送りつけるか…こちらも行き当たりばったりで行こうかと思います。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


さて、今日はお休み!続きを頑張って書こうかどうしようか。

買い物にも行きたいし、やりたいことはたくさんあるけど動きたくない~







真昼の太陽を直視することはできない。

強い光に網膜が焼かれてしまうから。


春の陽のような人、周囲の人たちはそうあの人を形容する。


私にはそうは思えない、裏側を常に見せないような月の印象も併せ持つ人だと思うけど

太陽の形容も当てはまると思う。




寒さの中、真昼だというのにおぼろげな、幻想的な光。

幻想的な明るさに空を見上げれば、うす雲に透けて直視できた太陽の姿。


妄想最終処分場(仮称)-2013022312300001.jpg


あの人のようだと思った。


直視したら、視界を焼く強い光は

直視したら私を蝕む毒と同じ。


だから私は雲をかけて、あの人を見るのだ。


見上げなければいいのに

目が離せない。

それでいて目を焼く強い光。


それでも…

目を閉じでも、俯いても

見上げてしまう自分が一番罪だ。

この想いを認めたら、私は内側から焼かれてしまう。


~~~~~~~~~~


すでにスキビですらない散文詩?

雪山より生還しました!

スキー場で直視できた太陽があまりにも幻想的だったのでケータイでぱしゃり。

その時妄想したモノ。

やっぱり調子はまだ戻らない…。スランプは続くよどこまでも。

From:敦賀さん


今日は早く終わりそうだから、夕食を一緒に食べよう?




ケータイを開くと1通のメール。


そんなメールにウキウキして、楽しい気分のままに夕食はハンバーグにした。




チャイムの音に苦笑した。


自分の家だというのに、それを鳴らすのは出迎えて?と言っているようで。




「おかえりなさいっ」


「ただいま」


「いい匂いだね。今日は何?」


「ハンバーグです!目玉焼きの乗ったやつ」




まるで新婚のようなやり取りに思わずウキウキとしたけれど、メニューを聞かれて答えた途端に微笑む彼になんとなく気後れした。


「…子どもっぽかったですか?」


「いや、君の大好物だろう?嬉しそうだな、と思って」


「だって食べたくなったんだもん…」




自分で言ってやっぱり子供っぽくて、でも言い訳のように口にした自分の言葉は更に幼い。

形容しがたいこんな微妙な気持ちに時折なるのはなんでだろう。




「お土産、あるんだけどね」


「え?」




矛先をそらすように手渡された紙袋を思わず覗き込んだ。


入っていたのはスパークリングワインのボトル。


お酒はハタチになってから。


お土産は大人の証拠で、現金にも大人認定されていることに口元が緩んだ。


「やった、食後にいただいていいですか?」


「どうぞ」




お酒は強くないけど結構好きな方。飲みやすい甘口に限ってだけど。


ほろ酔いになると、危なっかしいと敦賀さんには外で飲まない様にと言われている。少々不服だったが外で失敗をするよりはマシだし、下戸なんですと断ればそれ以上迫られないので便利だった。




「シャワーもどうぞ。着替えて出てくるころにお夕飯にできるように準備しますね」




一緒にとる夕食と久しぶりのお酒と、リビングに向かう足元は浮足立っていた。




********




目玉焼きハンバーグは美味しかったと言ってもらえた。


普通の一人前よりは少し小さめに作ったそれ。彼にはこの量でちょうどいいなんて知っているのは私くらいだろう。


夕食を食べてからはお楽しみタイム。


お土産のスパークリングワインを開けて、こくりと一口。




「おいしい~。デザートも作ってよかった」




フルートグラスから立ち上がる一筋の泡がきれいで、デザートに用意しておいたフルーツたっぷりの杏仁豆腐と一緒に楽しむ。合うかどうかは良く分からないけど、私は美味しいと思う。




自画自賛だったけど、そんな私に敦賀さんは笑っていた。




「もう、敦賀さんなに笑ってるんですか?」


「嬉しそうだな…ってね」


「だって美味しいんですもの…」




また子ども扱い?と思ったけれど優しい微笑みに少し恥ずかしくなって怯んだ。


アルコールが回ってきたのか、頬が少しあったかくて心地よいふわふわ感。


隣には私の大好きな人。


なかなか口に出せないけれど、そう思ったら急に嬉しくなった。




「うふふ、何かしあわせ~」




