犯罪に巻き込まれないためには、日ごろから知識と考え方を身につけておくことが大切だと感じた。
そのためにも、日常の中で少し意識を向けたり、本を読んで心の準備をしておく必要がある。
目次を見てもわかるように、犯罪は「自分とは無縁のもの」と思いがちだが、実際にはそうではない。
むしろ、すぐ近くに潜んでいるもののように思える。
法的な視点で日常を見つめ直すと、生活の中には「犯罪になりうる」「犯罪になりそうな」ケースが数多く存在している。
本書は、こうした身近な事例を手がかりにしながら、「罪とは何か?」を考えるための教養としての刑法学を身につける一冊。
「なくなればいいのに、なくならない」──そんな罪について、立ち止まって考えるきっかけを与えてくれる。
知らないうちに被害者にも加害者にもならないために、大人として持っておきたい基礎的な教養だと感じた。
✦ 目次
はじめに
本書の使い方
第1編 日常編
おつりを多くもらったらどうなる?/誤って振り込まれたお金を使うと?/落とし物は拾っていいのか? ほか
第2編 お仕事編
借金返済のために会社のお金に手を付けると?/企業トップが越えてはいけない一線とは?/企業秘密を持って同業他社に転職すると? ほか
第3編 刑法の世界編
犯罪が成立するには?(罪刑法定主義)/「やってはいけない行為」とは何か?(実行行為) ほか
おわりに
✦ 著者紹介
穴沢大輔さん
明治学院大学法学部・消費情報環境法学科教授。
消費生活アドバイザーとしての実務経験も持ち、消費者問題や法教育の分野で幅広く発信している。
【No2032】なくなればいいのに。「罪って何?」を考える教養としての刑法学 穴沢大輔 自由国民社(2025/11)
