中山七里 | 朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

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読書とは――著者や主人公、偉人、歴史、そして自分自身との、非日常の中で交わす対話。
出会えた著者を応援し、
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一冊とのご縁が、人生を照らす光になる。
そんな奇跡を信じて、ページをめくり続けています。

「アマゾネス」千葉県警刑事部捜査一課の高頭冴子シリーズ。

前回の新疆ウィグル自治区の民族浄化問題では、大きく活躍し立ち回った高頭が主人公だ。

高頭班の郡山が親しくしていた隣人の小湊母娘が銃殺遺体となって発見された。横田基地所属の在日米軍人曹長スチュアート・ヒギンスが殺人事件の容疑者にあがった。しかし日米地位協定が壁として大きく立ちはだかり捜査がとても難航する。

しかし、高頭と郡山は、機転を利かしたり物凄い壁を乗り越える強い勇気と抜群の行動力があった。現実にはありえないかもしれない。ハチャメチャなかなり奇抜で強引な手段で相手側に突入していった。

中山七里さんには、もう当たり前となったどんでん返し。終わりにはちゃんと用意されていた。

もう一気読み。「そうだったのか!」

 

 <目次>

一 仇讐

二 治外

三 協定

四 乱入

五 武闘

 

中山七里さん

1961年、岐阜県生まれ。2009年、『さよならドビュッシー』で第8回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、2010年、デビュー