心地よいアルコールの酔いは、私を大胆にする。


普段ならこんな事したら…と躊躇うことも、今は楽しいからいいかなんて、適当に考えてしまうからオソロシイ。




気が付いたら、ラグの上に足を崩して座る敦賀さんの膝に乗っかっていた。


いつもなら恥ずかしいけれど、本当は包み込まれるように後ろから抱きしめられるのが好きだったりする。


ここに収まれば自然と包み込まれるから…




「ん?どうしたの、甘えてきて」




なだめるような甘い声に続いて、期待通りに腕が私を優しく閉じ込めた。




「ん~…なんでもないですぅ」




包まれた香りに安堵したら、急に力が抜けてずるずるともたれかかってしまった。


手にしたままのグラスを危ないからと取り上げられるのに少しの不満を持ったが、そのままずり落ちてしまえば敦賀さんの膝に背を預けてましたから見上げる姿勢になった。


グラスをテーブルに置いた敦賀さんの視線がふってきて、目が合うのがなんだか恥ずかしくて体を丸めて膝に顔を乗せた。お互いの体がフィットするような、そんな感覚に心地よさが募る。




「お嬢さん?猫みたいですよ?」




私の髪をくすぐって頭を撫でる敦賀さんの声が降ってくる。その声すら心地よい。




「なんか気持ちイイです~」




アルコールの力は偉大だ。


思ったことがポンポンと口から飛び出してくる。こんな風に甘えるなんてことができるとも思ってなかった。


頭を撫でる手の重みにうっとりとしていたら、そのうちなんとなく悔しくなった。


子ども扱いの次はペット扱い?


少量のお酒でこんな風にだらしなく絡みついている自分。




なんとか一矢報いて敦賀さんを慌てさせてみたい。


そんな理不尽な思いが急に膨らんだ。




ちらりと目をやればいまだに甘々しい表情で私を撫でる彼が目に入る。




ぱっと体を起こせば、驚いた敦賀さんの表情が目の前にあった。




「…どうした?」




驚いたのは一瞬で、また甘い顔で私に手を伸ばす。


不意をつかれた彼の表情がまた見たくて、そのまま伸び上って敦賀さんの両肩を強く押した。




「わっ…」




予想していなかっただろう私の動きに、彼の大きな体は簡単に床に転がった。


むろん、怪我が無いようにと私を抱き留めているあたり余裕なんだなと思うとまた悔しい。




ラグに寝転んだ敦賀さんの足の間に座り込んで、彼の太ももの下に自分の膝をいれて動けない様にする。ベッドの中で睦み合うのと逆の体勢。




「どうしたの?」


「…別に~。なんでもないです」




私の意図がわからず少し焦ったような表情をみて、なんだか自分が感じた悔しさが急にばからしくなった。


ペタっと敦賀さんの上半身に自分ももたれ掛ってくっついてみる。顔を横に向ければ耳が胸に近づいて敦賀さんの心臓の音がくっついたからだから拍動とともに伝わってくる。




いつもよりちょっぴり早いソレ。




「…キョーコさん??」


胸の上でクスクスと笑う私に、どこか困ったような彼の声。


くっついた体の温かさに、心地よさは募るばかり。




~~~~~~~~




何が書きたいんだよ、って感じですよね。ハイ。


勝手にあっちこっちに思考を飛ばして酔っぱらってるキョーコさんです。以上




苦情は受け付けません。だってただの妄想(しかも@リハビリ中)だもの…。

2月22日は「にゃん・にゃん・にゃん」で猫の日!


 

…とワイドショーの報道をみて、なんだか無性に我が家の猫に会いたくなった。

こんな日はお土産を買って帰ろう。


きっと美味しい夕食を準備して、自宅で俺の帰りを待っているはず。



************


「おかえりなさいっ」

「ただいま」


こんな会話がうれしい。

ドアを開ければ、少し前は想像できなかった美味しそうな香りの漂う自分の部屋。


「いい匂いだね。今日は何?」

「ハンバーグです!目玉焼きの乗ったやつ」


嬉しそうな笑顔に、目を見張っていれば何か勘違いをしたらしいこの子は上目づかいで見上げてきた。


「…子どもっぽかったですか?」

「いや、君の大好物だろう?嬉しそうだな、と思って」

「だって食べたくなったんだもん…」


なぜかちょっと拗ねたような口調。何が気に喰わなかったのかは分からないけれど、それこそ読めない機嫌の変化も猫のようだ。


「お土産、あるんだけどね」

「え?」


手にしてた紙袋を手渡す。

玄関先でごそごそと中身を覗いて、君はほにゃっと笑った。


(ほんと、かわいいな)


