本書は、幸せに生きるための「お金の減らし方」を提案する一冊である。
人生の選択肢を広げ、心の安心を得るためには、必ずしも“DIE WITH ZERO”を目指す必要はない!?
著者は、
・50代までに投資資産をつくる
・60代はお金を使いつつ資産を増やす
・70代以降は資産寿命を延ばしながら取り崩す
という段階的なお金との付き合い方を示している。
人は幸せになるために生きている。他人と比べず、自分にとっての幸せを探すこと。
「あとでしておけばよかった」と後悔しないために、今しかできないことを大切にしたい。
たとえば、
家族との旅行、旧友との食事、自分の趣味を楽しむ時間。
お金は貯めるだけでなく、健康、人間関係、経験や思い出(家族)にこそ使うべきだと感じた。必要なときに使えるよう、「生きたお金の使い方」をしていきたい。一方で、将来のための備えを怠らないことも重要である。
また、老化を防ぎ健康に留意できる、収入が得られる、知識や能力を活かせる、仲間が得られる、社会貢献ができる――こうした理由から、60代以降は働くほうが幸福度が高いという。仕事そのものの面白さや、世の中に貢献している実感が、幸せにつながる人は多い。
著者の「幸福の最大化を目指す人生」に共感した。
「50代以降、体力や仕事のパフォーマンスの低下を感じるようになったが、経済的なゆとりもでき、好きな仕事を好きな時間だけすればよいと思えるようになった。時間とお金を使い、幸福の最大化を目指す人生にしたい。」
この言葉は、今の自分にも重なる部分がある。
目次
はじめに
プロローグ
第1章 取り崩す前に押さえておきたいお金の話
第2章 お金がたくさんあれば幸せになれる?
第3章 資産ゼロを目指す投資戦略とお金の減らし方
第4章 自分に合った商品が見つかるおすすめ金融資産
第5章 知っておきたい定年後のお金と働き方
第6章 幸せになるための老後のお金
おわりに
著者紹介
頼藤太希さん
(株)Money&You代表。資産運用や家計の情報発信を行い、著書多数。
高山一恵さん
(株)Money&You取締役。ファイナンシャルプランナーとして家計・投資の相談や発信を続ける。
【No2051】50代から考える お金の減らし方―幸福の最大化を目指す 須藤太希 高山一恵 成美堂出版(2025/04)
