クラシック | 朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

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読書とは――著者や主人公、偉人、歴史、そして自分自身との、非日常の中で交わす対話。
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一冊とのご縁が、人生を照らす光になる。
そんな奇跡を信じて、ページをめくり続けています。

 

学生時代から身近に触れてきたクラシック音楽のなかでも、私は特にピアノが好きです。繊細な響きから過激な音まで、幅広い表現を生み出すピアノの音色を聴いていると、心がすっと整っていきます。

 

クラシックの名曲は、数百年前から現代まで受け継がれてきました。演奏家、指揮者、観客──その場にいるすべての人の心をつなぎ、感情を揺さぶる力を持つことこそ、クラシック音楽の最大の魅力だと思います。長い時を経てもなお残り続けていること自体が驚きであり、「よいものだからこそ廃れない」という事実に、人間の叡智の結晶を感じます。

 

本書では、たとえば

『クラシック音楽の「クラシック」ってどういう意味?』

⇒ラテン語で「最上級」を表す言葉。

 

『なぜ音をドレミと呼ぶのか?』

⇒11世紀のイタリアの音楽教師で修道士グィード・ダレッツォが、学習を効率化するために考案した。

 

『クラシック音楽の本当の面白さってどこにありますか?』

⇒聴く、演奏する、作曲する、背景を知る、学ぶなど、個々がそれぞれの面白さを見つけられる点にある。

 

といった、普段なんとなく気になっている「100の疑問」に対し、著者が指揮者ならではの豊富な経験をもとに一問一答形式で答え、その後に丁寧な解説を加えていきます。

わかりやすく、読み心地も軽やかで、たいへん興味深く読み終えました。数々の疑問が氷解し、今後演奏を聴くときの視点が豊かになる一冊でした。

 

 

目次

はじめに 

第1章 クラシック・音楽の謎?おしえて!(クラシック音楽の「クラシック」ってどういう意味?なぜ音をドレミと呼ぶのですか? ほか)

第2章 オーケストラ・演奏の謎?おしえて!(オーケストラの配置は誰が決めているのでしょうか?オーケストラの楽器の並び方って時代や国によって異なるの? ほか)

第3章 コンサートの謎?おしえて!(コンサートのプログラムはどうやって決めているのでしょうか?なぜ日本では客席側から見て、左側から出入りするのでしょうか? ほか)

第4章 指揮者の謎?おしえて!(指揮者の名前はどういう種類があって、どのように違うのでしょうか?指揮棒は色は決まっていますか?また、形や長さ、重さに違いはありますか? ほか)

第5章 作曲家・曲の謎?おしえて!(交響曲のタイトルで、○長調とか○短調とありますが、どういった理由でつけられるのですか?今のような五線譜はいつごろから使われているのですか? ほか)

コラム

参考文献

人名索引

あとがき

 

 

 

著者等紹介

曽我大介さん

指揮者・作曲家。桐朋学園大学、ウィーン音楽大学等でB.ハイティンク、G.シノーポリ、I.ムーシン、U.ラーヨビッチ、小澤征爾、田中雅彦、I.ケプテア、森正の諸氏に学び、1989年ルーマニア国立音楽院在学中にルーマニアでデビュー。ブザンソン、コンドラシンの二大指揮者コンクールでの優勝を始め、数多くのコンクールで上位入賞。以降日本、ヨーロッパ、南米を中心に世界各地に客演。ルーマニア・ブラショフ・オペラで《椿姫》やモーツァルトのダ・ポンテ三部作を指揮するなど活躍を続ける。世界各地の音楽祭出演や講習会の講師、コンクール審査員、作曲家としても活躍中。ルーマニア・ブラショフ市とブラジル・ロンドリーナ市名誉市民

 

 

【No2059】おしえて!そがさんここが知りたいクラシック100の謎 マエストロ曽我大介の快“答”乱麻 曽我大介 音楽之友社(2025/12)