「やった、食後にいただいていいですか?」

「どうぞ」


紙袋の中身は甘めのスパークリングワイン。

いらぬ虫が寄らない様に、外ではアルコールは避けるようにと過保護な俺の言いつけを律義に守っている彼女は、強くはないがアルコールは好きなようだ。


「シャワーもどうぞ。着替えて出てくるころにお夕飯にできるように準備しますね」


うきうきした足取りでリビングに向かう君の後ろ姿に、尻尾がピンと立った猫を連想した。



********


「おいしい~。デザートも作ってよかった」


夕食を食べてからは彼女のお楽しみタイム。

お土産のスパークリングワインを開けて、グラスを片手にご満悦だった。


手元にはフルーツをあしらったお手製の杏仁豆腐。

なんとなく食べたかったからという理由で出ていたソレとお土産のスパークリングワインを上機嫌に楽しむ様子はちょっと子供っぽくて、知らずに笑みがこぼれていた。


「もう、敦賀さんなに笑ってるんですか?」

「嬉しそうだな…ってね」

「だって美味しいんですもの…」


心なしかとろんとした表情。

ほろ酔いとなった君はうっすら頬が上気してとても可愛らしい。

いつも無防備な君だけど、上機嫌で酔った状態では破壊力満点だ。


こんなんじゃ外で飲ますなんてもってのほか。


「うふふ、何かしあわせ~」


いつもならしない仕草で、甘えて俺にすり寄ってくる。

いつの間にか膝の上に座り込んでグラスを片手に俺の胸にもたれてきている。

よく子供が父親に対してするような、そんな仕草。

でも体格差からすっぽり腕の中に納まるのはとても心地よい。


「ん?どうしたの、甘えてきて」


後ろから包み込むように抱きしめたら、アルコールで少し上がった体温が心地よい。


「ん~…なんでもないですぅ」


力が抜けてずるずると姿勢が崩れるこの子の手からグラスを取り上げてテーブルに置く。

取り上げた瞬間は「あっ」とちょっと抗議するような目をしたが、すぐに崩れ落ちた俺の膝で丸くなって体を摺り寄せている。


「お嬢さん?猫みたいですよ?」

「なんか気持ちイイです~」


会話がかみ合うようでかみ合わない。

それでも安心しきった顔で、まるで喉を鳴らす猫のような君に頬が緩む。


かわいいかわいい俺の子猫。

甘えるのは俺だけにしてね?



~~~~~~~~~~~


今日は猫の日!とおもったらぽんと出てきた彼らの日常。

オチも何にもないけど、久々だな~。

こんな風にぽんっって浮かんだやつ。


最近は桃脳と上手く書きたいという想いが強すぎで、お話がまとまりません…











白くてふわふわ。シリーズ、終わったと思ったのに後日談です。

…最近どうもスランプのスパイラルから抜け出せずにあがいていますが、妄想は降りた時が肝心!

はんぺん雪花のリアルトークをふっとおもいだしたのでメモ代わりに。

今までのおはなし↓


白くてふわふわ。   白くてふわふわ。その後  

白くてふわふわ。リターン 白くてふわふわ。リターン2



白くてふわふわ。後日談



蓮とのひと騒動があったその夜、奏江の家に泊まることになってキョーコは舞い上がっていた。

色々あってパニックな頭を一度別方向で満たして、現実逃避したかったのも事実。


せっかくだし泊めてもらうお礼にとキョーコが夕飯・朝食の賄番を申し出ると、確かな料理の腕前を知っている奏江は「ダイエットと美容に良いメニュー」をリクエストしてきた。


そんなわけで、キョーコは奏江と二人でスーパーマーケットに来ており、親友とのお買い物に上機嫌だった。


「モー子さん、何が食べたい?」

「何って…さっきリクエストはしたでしょ?これっていうのが無いからアンタが考えてちょうだい」

「ん~、ダイエットと美容ねぇ。ベタだけど野菜たっぷりでお鍋とか作り置きしてもいいなら煮物とかお惣菜とか…」


はっきりコレ!と思いつくメニューもないため、スーパーの中を入口から順に奏江と回っていく。

親友とのデートに浮かれていたキョーコは、現実逃避もあってすっかり忘れていたのだ。


あーでもないこーでもないと、奏江との会話を楽しんでいたキョーコは、不意に目にはいったものに一瞬表情をこわばらせてしまった。


そう、すっかり忘れていたのだ。いや、忘れていたかった。


急に立ち止まったキョーコに奏江が訝しげに声をかけた。


「…ちょっと、どうしたの?」

「……」


奏江の声にキョーコははっとした。


(…なんでもないっ、何でもないのよっ!)


