誉田哲也 | 朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

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読書とは――著者や主人公、偉人、歴史、そして自分自身との、非日常の中で交わす対話。
出会えた著者を応援し、
本の楽しさ・面白さ・大切さを伝えていきたい。
一冊とのご縁が、人生を照らす光になる。
そんな奇跡を信じて、ページをめくり続けています。

複雑なのは、いくつかの流れが交差してきているからだ。

まだまだ続きがあって終わらない予感がする。

 

続きには何があるのだろうか──。

読み終えて、そんな思いが静かに残った。

本作は、まるで“巨大なプロローグ”のような構造をしている。

過去の事件のような大事件はまだ起きてはいない。

けれど、登場人物たちの動きが少しずつ交わり、

次に大爆発することを予感させる終わり方だった。

 

歌舞伎町セブン、NWOの新旧対立、東弘樹警部補の孤立、

そして伊崎基子の影。

それぞれが別々に動いているようでいて、

どこかで必ずつながる気配があるようだった。

 

最後の場面で、陣内陽一が東刑事を助ける。

「また俺を、助けてくれたのか。」

その一言が、次巻への扉をそっと開いた。

 

気づけば、続きが読みたくなる仕組みに

まんまと嵌められていた。

 

■目次

第1章から5章、終章

■著者等紹介

誉田哲也さん

1969年東京都生まれ。2002年『妖の華』で第2回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞受賞、03年『アクセス』で第4回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