キリスト教の「七つの大罪」――傲慢・嫉妬・憤怒・怠惰・強欲・暴食・色欲。
この“七”に縁のあるミステリー作家たちが、それぞれの罪をテーマに描いた七編のアンソロジー。(ちなみに岡崎琢磨さんは「7月7日生まれ」)
まずは中山七里さんの「罪の名は傲慢」から読了。
名声も人望も厚い一方で、弟子や秘書へのパワハラが常態化している人気ジャーナリスト。彼から性的暴行を受けた新人ジャーナリストが警察に駆け込むところから物語が動き出す。
終盤にはしっかり“どんでん返し”があり、これが面白くて、結局最後まで一気に読んでしまった。ほぼすべて面白かった。
目次
•傲慢 罪の名は傲慢(プライド)/中山七里
•怠惰 手の中の果実/岡崎琢磨
•憤怒 移住クライシス/川瀬七緒
•嫉妬 オセロシンドローム/七尾与史
•強欲 十五分/三上幸四郎
•色欲 父親は持ってるエロ本を子どもに見つからないようにしろ/カモシダせぶん
•暴食 最初で最高のひとくち/若竹七海
著者プロフィール
•中山七里
1961年岐阜県生まれ。『さよならドビュッシー』で第8回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、2010年デビュー。
•カモシダせぶん
1988年神奈川県川崎市生まれ。お笑い芸人として活動しつつ、現役書店員。お笑い芸人として初の日本推理作家協会所属。
•岡崎琢磨
1986年7月7日生まれ。『珈琲店タレーランの事件簿』で2012年デビュー。翌年、第一回京都本大賞受賞。
•川瀬七緒
1970年福島県生まれ。服飾デザイナーを経て作家に。『よろずのことに気をつけよ』で江戸川乱歩賞受賞。
•七尾与史
1969年静岡県生まれ。『死亡フラグが立ちました!』で2010年デビュー。
•三上幸四郎
鳥取県生まれ。脚本家として活躍後、『蒼天の鳥』で第69回江戸川乱歩賞受賞。
•若竹七海
1963年東京生まれ。1991年デビュー。『黒い越流』で日本推理作家協会賞短編部門受賞。