加工品のコーナーにあったそれにキョーコは固まってしまった。

ある程度意識していればスルーできたはずなのに。


「…はんぺん?」


幸いキョーコの表情より急に立ち止まったことに気を取られた奏江は、ちらりとキョーコの目線の先をたどっていた


「アンタもコレ好きなの?」

「え?」


奏江に振られた話題に頭が付いて行かず、キョーコはちいさく疑問の声をあげた。


「ほら、おでんとか恋しい時期になったでしょ?」


(…!!)


『おでん』という言葉にキョーコの肩がピクリと揺れた。

奏江の視線は商品に注がれていて、キョーコの反応に気づかない。


「このはんぺん美味しいんだって話題になってね?」


(…!!!!)


「この前現場でなんだかそんな話になってね。このはんぺん、リーズナブルなのに美味しいんですってね。練り物苦手な子がこれは食べれるって言って…!?」


はんぺん雪花を手に取って振り返った奏江とキョーコはばっちり目が合ってしまった。


「…!!」


(…モー子さん、すっごい顔してこっち見てる…!)


「………さっさと買い物して帰るわよ」


奏江は問答無用で籠の中に適当に買い物の品を放り込んで、キョーコをレジに引きずっていきそのままの勢いで自宅マンションに向かった。


******


「さて、何があったのか話してもらおうじゃないの」


キョーコは奏江のマンションの床で正座をしていた。


「何って…」

「しらばっくれても無駄。なんでこれ見て、そんな顔してるの?一体全体なんなのよ?」


キョーコを問い詰める奏江の手にはパッケージがピンク色に縁どられたはんぺん雪花。


「えっと、それは…」


言い淀むキョーコに、奏江ははんぺんとキョーコを見比べた。

はんぺんを見て顎が外れんばかりの怯え顔を見せたキョーコ。その表情に奏江は見覚えがあった。

…そう、誰にでも優しく温厚が代名詞の先輩に対して、世間と真逆の印象を語るときの表情と同じだ。


(…なんでこのはんぺんと敦賀さんが結びついて居る訳?)


本当にキョーコの反応は不可解だった。


「も…モー子さんも、ソレ…食べたいの?」


(私『も』…ってことは、敦賀さんも、食べた?ってこと??)


いよいよもって不可解。

この様子だと『何か』があるのは確実だけど、『何なのか』をキョーコの口から引っ張り出すのは難しい。

慎重に言葉を紡いでキョーコの反応をうかがう。


「だって美味しいって聞いたし、アンタのその反応も気になるし」


(…『美味しい』に反応したわね?)


「敦賀さんにごちそうしたこともあるんでしょ?私にも作ってよ」

「なななな…、モー子さん、エスパー!!??」


(ビンゴね。分かりやすいったらありゃしない)


「アンタのそんな顔見てればね、親友の目はごまかせないわよっ」

「…モー子さぁん」


(やだ、今度は『親友』に反応したわね。逃避すんのもいい加減にしなさいっ!)


瞬時にうっとりトリップしたキョーコに、奏江は容赦なく切り捨てた。


「『敦賀さん』と『はんぺん』と『美味しい』…これがどう絡まると、アンタはそんな顔になるわけ?」

「…そんな顔?」


心底わかってないキョーコに奏江はため息をこぼした。


「顔、真っ赤よ?」


*****


「…分かんない。何ソレ?」


奏江の追及に逃げ切れないと覚悟したキョーコは、ひとまず蓮と恋人認定されたことを告白した。

「分かんないでしょ?なんで『はんぺん』と『美味しい』で敦賀さんとアンタがつきあうわけ?」

「うぅぅ~…」


事の顛末をすべて話すとなると、極秘ミッションのBJについても話さなくてはいけない。いくら親友でもこの秘密漏洩をキョーコの独断でできる訳が無い。

言い淀むキョーコに、奏江も何か察したようだった。


「分かったわよ。なんか事情があって全部説明できないんでしょ?」

「……う、はい」


自分を見透かすような奏江の言葉に、キョーコはありがたくも身が縮む思いだった。


「ともかく、アンタは『美味しく』敦賀さんにいただかれたって訳ね」

「なっ…」

「良かったじゃない」

「そっ…」

「違うの?」

「…………チガイマセン」


小さくなって、湯気を上げているキョーコに奏江はやれやれごちそうさまとぼやいたが、これから先キョーコをつついて楽しむのもいいわね、と娯楽を見つけて少し気分がよかった。


****


後日『事情』が解禁され、事の顛末をキョーコの口から聞いた奏江はあまりのバカらしさに盛大に笑って、事務所の先輩俳優で遊ぶという貴重な権利を手に入れたのだった。


