独自の戦略マネジメント手法の確立とリーダーの育成
今から考えれば、バブル期には戦略は必要なかったと言えるかもしれません。品質が良くて価格が安ければ物が売れた時代だからです。業界全体が伸び世界を席巻しました。我々はこれを戦略と思い込んでいました。今の世界を見てみると、東南アジア、特に中国等が価格と品質を武器に攻め込み猛威を振るっています。このグローバルな時代に我々が必要とするのは真の戦略です。既に多くの企業が気づき独自の戦略を立てて進んでいます。真の戦略「何をするのか、また、どうするのか」で同じ業界の中でも業績が明確に分かれてきています。こんなに戦略が必要とされている時代はないでしょう。勝ち組になるためには、御社独自の戦略を取り入れたマネジメント手法を確立し、継続することが重要です。
1. 独自の戦略マネジメント手法を確立する。
日本では、2000年ごろからマネジメント手法としてバランス・スコアカード(BSC)を採用する企業が増え、大手企業・中堅会社を中心に業種を問わず新しいマネジメント手法として取り組まれました。しかし、多くの企業が上手く活用できず、BSCの活用を断念しました。その多くは、BSC手法が日々のマネジメントの中に組み込まれていなかったのが原因と思われます。
バランス・スコアカードの提唱者:ロバート・キャプランの著書で、独自のマネジメント手法即ち戦略実行プロセスを確立した企業とそうでない企業とでの業績の差が明記されています。
この統計によると、独自のマネジメント即ち戦略実行プロセスは75%がバランス・スコアカード手法であり、成功している企業、いわゆる勝ち組企業の70%は独自のマネジメント手法を持っているという結果です。独自のマネジメント手法を持ち、戦略が実行できる組織にしないと成功は覚束ないということです。
しかし、どんなマネジメントでも、実行できなければ、意味がありません。キャプラン教授は次のように言っています。
「戦略を成功裏に実施している企業の唯一の共通要素は、優秀でビジョンを持ったリーダーが存在する。」ということです。当然トップのリーダーシップは重要なものですが、トップ以外にいかに多くのビジョンを持ったリーダーが存在するかが企業の成功に大きく関係してくるのです。
2. 戦略リーダーの育成
トップのリーダーシップは当然必要ですが、それ以外に、それぞれの戦略ユニット内でのリーダーが必要になります。いかにして自分の組織・グループが良くなるのか、成功するのかを常に考え続け、行動するグループを育て上げることが成功に結びつく一つの大きな方法です。その為にはそのグループを率いるリーダーを育成しないといけません。
リーダーになる人にはそれなりの資質が必要であると思います。今まではその資質のある人が自分自身で何をすべきかを取捨選択しながら勉強および努力をしてリーダーに成ってきました。でも今はそのような人が出てくるのを待っていては間に合いません。その為には、まずリーダーには何が必要か、どのようにしてグループを掌握していくのか、その方法を多くの人に教えてあげなければなりません。まずはリーダー候補の育成です。この中から資質のある人に芽生えが起こり真のリーダーへと生まれ変わるのです。真のリーダーをいかに早くまた多く育てるかが企業の重要課題に成ってきています。
① 戦略リーダーの知識武装
リーダーの資質の教育はリーダー候補になってから行うこととして、まず、知識武装教育を行います。戦略を実行できるグループを育成するために何をしないといけないかを教えます。戦略思考、即ち
・現状の分析方法の教育
・戦略の策定方法の教育(バランス・スコアカード手法を用います)
・戦略の実行方法の教育
・戦略の評価方法の教育
・戦略のフィードバック方法の教育
この様に何をどうすべきかマネジメントの手法を教えます。
m-Schoolで活用するツール「マイストラ」は、画面に沿って実行することにより戦略リーダーが知識武装できるノウハウが蓄積されています。
② 戦略グループの育成
知識武装を行った戦略リーダーは、次に自分の組織を戦略が実行できる組織に育て上げなければなりません。その為にはワークショップを行うことが有効です。知識武装で習得した現状分析をグループワークで実施します。このワークショップの真の目的は、ワークショップの成果物ではなく、グループメンバーの意識付けです。
・ベクトルを合わせる
・参画意識を持たせる
・戦略を理解させる
・責任感を持たせる
●ワークショップの具体的なやり方についてもこの「経営戦略術講座だより」で取り上げ説明いたします。
以上のように、戦略リーダーの育成を行い、真のリーダーを見つけ出し、且つグループワークショップで戦略が実行できる組織を作り上げます。そして確立された独自のマネジメントの中に戦略が組み込まれた手法を確立し、継続していくことが成功への道です。
「マイストラ」試用版のご提供は下記
http://mgtec.jp/modules/tinyd1/index.php?id=3



