釣技 | 激流五鱗書+

激流五鱗書+

我釣りにおいて後悔をせず

下津井離れて早九年
 
そこで学んだ
 
潮釣法
 
その武器一つで
 
多々ある海へ
 
沖の島でも潮を釣る
 
潮、潮、潮と
 
潮を見つめた二日間
 
豊丸

本日もお世話になります。
 
二日釣り二日目
 
乗船客は15名
キビナゴ師、上物師、
底物師、ルアーマン
 
本日の磯周り
「ノコバエ」
二並島を通りすぎ、
船は一路南面を目指す。
 
途中、
スーパー堤防に
ルアーマンを降ろし、
沖の島は
南西の角を回り込む。
 
そこで減速した。
 
船は大ナダレの前
 
そこから
磯とウネリの状況を
確認する船長
 
約一分後、
エンジンの回転数が上がる。
 
反転する船
 
来た航路を引き返す。
 
ウネリにより
ノコバエ周りの渡礁は
無理だったようだ。
南の海上には
分厚い雲から激しく降る雨
 
船長の判断は
常に正しいと感じる。
 
無理は禁物
 
船は北を目指す。
 
カモヒメから裸島にかけて
他の釣り師を
順に降ろしていく。
 
沖の島の北面
 
一つバエが望める辺り
 
そこで呼ばれた。
 
船「海人君、どこに行こうか
 
私「次男とワッキーさんと
     三人で降りたいので、
     足場の広い一つバエが
     良いのですが、
     厳しいですかね?」
 
船「たぶん厳しいかな
     ウネリで波を被ってるわ、
     ちょっと見てみる?」
 
私「はい、お願いします!」
 
全速で向かう。
 
一つバエの前で止まる船
 
五秒後、
一つバエは
ウネリの波に呑まれた。
 
私「無理です!」
 
船「凄いやろ」
 
いや、
船長が凄いです。
 
豊丸
またまた反転し
一気に二並島を目指す。
 
贅沢なロングクルージング
その途中に
最高な日の出が見えた。
 
本日も二並島周りの磯へ
 
降りたのは、
 
ワッキーさんは光の親
 
我々親子は光の子
 
隣同士の磯へ
 
挿し餌のキビナゴ
撒き餌は撒かない。
 
磯に降り
先ず私がする事
 
潮をみる。
 
次男は、
キビナゴの釣り
8回目ともなれば
流石に用意も手慣れたもので
素早く開始する。
 
私はまだ潮を見ている。
 
ひたすら見つめる。
 
置く潮を決めた。
 
その潮からは
目を離さずに用意をする。
 
海に一礼
 
そして合掌
いざ開始
 
潮は左から右
黒ハエに向けて流れる。
 
その潮壁に見付けた潮
 
そこに
ウキごと沈め
仕掛けを入れ込む。
 
軽く弾かれた。
本命モンツキ
 
良い潮が流れている。
 
すぐに次男も掛けた。
タモ入れも自分でこなし
本命モンツキ
 
モンツキの型が良い。
 
そのモンツキを相手に
暫し親子で楽しむ。
 
が、突然潮が緩む。
 
昨日もそうだが
とにかく潮が続かない。
 
そうなれば
お手上げ状態
 
釣技無き私
 
潮だけを頼りに、
そして武器に
釣りをしてきた私には、
こうなると
どうする事も出来ない。
 
もちろん
あの潮を見付け出す、
そんな事などは
到底不可能
 
万事休す
 
こんな時に思う。
 
釣技が欲しいと。
 
釣りが上手くなりたい。
 
少し休憩する。
 
潮が無ければ点で釣る。
本命ヒレグロベラ
本命メガネハギ
本命アカハタ
本命ダツ
本命ゴイシウミヘビ
本命ツムブリ
 
それらを釣りながらも
諦めずに潮を待ち続けた。
 
が、しかし
 
最後まで潮は動かず。
 
持ち帰りは無し。
 
迎えが来た。
本日もお世話になりました。
 
楽しかった二日釣り
 
終わればすぐに前を向く。
 
ありがとう宿毛
 
またすぐに来ます。
 
その帰り
いつもの場所で
完敗の乾杯
 
塩で頂くハンバーグ
この笑顔で
すべてが報われた。
 
私、連敗でも幸せです。
 
49歳の秋
 
人生は楽しい。
 
次回は次男にタマンを。