~~~~~


モー子さんとキョーコのじゃれ合い、何気に書くの大好きなんだなぁ自分。そしてもっとコンパクトにまとまるはずだったのにやっぱりズラ長くなりますね…。私が悪い。


こちらははんぺん雪花は大変リーズナブルで美味ということを先日お会いしたゆみーのん様から聞いたことが元です。

あああ、リアルはんぺん雪花まだお目にかかってもいないし口にすることもできていない!

読者さんからはちらほら買いました!とかご報告いただくこともあるのに~!


はんぺん雪花1枚95円で東京に存在しているようです…。ああ、食べてみたい。




終わった?と思っていたはんぺん妄想、白くてふわふわ。シリーズ。

一応最後はちゃんと伝えてあげなきゃダメかな?と思って下書きから発掘しました~。

今までの話↓


白くてふわふわ。   白くてふわふわ。その後   白くてふわふわ。リターン



白くてふわふわ。リターン2


外はうっすら明るくなっているかもしれないが、しっかり閉められた遮光カーテンでよく分からない。
視線を巡らせるとサイドボードに時計を見つけて6時半すぎであることを確認した。

(起きなきゃ…)

そう思って起き上がろうとしても、何かに阻まれてかなわない。
キョーコはがっちりとベッドの中で蓮に抱きしめられていたのだ。しかも一糸まとわぬ姿で。


(一体何を考えているのかしら?)


蓮の腕の中で朝を迎えるのはこれで3回目。

前2回はセツカとして過ごしている時にカインに雪花という商品名はんぺんになぞらえられてだった。

昨夜はヒール兄弟でなく敦賀蓮とキョーコとして蓮のマンションで会っていたはずなのに同じ状況になっている。


「いくらなんでも酷いわ。乙女の肌を3回も弄ぶなんてっ」

「ひどいな、弄んでなんかいないよ?」


小声でのつぶやきだったのにばっちり聞かれていたようで、耳元で囁かれた蓮の声にキョーコはビクリと体を震わせた。


「なに?感じちゃった??」

「ちがいます!」

「なんで弄ぶだなんて…」

「だってそうでしょう!?今日の私はセツカじゃありません!それなのに…」

「セツカだったらいいの?」


(…よくない)


だってそうでしょう!?いっくら流されたとはいえ、本当なら恋人同士がする行為でしょこれって!

ヤンマガ兄弟ならまかり間違っても仕方ないかもれないけど…私と敦賀さんはそういう関係じゃないし!

やっぱり遊び人なんだわ敦賀さん!!


そんなキョーコの心中をしらず、蓮はキョーコの首筋にちゅっとキスを落としている。


「…よくないですよ。そういうの」

「ん?いや?」

「…なんでこんななのに今までスキャンダルの一つもないんですか?」


振り返ってみれば『なんのこと?』といった表情でキョーコを見る蓮に、キョーコはがばっと起き上がって口を開こうとしたが下腹部に響いた痛みと立たない腰にそのままベッドに突っ伏した。


「~~~~!!」

「大丈夫?」


(誰のせいだとおもってるのよぉ~!!)


ぷちりと何かが自分の中で切れる音をキョーコはきいた。


「~~~いいですか!こういうことは普通恋人同士や夫婦がすることでしょう!?なんで私なんですか!今日はセツカじゃないんですよ?あなたもカインじゃないんですよ!?そんなにいろんな女性とホイホイ寝てるんですか!?全くプレイボーイもいいところです、似非紳士!」


力いっぱい叫んでは見たものの、ベッドに突っ伏して真っ赤な顔。

蓮はそんなキョーコの姿にくすりと笑った。


「…君は恋人でもない相手と演技でなら一緒に寝れるの?」

「そんなコトできません!ふしだらですっ!」

「じゃあ俺とは?」


売り言葉に買い言葉。

思わずでた言葉は誘導されたものだったと、思わず止まった言葉の応酬と蓮の表情にキョーコは凍りついた。


「…へ?」

「大和撫子な最上子キョーコさんは何とも思ってない男とセックスできるくらいふしだらなんですか?」


(…私、何を言った?)


「俺は言ったよね?セツカでも君でも俺の好物には変わらないって」


(…セツカでも『君』でもって…?)


「君がなんでもない男とこんなことできる子じゃないってことくらいわかってるよ?」


(~~~このぉ…!!)


「俺のこと好きなんでしょ?なら恋人同士で問題ないだろう?」


「敦賀さんのばかぁぁぁ~!!!!!」



~~~~~~~~~

おわっちゃえ音譜


書き掛けが下書きに残っていたのでチョイアップ。

白くてふわふわ。はライトなノリになりましたね。…でも時間が開いたせいか、先の3つとちょいテイストが違う…?敦賀氏に弄ばれるキョーコの図。


最近はお話書こうにもいろんな方向に行先が思いついてまとまらないってのが本当の所みたい。何が書きたいのかはっきりしない…。いや、最終的に桃に行きつくから駄目みたいなんだけど…。



ACT196続き妄想がやっとこさ終わってからどうにもこうにもうまくいかず、グルグル迷走中の霜月です、こんにちは。



どうやったらこの負の連鎖から抜け出ることができるんでしょう?汗

日々ステキマスター様の所で読み漁り、失礼極まりないコメントをつけまくり

いざ自分の妄想を書こうとしてうまくまとまらずに凹みまくり

文章がダメなら…ともっとダメな絵描きを再開しようかと

ホントにどこに行きたいんだか分からないくらい迷走中です。


たすけてー!!


描きたいネタはいくつか…ほんとにいくつかあるんですが

描きだせないのは設定があってもプロットが決まらないところ、

後は人様の作品にすぐ影響されるところでしょうか?

なんか書いても、想像してもどこかのマスターさまの所で似たようなのあったとか考えてしまって止まります。ほんと、どうしてくれよう。



仕方ないから、文章練習と復習とか、過去の傾向を見なおすためにスキビ外の過去作品の整理も並行してやってみてますが…もう、こっちでも爆死しそう。


小説…SSは苦手なんですよね、オチがちゃんとつかないとすっきりしないっていうか。

オチが見えて書けると前・後編とか3部構成くらいで行けるんですが。

かといって長編はまだちゃんと挑んだものはないんですけど、ACT196妄想がこれに当たるかな?

描きやすいけど、どこまでもチーズのように無駄に伸びて途中で方向性が変わるあたりがしんどいところ。

そんなわけで、最近SSをつらつら書いてみましたが消化不良気味です。



きほん自分は本誌寄りだとおもっていたのですが、それすらもどうでもよくなってきているあたり死にそうです。

だってね…スキビ外の過去作品を憤死しそうになりながら見て、スキビとねりねりしてみたらなんだか出来上がりそうなのがなぜかパラレル…orz

おい、本誌寄りはどこ行った!?


こっちは発車するかどうか未知数ですが、始めてしまうと終わるまで一度止まったら全ストップ状態になりそうで1月の悪夢再来なんですよね…。


うーん、どうしよう。

企画にも参加したいのに、そっちはネタが中々出ずだし…。


そんなわけで、怒涛のごとく描き始めるか、数か月読み専門に戻るかわけわからない状態です。

あ、餌を投げると喰いつきはいいので、誰か投げてくれても良いです。

自分で動いて書くのが今できなくなりつつあるので、ヒトの褌で相撲取ってる状態ですね。


とりあえず、これを吐きだしたら

読みに走るかカタカタ打ち始めるかどっちかにしま~ス。